「クララのバカ!意気地なし!」
アルプスの少女ハイジで、名台詞によってクララが立ちます。
ここに至るまで、ハイジとクララは紆余曲折の末、友情を深め、ハイジを怒らせてしまったことへの複雑な感情で立つことを決意します。
ポイントは、いきなり出逢って「クララのバカ!意気地なし!」となっていないこと。
クララにとっては、立たないことにメリットがあるかもしれませんし、立つことが必ずしもその人の幸せであるかは別。
クララに立とうとする気があるかは大切です。
歩いてみたい。
走ってみたい。
でも、わたしには無理・・・。
本当に無理かどうかは、やってみないとわからないこと。
わたしの場合、仕事なので好かれた方がいいに決まっていますが、結果が出なくて良いのかをベースに考えてハイジのように「立ち上がって進んで行く価値観」を押し付けてしまっているかもしれないと、日々思います。
変化の確実性が高い「望んでいることとのズレは何か」を考えて戻すなんて実際は、余計なお世話でしかないです。
この頃お客様の変化が速いのは、本当に変わりたい方がご自身にぶつかっていっているためなのです。
「ご自身の中にある立つ力を信じて、立ちに来ている」感じは、「頑張る」とは別物です。
