マラソンブームの功罪 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

近年のマラソンブームのおかげで全国各地の市民マラソン大会は参加者
増加が続いています。私たちのビジネスとしては非常に喜ばしい状況でも
ありますが、反面、参加人数が増えすぎて大会運営のキャパシティを
超えてしまっているような事例も見受けられるようになってきました。

市民ランナーのための情報サイトRUNNET内には 大会レポ というページが
あります。各地のマラソン大会に参加した皆さんが感想を自由に書き込み、
その大会を採点するというページになっており、参加者の皆さんへの貴重な
情報源となっているのはもちろんのこと、大会を運営する主催者の皆さんに
とっても貴重な意見を得られるページです。

このページを読んでいると、参加人数が増えすぎて大会運営のキャパシティ
をオーバーしてしまっていると思われる大会が出てきていることがうかがえます。
その結果、会場内やコースが非常に込み合って、多くの参加者の方が不満や
不平を感じる状況が生まれます。選手受付が大渋滞だとか、トイレが大行列
だとか、走るコースがランナーであふれかえって前の選手を追い抜けないとか。

中には運営のキャパシティをしっかりと見定めて、参加人数に定員を設定
している大会もあります。やはり過ぎたるは及ばざるが如しではありませんが、
物事には適正というものがあるようです。