富とは、所有物の総量ではない。
資産という言葉を聞くと、多くの人は金融資産や不動産、あるいは高級時計や美術品を思い浮かべるだろう。
もちろん、それらも資産の一形態。
しかし、私が関心を持っているのは、もう少し広い意味での資産。
それは、自由に使える時間であり、積み重ねた経験であり、物事を見極める知性であり、自分の判断で人生を選べる余地である。
どれほど多くのものを所有していても、それらを楽しむ時間がなければ、豊かさは限定される。
反対に、必要なものを見極め、自分にとって本当に大切なものに時間を使える人は、必ずしも所有物の多さに依存しない豊かさを持っている。
富を築くことと、豊かに生きること。
この二つは似て非なるもの。
資産を増やす知恵と、人生を味わう知恵。その両方を磨くことに意味がある。