生まれて始めてのギブアップ | 双極性障害

双極性障害

双極性障害と診断されて

私が会社員を辞めた時が、自分が本当の意味でギブアップした時だった。




発達障害に加えて双極性障害なので、自分で会社での居場所をなくしていっていたのだがなんとか耐えていた。




周りも自分の頭が元々変なのに、さらに狂人(躁状態)になっているのがわかっている。

でも精神病という聖域のため自分に対してズバリ注意できない。

柔らかく遠回りに気づかせようとしてくれてもなかなか気付くことが出来ない。

モンスターをどう扱っていいのか誰もわからない。


「○○さんは、嘘つけないからなあ」
「大人の会話ができない。」

「なんか変じゃない?」
「本当にそうかな?」
「自分ではそう思うんだ?」
「なんでここにいるの?」

言えてこれくらいだった気がする。





発達障害の特徴の一つに、空気が読めないというのがある。

自分はまさにそのタイプで、嫌味や騙し、行間がわからない。
なんでも真に受ける。

今にして思えばよく騙される。

ズバリ言われて始めてわかるかどうかのタイプなのだ。

昔は友人は殴って止めようとしてくれたりしていた。そういうタイプなのだ。

喧嘩ご法度のサラリーマンが止めることはできなかったのかもしれない。

ズバリ言って欲しいのだが、サラリーマンにそれを求めるのは酷だろう。角が立つことを嫌うので。




組織に詳しい知人からは、
「組織人は上で変わる」
と言われたりした。

しかしこれも難しかった。

双極性障害の理解(というか対応マニュアル)はおそらくあったものの発達障害のマニュアルはまだなかったんじゃないだろうか。






さらに自分でも発達障害だということに気づいたのは、もっとあとになってからだった。






もういろいろあり過ぎてお互い声をかけれない。

でもとある事がきっかけで、身体が痙攣を出したりする時期になってからだったが、上司と話せる場を設けてもらった。





上司に自分の思いを話した。

双極性障害でおかしいこと。
発達障害があること。
自分はダメだ。それでも生きなきゃいけないということ。


ただ会社としては、なんともいう事ができなかったと思う。



あの段階での上司が言えることは、
「会社がどう判断するか」
だった。

この時心の中でギブアップした。

この聞き方じゃこうなるに決まってたがそれが精一杯だった。




メンタルなんて、なったことなきゃ本当の気持ちを理解するのが難しい。

発達障害はなおさらだ。

周りが本当に理解するのは難しいと判断した。

それでは自分も周りも苦しむだけだ。




幸い日本なのでセーフティネットがある。
障害年金や生活保護。

これ以上ダメになる前にここに身を落とすこと考えた。





精神病なのここまで考えれた事が救いだった。




ただ、もう働けない。
普通のことが全然できない。




多様性多様性というが、自分は多様性の枠にも残れなかった壊れた人間だ。



まぁ精神病患者のたわごとだけど。コッチ視点言い分はこんな感じ。