ある中学校の予定表(7月末~8月末)を目にした。憤りをはるかに超え悲しくなってしまう。
まず、8/24日(木)に2学期の始まりって一体どういうことなのか?
以前から夏休みの異常で大幅な短縮に大反対しているけど、まだトンデモナクくそ暑い24日からもう学校って信じられない。
夏休みを短縮しないと文科省が定めている授業日数、時数を消化できない。もう教室にはエアコンがあるから暑さは凌げるなどと、現場からはお決まりの回答が返ってくるのだろうが、そんなのは大人の都合であり、子どもたちのことなど考えていない。自分の立場を守ろうとするだけの保身そのものだと思う。
子どもたちにとっての夏休みの意義は何度もアップした。夏休みだからこそできることがある。また異常気象で熱中症が続出する中、夏休みを早めに切り上げて学校を再開することなど到底理解できない。
ここ何年かで10日以上も短くなってる、一体どういうことなのか。
さらに、中体連の全国大会が終わる前に学校が始まるっておかしくないのか。
全国大会に出場する選手はほんのわずかだけど、夏休みが終わっても大会が続いているって、中体連関係者の頭はどうなっているのか。
次は先生方のこと、8/14(月)~17日(木)が閉庁期間つまりお盆休みなのだろうが、たった4日間って、これではどこにも行けない、ゆっくりできるわけがない。
世間では夏休み中は先生方も休みでいいな~なんて思ってるかもしれないが、それは30年も40年も前のこと、今では毎日出勤、昔みたいに緩い勤務ではない。
職員会議、作業、部活動指導・大会、校内研修、講演会・・・、今では夏休み中もトンデモナク忙しい。普段は授業準備の時間が取れないので夏休みにまとめてやろうと思ってもとてもできる状況ではない。
教員(義務教育)=超ブラック職場という事実が世間に知れ渡ってしまった現在、夏休みの多忙化はさらに教員志望者激減に拍車をかけることになる。
結局は夏休みを短縮することが自分たち(教員)の首をさらに絞め上げることになる。
子どもたちにとっても、現場の教員にとっても夏休みが短くなることは、「百害あっても一利なし」こんなことが正当化され、あたかも当たり前のようにまかり通っていることが腹立たしい。
正直、オールフリーになった自分には関係はないが、未来の子どもたち、先生方のことを考えると黙ってはいられない。
どう考えても教育界の偉い人たちがやることは歯車が狂っていて人間的でない。
本当に悲しくなってしまう。 (続く)
