計測工房社長・藤井拓也のブログ

計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

本日は長野県佐久市へ。

本日は7月23日ですが、今月はこの23日間で、

 

7/1 長野県

7/5 三重県

7/6 三重県

7/7 三重県

7/8 三重県

7/9 兵庫県

7/10 岡山県

7/11 埼玉県

7/14 群馬県

7/19 秋田県

7/23 長野県

 

という感じで、あちこち動いています。

 

 

夏(7月・8月)は計測工房の閑散期で

仕事が極端に少ないわけですが、昔は暇を

持て余すことが嫌でした。

 

今となっては夏の閑散期こそが、年間の

全ての調和を取るための、なくてはならない

重要な期間だと認識しています。

 

たとえば、オフィスの自分のデスク周りの

片付け1つするにも、夏しか無理です。

他の季節が忙し過ぎるのです。

 

一事が万事この調子で「緊急ではないが

時間がある時にやろう」というタスクは

夏にしか出来ません。

 

夏がなければ、会社の調和は取れないだ

ろうなと思います。

 

 

私の趣味のランニングは完全に仕事ありき

でおこなっていますので、ランニングの

年間スケジュールも仕事によってコント

ロールされます。

 

仕事の繁忙期のピークである10月中旬から

12月中旬までの丸2ヶ月は、現状の計測工房

の状況では自分の時間を持つことも不可能

なので、ランニングは強制的に中止です。

(長期的には改善したいですが・・・)

 

したがってレースに出られるのも9月まで。

レースに向けてのガチの練習ができるのも

9月までです。

そこで年間のトレーニングは終了し、また

12月下旬から次のシーズンに向けて1から

作り直します。

いわゆる秋冬のマラソンシーズンはレース

に出られるコンディションではありません。

私のレースシーズンは5月~9月です。

 

今年は8月に2レース、そして9月に1レース

を残すのみ。

残された時間の中、達成したい目標に向けて

トレーニングを重ねます。

 

 

昨日、秋田への移動のお供に読了。
パリ五輪陸上日本代表の田中希実選手の
父でコーチの田中健智氏の著書『共闘』。
 
・前例のない道で世界トップ選手に至った
 過程。
・そのトレーニングの思考。
 
が書かれています。中でも、
 
・置かれた環境でいかに創意工夫するか。
・地道な練習を続ける。
 
がトレーニングの要諦であると書かれており、
これは全ランナーに通じるでしょう。
 
私自身、結果を追求したいランナーとしては
特殊環境にいることを自覚しており、
 
・人生の最優先事項は仕事。
・土日も仕事。
・10月~12月は仕事が忙しすぎて走れない
 (強制オフ)。
 
という環境の中でいかにランナーとしての
パフォーマンスを上げられるかをこれからも
追求していきます。
 
 
 

本日は秋田県大仙市へ。

今年10月13日に記念すべき第1回大会と

して開催される 大仙太田ハーフマラソン

の打ち合わせでした。

 

 

スタート・フィニッシュ地点のメイン会場は

大台スキー場です。

マラソン大会でスキー場がメイン会場という

のは珍しいです(トレランでは普通ですが)。

 

スタート直後は下りで、フィニッシュ直前は

登りになりますが、コースは見通しの良い

田園地帯となります。

 

第1回大会ということで記念の大会になります。

是非お勧めしたいですね。

 

 

 

インクジェットプリンターを新規に10台

購入しました。主に完走証発行用です。

 

もともと20台ぐらいは在庫を持っています

が、ハードワークによる故障で戦線離脱する

ものが多々あり、戦力補強の必要性に迫られ

たというところです。

 

夏の閑散期には、こういった機材の対応など

この時期にしかできないことをやります。

 

 

 

18年目に入った計測工房ですが、ようやく

本当の意味での安定期が見えてきた気が

しています。

 

・クライアントさんに満足いただく。

・さらに仕事をいただく。

・適正な利益を得る。

・社員の皆さんの待遇も含めた働き甲斐が

 確保される。

 

といった好循環こそが安定の礎だと思います。

 

経営者の私が未熟だったことを踏まえても、

ここに至るまで苦節の17年だったなと思い

ます。

 

安定とはつまり、より価値の高い仕事を提供

できる体制ということなので、その方向へ

絶えず向き合いたいです。

 

 

 

このたび、陸上女子800mで高校2年生の

久保凜選手(東大阪大敬愛高)が19年ぶり

の日本新記録かつ日本女子初の1分台となる

1分59秒93をマークしたことが陸上界で話題

です(→参考記事)。

 

ところで久保選手が和歌山県出身と知り、

もしかしたら計測工房で彼女を計測したこと

があるのでは?

と思って調べてみたら、やはり弊社で計測さ

せていただいていた和歌山県市町村対抗ジュ

ニア駅伝で計測していました。

2019年大会(冒頭写真)では当時小学5年生

の久保選手を計測していました。

 

こうした出来事は計測工房あるあるの1つと

言えますが、日本各地で長く計測をしている

からこそのご縁です。

 

 

 

昨日は群馬県吾妻郡東吾妻町で開催された

THE 岩櫃城★忍び登山 に選手として出場

しました。

 

 

東吾妻町のシンボル・岩櫃山(標高802m)

に駆け上がるスカイランニングレース。

出場したメインレースの「岩櫃忍者コース」

は、7.8km D±550mというミニスカイ

レースですが、7.8kmという短い距離の中

にスカイランニングのエッセンスが濃密に

凝縮されたレースです。

 

 

岩櫃山。

コースをざっくり説明すると、

 

1.8kmロードとトレイルの登り(+150m)

(山に入る)

1km登り(+200m)

1km下り(-200m)

1km登り(+200m)

1km下り(-200m)

(山から出る)

