計測工房社長・藤井拓也のブログ

計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

一昨日は、長野県伊那市で開催されました

春の高校伊那駅伝2026 のタイム計測を

計測工房で担当させていただき、私・藤井

が計測ディレクターを務めさせていただき

ました。

この大会は、高校陸上界ではその名を知ら

れた有名大会で、12月の全国高校駅伝の

出場校がずらりと顔を揃えます。

最大の特徴は、3年生が卒業する3月の開催

ということで、1・2年生だけが参加する

大会ということ

新年度の戦力を占うレースであり、春の

全国高校駅伝とも呼べる全国クラスの大会

です。

 
 

今大会は BSフジさんにて全国生放送されまし

た。長野県内では NBS長野放送さんによって

地上波TV生放送されました。

 
 

午前10時に女子がスタート。
女子は5区間21.0975kmです。
12月の全国高校駅伝と同じ区間数で

総距離も同じですが区間ごとの距離設定

は全国高校駅伝とは異なります。

 

なお、今大会では選手の皆さんのアス

リートビブス(ゼッケン)に装着されたIC

チップにて計測をおこないました。

 

 

この大会での計測箇所は全10ヵ所です。

 


女子第1中継所(いなっせ)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフS氏撮影)

 


女子第2中継所(伊那バス)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

女子第3中継所(伊那食品工業)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフM氏撮影)

 

なお、伊那食品工業 さんは大会のメイン

スポンサーでもあり、地元の有名企業です。
大変立派な経営をされていることで知られ、

全国の企業経営者の模範として名高く、

創業者の塚越寛さんのご著書は私もかつて

起業前に拝読させて頂きました。
(→その時のブログ

 

女子第4中継所(小出三区公民館)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフM氏撮影)

 

 

フィニッシュ地点の伊那市陸上競技場です。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 

 

そして午後12時10分に男子がスタート。

男子は6区間42.195kmで12月の全国高校

駅伝より1つ区間数が少ない設定ですが、

総距離は同じです。

 

男子第1中継所(伊那市保健センター)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 


男子第2中継所(みぶの里)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。

(計測工房スタッフI氏撮影)
 

 


男子第3中継所(オートパル上伊那東部

中央給油所)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

 

男子第4中継所(伊那市役所)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。
(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

男子第5中継所(いなっせ前)。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置されています。

(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

TV生放送オンエアの長野放送さんの画面

には、弊社で計測したデータがリアルタイム

で送られ、各中継所での通過順位とタイム

(トップ差)が表示されていました。

 


スタート・フィニッシュ地点の伊那市陸上

競技場内に設けられた記録室です。

全部で10ヶ所の計測地点をリアルタイムに

データ処理を行い、計測データはTV生中継

の長野放送さんに送られした

この大会では計測地点が全部で10地点あり、

TV生放送へのデータ配信、そして大会公式の

リザルト(記録集)作成まで計測工房で担当

させていただいており、計測工房の中でも

屈指のボリュームの業務内容の大会となって

おり、記録室は私を含め3人体制で臨みます。

 

 


計測工房で今大会を計測させていただくのも

15年目になりました。
(計測工房スタッフH氏撮影)
 

計測工房として長年に渡り今大会に携わらせて

いただき、その経験で集積したノウハウによっ

て今大会の業務は最適化されています。

しかし、これだけ続けてきていても、新たな

課題が尽きることがないというのが偽らざる

事実です。

真剣勝負を毎年繰り返し続けます。

 

 

 

伊那市陸上競技場にて、春の高校伊那駅伝

の年表を見つけましたが、今から40年前の

1986年の記述に、

 

 「前回までソロバンだった記録の集計

作業がパソコンに

 

という一文を見つけました。

 

ソロバンで記録集計・・・、私も実際には

見聞きしたことがありませんが、極めて熟練

の職員さんへの属人性の高い方法だったこと

だけは想像できます。


なお、AIによる説明は下記です。



(ここから)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔の陸上競技(特に1980年代までの高校駅伝

や地方大会)では、ソロバン(そろばん)を

使った記録集計がかなり一般的でした。

特に参加チームが多く、選手が数十〜数百人

に及ぶ駅伝大会では、ゴール後のタイム集計が

非常に大変で、熟練のそろばん使いが活躍して

いた時代です。

ソロバン集計の主な流れ(当時の実務的なやり方)

各中継所・ゴールでのタイム取得

ストップウォッチ(機械式)で各選手の
通過/ゴールタイムを記録。  
紙の記録表(ランナーシートや中継所シート)
に「ゼッケン番号・通過時刻(分:秒.1/10秒単位)」

を手書きで記入。

タイムの持ち帰り・集計場所へ

中継所ごとに記録係がバイクや自転車・徒歩で

本部(ゴール地点の集計テントや体育館)に

記録用紙を急いで運ぶ。  
駅伝では特に「タスキリレー」の区間タイム

計算が必要なので、急ぎで本部に届ける。

そろばんによる計算作業(ここが本題)

区間タイム計算:

