日曜日もお天気はまずまずでポカポカでした。
午後からは雨が降る予報だったのでジャガイモを植えました。

昨年の6月に収穫したジャガイモの子孫たちです。
小さくて食べ残したものが芽を出しました。


 

 


ジャガイモは完全放置プレーで育つので、昨年の同じ畝に埋め戻しました。





スペースの問題で11個だけ植えました。
最近はジャガイモも高騰しているので、もう少し植えたいところです。

 

隣に里芋も植えました。



今年の正月に里芋を食べましたが、親芋がめっちゃ美味しかったです。
そんなことで、小さいものしか残っていなかったので、無事に芽を出すかわかりませんが、また来年の正月に里芋が食べれたらいいですね。

 


芋ゾーン、準備完了です。




一気に気温も上がったので、玄関で越冬させていたコーヒーとバナナを庭に出しました。コーヒーの葉っぱは少し枯れていますが、大丈夫だと思います。

春雨で元気になると思います。

 



観葉植物として鉢植えしたバナナも元気です。
冬に葉っぱは枯れますが、根っこが生きているので大丈夫です。



我が家のバナナはブログ友だった方から種をいただいたもので、発芽したのは2010年6月でした。畑のバナナも、その5粒の種から命を引き継いだものです。
 

 



お天気が良かったので、チョビを連れて山の様子を確認してきました。
来月にはタケノコのシーズンも始まりますからね。

 

チョビがこの山に入るのは初めてです。

山道は「ひっつき虫」も多いので、草地は抱っこして進みます。




途中、イノシシの泥風呂が出来ていました。
名湯「泥風呂温泉」は繁盛しているようです。w



山の囲炉裏は無事に残っていました。
また週末にでも来たいと思います。



この山には我が家の代々の犬たちが眠っています。
先代のカイ君も眠っているので、墓参りと先輩たちにご挨拶しました。

 

 

「チョビも虹の橋を渡ったらここに来るんだよ」と伝えておきました。



竹の隙間から見える空が奇麗でした。




ついでに、気になっていた隣の「大明神池」を見てきました。



何やら立て看板が設置されていましたが、私が子供の頃はこの池で泳ぎ方を覚えました。特に危険な池ではありません。泳ぎを覚えていないことが危険です。

おかげで、小学校の水泳大会で遠泳で3km泳いでぶっちぎりで優勝しました。w

 

昔の人の子育ては、責任のある判断基準で正しかったと思います。

最近の「安全安心」という「事なかれ主義」は、裏返せば「無責任」です。
立て看板だけで免責されるという姿勢ではダメだと思います。
危険から遠ざけるだけでは子供は育ちません。

まだまだ 私も未成熟なので、5年ほど前にこの池でミニボートのテスト走行をしました。w
 

 

 

 


池の周りには小道があって、昔は一周できましたが、今は対岸までの道が残っています。歩きやすいところはチョビも頑張って歩きました。野生児の訓練です。w

 


 

 

先代のカイ君とはよくここまで山散歩に来ました。

 


途中崩れているところもありました。
田舎育ちのトイプーはこんなのはへっちゃらです。w



目的地の対岸までたどり着きました。
確認したかったのはこの風景です。



ここは元々「内池」と呼ばれた池でしたが、今はすっかり埋め立てられています。

 



チョビも大好きな「わんぱく公園」は、現在工事が行われていて完成予定図はこんな感じになるようです。



※この資料はネットで見つけたもので、最新の計画書とは違っているかもしれません。
https://www.city.kainan.lg.jp/material/files/group/23/kihonkeikaku_202006henkou.pdf

内池は埋め立てられてグラウンドとパークゴルフ場になるようです
わんぱく公園のすぐ隣にゴルフの練習場があるりますが、商売繁盛で喜んでいることでしょうね。w



前回チョビと山登りした時に工事していたところは駐車場になるようです。
元々はビオトープがありましたが、生息していた多様な生物たちはどうなったんでしょうね。


 

 

 

「自然博物館」と書かれている所が水族館になるようです。
自然博物館は県予算での開発ですから構想図からは除外されているようです。
お互いのテリトリーを意識したお役所仕事です。