1.8kmトレイルとロードの下り(-150m)

 

コースの中に平坦な箇所は最初と最後の

ロードだけで、山の中は急峻な登りとテク

ニカルな下りの繰り返しです。

 

ちなみに過去2年連続で出場し、今年で3年
連続の出場でしたが、過去2年はコロナ禍に
よる距離短縮開催だったのでフルコースの
出場が今年が初めてとなります。
 

 

レース前のウォーミングアップでコースの

最初の1.8km(スタートから登山口まで)を

下見して、序盤の走りをイメージ。

 

 

スタート前から雨となりました。

スタート・フィニッシュは東吾妻町役場。

 

 

【スタートから登山口まで】

約1.8kmのロードとトレイルの登り。

ロードでは先頭集団の後ろの方につけるも、

トレイルの登りになると1人だけガクッと

ペースが落ちる。登りは苦手なので慌てず

マイペースで。後ろから抜かされることは

気にしない。

 

 

【山に入り1回目の登り】

登りは無理をせず全歩き。
4人ぐらいのパックの最後尾につく形。
雨で山の中のサーフェスは悪く、慎重になら
ざるを得ず、結果的に1回目の登りは心拍の
上昇も抑えられた。
 

 

【1回目の下り】

最初の登りを終え1回目の下りセクション。
今回、雨でズルズルのサーフェスになって
おり、滑ってしまう恐怖心から、とてもでは
ないが走れなかった。
過去2回と比べても著しくスローダウンした
区間となってしまった。
下りなのにほぼ歩き。
上りではパックだった前の選手とも離されて
しまった。
ただ下り切って、一度平地に出たところで
走れた区間で前の選手を1人抜かす。
過去2回はここの給水所で給水するも今回は
雨で暑くなくてスルーしました。

 

 

【2回目の登り】

 

(大会オフィシャルフォトより)

きついきつい2回目の登り。ここは全歩き

ですが、とにかく体を動かし続ける。

終盤には写真の鎖場もあり。

ただ3回目の出場なので、コースを覚えて

おり、意外とこの区間は早く終わる。

登り切ったところで前の選手が先を譲って
くれて順位を1つ上げました。
 

 

【2回目の下り】

 

(大会オフィシャルフォトより)

山の中の最後の下りは岩がゴロゴロして

いる沢。ただ、1回目のズルズルのサー

フェスの下りよりはまだ走れた。

この下りで前を行く2選手との差が確実に
縮まってきたことを実感。
山を出てからの最後の下りで逆転できそう
な雰囲気で気力は湧く。
 

 

【山を出て登山口からフィニッシュまで】

最後の約1.8kmは全て走れるロードと

トレイルの下り。

ほぼ1キロ4分ペースで走りました。

前の選手を1人抜かし、もう1人の選手にも

あと3秒差まで迫れたところでフィニッシュ。

 

 

(大会オフィシャルフォトより)

フィニッシュ直前。前の選手まで3秒差。

 

 

(大会オフィシャルフォトより)
フィニッシュ直前。

 

 

今年のリザルトは、
1時間1分56秒
男女総合 19位/77人中
男子40歳代 7位/19人中
でした。
 
ちなみに距離が異なるとは言え、過去2回
のリザルトが、
2022年 男女総合 17位/84人中
2023年 男女総合 17位/76人中
だったので、3年連続で男女総合の順位が
ほぼ同じでした(17位→17位→19位)。

 

今年はタイム的に1時間切りを目標にして

いたのでそれが達成できなかったことは

残念でした。雨でサーフェスが悪くて、

山の中の1回目の下り区間のタイムがひど

すぎました。下りなのにほぼ歩いてました

から。

過去2回出場した時の山の中のタイムから

すれば、あと4分速かったので、今回も

サーフェスが違ったら57~58分台では

行けたと思います。

まあ全てひっくるめて、山の経験不足で

あることは間違いないです。

 

 

今大会の個人的な課題ポイントで言えば、

スタートから登山口までの約1.8kmのロード

とトレイルの登りのうち、トレイル区間での

スピード減速を抑えること。

それでもう少し上位の方で山の中の区間を

推移できれば、後半の下りは結構勝負できる

と思えるので。

 

登攀力(速く登る力)が一朝一夕に身に付か

ない以上、ベースは走力の向上ありきだと

思うので、引き続き5000mのタイム短縮に

邁進します。

 

来年以降も機会があれば今大会に挑戦したい

です。

 

 

 

 

本日は群馬県吾妻郡の東吾妻町で開催され

ました 第10回 THE 岩櫃城★忍び登山

行ってきました。

 

 

今回はタイム計測の仕事はなく、スポーツ

タイマーをレンタルする仕事でした。

 

 

東吾妻町のシンボル・岩櫃山(803m)

に登って下りて来るスカイランニングの

大会です。

 

 

岩櫃山は真田領として史跡が残る名勝で

もあり、真田忍者にちなんで今大会は

忍び登山と名付けられています。

 

 

会場はお城を模して造られた東吾妻町役場。

 

 

最初に行われたキッズレースの時は曇り

でしたが、その後のメインレースは雨と

なりました。

 

メインレースは7.8km D±550mという

スカイランニングレースです。

私も選手として出場したのでそちらは別途

レポートします。

 

 

表彰式の様子です。

 

 

今大会の参加者は200名弱で小規模な大会

でありながらも、第10回大会を迎えられ、

地域に根付き、ここにしかないオンリー

ワンの地域資源を活用している大会です。

 

メインレースは距離7.8kmということで

どうしても集客的にはロングレースが好ま

れる世相がありますが、参加すればわかり

ますがめちゃくちゃ面白くて難しい7.8km

なので、その魅力をどう訴求していくか。

業界共通の命題だと改めて思いました。