昨日(1/21)、千葉県で開催されていたサンスポ千葉マリンマラソン というマラソン大会で大きなトラブルが
ありました。この大会のメイン種目であるハーフマラソン(21.0975km)の部において、係員の誘導ミスにより、
コースが約2350m短くなってしまったのです。つまりハーフマラソンに参加した人は全員、本来の距離よりも
短いレースになってしまい、タイムは全て参考記録になってしまったようです。
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(主催のサンケイスポーツのホームページより)
サンスポ千葉マリンマラソン 誘導ミスについてのおわび
1月21日、千葉マリンスタジアム・幕張メッセ周辺で開催された「第31回サンスポ千葉マリンマラソン」
(千葉市陸上競技協会、サンケイスポーツなど主催)のハーフマラソンの部(21・0975キロ)で、主管する
千葉市陸上競技協会の係員による誘導ミスで、約2350メートルコースが短くなりました。従って、ハーフ
マラソンは、すべて参考記録となります。参加者にお詫びします。
◆主管の千葉市陸上競技協会・内山英夫会長
「陸協係員によるコースの誘導ミスという、あってはならない事態を招いてしまいました。参加者、関係の
みなさまに多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします」
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これはあってはならないトラブルで、参加された方は本当にお気の毒でした。
私たち、タイム計測屋にとっても、これは重要な問題でして、実はこのような類似のトラブルは今に始まった
ことではないのです。今回のようなコースの誘導ミスというのは、昔から時々発生しています。
今回のように選手全員が誘導ミスになる場合だけでなく、先頭集団のトップ選手だけが誘導ミスになったという
こともありました。先導していた自転車やバイクがコースを間違えると、そうなってしまいます。
その間に、後続のランナーが正常なコースを走って、先にゴールして優勝! なんてことになると、大問題に
なりますが、実際にそういったトラブルも目にしたことがあります。
今回のサンスポ千葉マリンマラソンでは、コース誘導ミスによって2km以上も短かったので、先頭でゴールした
選手のタイムは世界記録よりも速かったそうですが、私たちタイム計測のプロは、このようなあり得ないタイム
が出てしまった場合に、それを疑わなければなりません。データの裏にトラブルが潜んでいる可能性がある場合、
いかに正確にトラブルを発見し、適切な対応が取れるか、プロとしての力量が問われます。
そのためには、世界記録や日本記録、そして市民マラソンでの通常の優勝タイムや、各年齢別ごとのおよその
優勝タイムなどが頭に入っている必要があります。そして、時にはこのようなトラブルがあるのだという知識と経験
ですね。これらが総合的にあって、現場での適切な対応力が身に付きます。