私のアイコンは、砂時計。
それは、単に時間を計測するための道具ではない。
静かに落ちていく砂。 精緻に造られたフレーム。 素材が醸し出す重厚感。 そして、限られた時間のなかに宿る美しさ。
優れた砂時計には、機能だけでは説明できない魅力がある。
高価であることが、必ずしも優れていることを意味するわけではない。しかし、本当に価値のある品には、設計、素材、技術、歴史、そして作り手の美意識が凝縮されていることがある。
そうした背景に目を向けたい。
価格だけを追いかけるのではなく、その価格の向こう側に何があるのかを考える。
ブランドの名前だけで判断するのではなく、なぜそれが生まれ、なぜ長く愛され、何が人の心を惹きつけるのかを見つめる。
そこに、審美眼を養う愉しみがある。