和歌山県立自然博物館公式ホームページ
https://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/

今の自然博物館はマリーナの側にあります。
自然博物館のメインは水族館ですから本来は海の傍にあるのが自然ですが、津波対策で山の上に移設するようです。

 


 

 


総工費は14億円程になっています。
防災を全面に出すことで国の予算を当てにした開発なのかもしれません。



この資料の工期では2023年までの線引になっていますが、大幅に遅れているようです。そのためか?土日も休むことなく突貫工事が行われています。


 

海南市の中心街は、元々海だったところを埋め立てて建設されています。
なので100年に一度の「南海トラフ地震」の津波で沈むことがほぼ確約されている土地です。
能登半島地震での津波が記憶に新しいところですが、多少の堤防では最大8mと予想されている津波は避けきれないと思います。この計画書の被害想定は市民感情に配慮しているのか? かなり楽観的で甘いと思います。市民からは「市役所だけが山の上に避難した」と揶揄されています。

 

海南市地震・津波ハザードマップ
https://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/soumubu/kikikanrika/saigaijoho/hazardmap/1399545722296.html

 



もし津波による災害が起これば、この程度の仮設住宅数では全く足りません。
災害に強いまちづくりを根本から練り直す必要があると思います。

こちらの公園は阪和自動車道の「海南東インターチェンジ」に隣接しているので、京阪神からのパスは抜群です。先日の三連休の来場者のナンバーを見ると、ほとんどが大阪方面からの来場者でした。

そんな県外からの来客も見込んで200台ほどの駐車場が増設するようですが、平日は全くのガラガラです。連休中でも第1駐車場、 第2駐車場は埋まっていましたが、第3駐車場は空いていました。そんな状況でさらに200台の駐車場は地元民には全く不要です。市民のための施設であるなら、市民目線が足りていないと思います。



グラウンドの広いスペースはいざという時の仮設住宅のスペースを確保するためだと思いますが、ここは元々は谷間の池です。地盤も緩いし、もしこの場所にたどり着くまでの山際の道路が損壊した場合どうするんでしょうね。

自然防災に対する知識と想像力が足りていないと思います。
内池が緩衝地して機能していた保水力はどうやって補うつもりなんでしょうか?
その計画は何の記載されていませんので、もし前回のような大雨が降ればさらに被害が拡大する恐れもあります。

令和5年6月に発生した洪水は、この近くの山を削って通したバスバスが引き金になった可能性が大きいと思っています。ひょっとすると、その残土で内池を埋めたのかもしれませんが、 災害原因の検証が不十分だと思います。この公園の下流でも洪水が発生して、JR海南駅付近で車が浮かんでいる映像がニュースで流れたのが記憶に残っています。

 

 

この動画で「内池」付近からオバーフローして洪水が発生するシミュレーションをやっています。今見ると生々しいです。(30分前後から)

 

 

 

南海トラフ地震は100~150年サイクルで発生する言われていますが、そのサイクルだと次回は早くても20年後になります。一方、昨年のような洪水は今年も発生する可能性があります。そんな状況で前回決壊した河川敷の改修工事や強化対策は未だに進んでいません。


今すぐに危機管理が必要なのは津波対策ではなく目の前の洪水対策だと思います。しかも、その原因を作ったのはこれら一連の開発工事に原因がある可能性もあります。

「未曾有の自然災害」と責任回避することなく、しっかり原因を検証し、優先順位を付けて対策に取り組んでほしいものです。

 



今回建設している施設は20年後も機能しているのでしょうか?

既に老朽化して再考が必要な時期じゃないのかな? とも思います。

今さら計画の変更はないと思いますが、市民としては心配です。
「海南サクアス」もそうですが、観光促進なのか?防災対策なのか?どっちつかずの対応は二兎追うものは一兎も得ず」ということわざを肝に銘じて、すべき事をやってほしいと思います。

 

 

 

 

守り残したいのはこの風景です。(大明神池)

 

 

頑張る方向を間違わないで、頑張ってほしいものです。