区間ゴール時刻 - 前区間ゴール時刻(またはスタート時刻)
→ 引き算をそろばんで高速処理。  
 

チーム総合タイム:全区間の区間タイムを足し

合わせる(足し算)。
例:5区間駅伝なら5つの区間タイムを連続で足す。  
 

多くのチームが同時に入ってくるため、複数人

のそろばん使いが並んで作業。

一人が区間タイムを計算 → 次の人が総合タイ

ムを累積加算。  
またはチームごとに担当を分けて並行処理。

順位決定と掲示

総合タイム順に並べ替えて順位を決める

(ここはそろばんではなく手作業や表計算)。  
手書きで順位表を作成し、会場内の掲示板に

貼り出す(アナウンス係がマイクで読み上げも)。

特徴・難易度

1/10秒単位の計算をミスなく高速でこなす

必要があったため、珠算競技の上位レベル

(段位保持者や大会入賞者)が記録集計の

主力でした。
参加チームが40〜50チーム以上になると、

数百件の足し算・引き算が発生。ミスが1つ

あるだけで順位が全部狂うため、非常に緊張感

のある作業でした。
 

1980年代後半〜1990年代にかけて電卓が徐々

に導入され始め、1990年代後半〜2000年代

初頭にパソコン+専用ソフトへほぼ完全に移行

した歴史があります。

まとめ

当時の高校駅伝(特に地方大会や春の高校伊那

駅伝のような歴史ある大会)では、ソロバンは

単なる計算道具ではなく「記録の正確性と速報

性を支える最重要ツール」でした。熟練者が

複数人並んで珠を弾く光景は、今見るとかなり

レトロで貴重な光景ですね。現代の電子計測

(光センサー+ICチップ+リアルタイム集計

システム)と比べると信じられないアナログさ

ですが、それが1980年代までの陸上競技記録

のリアルな現場だったということです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ここまで)

 


私たちの仕事が昔はそういう方法でおこなわ

れていたんだという歴史を改めて知る機会と

なりました。

 

 

 

朝、ホテルの部屋のカーテンを開くと

南アルプスが眼前に飛び込んできて、

ああ伊那谷にいるんだったと実感。

 

 

昨夜は昨夜で夕食を終えて戻っていると

眼前には中央アルプスの山並みが夕暮れ

に溶け込みつつありました。

 

 

2つのアルプスに挟まれた伊那谷。

年に4~5回は訪問すること、かれこれ

20年近く。通算100回ぐらいは来ている

のかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

長野県伊那市に入っています。

春の高校伊那駅伝 の前日準備でした。

 

 

会場となる伊那市陸上競技場では多くの

選手の皆さんが練習をしていました。

 
 
計測機材のテスト風景です。
明日は全10地点を計測します。
 
 

「もう1つの全国高校駅伝」とも称される

高校生ランナーの大舞台です。

今大会は BSフジさんにて全国生放送されます。

長野県内は NBS長野放送さんによって地上波

TV生放送されます。

 

 

 

 

本日は 春の高校伊那駅伝 の機材の積み込み

をおこないました。

 

今大会とご縁をいただき、計測工房で計測を

させていただくのも今年で15年目となりました。

 

明日から伊那市へ入ります。

 

 

 

 

タイム計測の会社をするには、計測機材、

PC、プリンタ、周辺機器、イベント機材

など、とにかく「物」を大量に持つ必要が

あります。

 

それらを持つために初期費用が必要なのは

もちろん、一度買えば終わりではなく、

経年劣化・故障・破損による買い替えは

つきまといますし、仕事拡充に伴っての

追加購入など、とにかく常に「物」に

お金がかかる実感があります。

 

 

 

 

会社の成長も個人の成長もすべからく

「漸増」が良いと思っていますが、

2026年の計測工房の受注数もこれまで

同様にその傾向がハッキリ見えている

のは安心材料です。

 

身の丈を超える急成長は不要だと考えて

います。

 

 

 

昨日計測で訪れた檜原村は東京であり

ながら東京とは思えぬ山深いところです。

村の人口は2000人弱、面積の93%以上

が林野。最寄り駅はあきる野市の武蔵

五日市駅なので、車を使わなければ村に

来ることは出来ません(武蔵五日市駅

から走って村まで来るランナーはいます)。

 

計測工房は東京の東の端にありますが、

そこから車で檜原村まで最短2時間弱。

 

 

昨日の計測テントの背後も山でした。

 

 

東京にも山村が存在するということを、

地域資源として活かす(大会を開催する)

のは大いにポジティブだと思います。

 

 

 

 

本日は東京都西多摩郡檜原村にて開催された

数馬マウンテンチャレンジ2026「数馬回峯」
のタイム計測を計測工房にて担当させてい

ただき、私・藤井が計測ディレクターを務め

させていただきました。

 

 

今大会は4Peaks(20km D±2000m)、
3Peaks(14km D±1400m)、1Peak
(8km D±600m)の3つの部門があり、
最長種目の4Peaksの高低図は写真の通り。
急峻な登りと下りが繰り返されるマウンテン
ランニングの大会です。
 
 
会場は数馬の湯です。
スタート・フィニッシュ地点にはタイム計測
用アンテナマットが設置してあります。
 
 

4Peaksのスタート前。
なお、今大会では選手の皆様のゼッケンに
装着されたICチップにてタイム計測しました。
 
 
スタートして山へと向かう4Peaksの選手。
 
 
こちらは1Peakのスタート風景です。
10代の選手の活躍が目立った種目です。
 
 
4Peaks男子優勝は市毛富士雄選手でした。
タイムは2時間20分11秒。
 
 
4Peaks女子優勝は池神悠希選手でした。
タイムは3時間1分34秒。
 
 
フィニッシュした選手の皆様には各自の
タイムと順位の印刷された完走証が発行
されました。
 
 
表彰式風景です。
 
 
私がオペレーションした計測テントです。
 
 
今大会は、檜原マウンテンチャレンジ
シリーズとして2026年は春夏秋冬1回ずつ
開催の年間4大会のシリーズ戦の第1戦と
なっています。
東京都内でも本格的なマウンテンランニング
が出来ることを広めたいという矜持あふれる
大会でした。