プレーイング・マネージャー | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

本日は所用があって小田急線に乗ったのですが、小田急線といえば沿線に専修大学 があります。

電車の車内にその専修大学の入試案内の広告があったのですが・・・、

専修大学
よく見ると、先日の箱根駅伝 のエース区間である「花の2区」で区間5位の好走を見せた、専修大学のエース

座間紅祢選手の写真ではありませんか。座間選手の好走もあって専修大学は見事にシード権を獲得した

わけですが、こうして入試の広告にまで箱根駅伝が起用されるというのは、大学にとって箱根駅伝という

コンテンツがいかに優れたマーケティングツールになっているかの現れだと思います。




さて、1月6日付の朝日新聞の土曜版にバレエダンサーの熊川哲也氏の記事が掲載されていました。

熊川氏はバレエダンサーとして世界の頂点を極められたのみならず、現在は自ら、Kバレエカンパニー という

バレエ団を率いて芸術監督としても活躍されております。「熊川氏は企画力・交渉力・情熱といった企業家と

しての才能もすばらしい」と評されています。所属するダンサーには徹底したプロ意識を持たせるよう指導されて

おり、自己管理をすることや、舞台だけでなく社会のルールや組織のルールを守ることもプロとしての素養で

あると述べておられました。もちろん自らも舞台に立ち続ける選手兼監督(プレーイング・マネージャー)として

ご活躍されています。


選手兼監督(プレーイング・マネージャー)といえば、プロ野球の東京ヤクルトスワローズの古田敦也 氏も

すぐに思い浮かびますね。熊川氏にしても古田氏にしても、組織のリーダーとしてマネジメントをしつつも、同時に

自らも1人のプレイヤーとしてもバリバリの現役選手をやっておられます。

このプレーイング・マネージャーというのは、ビジネスにおいても色々な場面で発生し得るポジションだと思います

が(たとえば店舗の店長などもプレーイング・マネージャーですね。数字の管理や人員の管理もしつつ、自らも

店頭に立つというような)、私も起業後はそのようなポジションで仕事をします。

単純に中小企業の場合、社長自ら何でもかんでも担当しなければいけないという一般論とは別にして、私たちの

仕事の場合、1つのスポーツイベント(マラソン大会など)に対して1人の業務担当者を付けます。この業務担当者

の仕事をプレイヤーの仕事だとすると、私は起業後も、そのプレイヤーの仕事を続けるからです。もちろん、

経営者としての全てのマネジメントもしなければいけません。


そういった意味で、プレーイング・マネージャーとして一流の方々のスタイルというのは大いに参考になります。