Feeling the Earth - 「現地人だけが知る地球の歩きかた」 -461ページ目

Working Holiday 3

オーストラリアの旅の続き。メルボルンからはIndian Pacificという電車に乗ってアデレードに向かった。


駅には前もって予約していたバックパッカーの迎えが来ていた。80歳は越えてそうなおじいちゃんだ。Peterという名前でとてもフレンドリーに話しかけてくれた。とても小さなバックパッカーだったが、温かい雰囲気のラウンジがあり、日本人も数人宿泊していた。夜にはピーターがおいしいアップルパイを焼いてくれた。


Tak's Diary

With Peter


アデレードの街には、これといって有名な観光スポットはない。カンガルーアイランドという島のツアーがあるが、街からはかなり離れている。しかし、落ち着いた環境で勉強できるので、日本人の留学生たちに人気のある街だ。



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私は電車で半年間乗り放題のチケットを購入したので、アデレードは三回ほど寄った。オーストラリアは広いので、途中下車しなくてはならなかった。ちなみにその電車のフリーパスは半年間シドニー、メルボルン、アデレード、パース、アリススプリングス、ダーウィン間が乗り放題で450ドルだったと思う。大変お得なので、ラウンドする人にはオススメだ。

話は戻り、アデレードからパースに向かった。地図で見るとかなり離れていて、一日半くらい電車に乗っていた。

パースは世界の住みやすい都市ランキングで上位にランクインしている。治安のいいきれいな街だ。パースの滞在期間は5日間と短かったので、早速エージェントに向かい、現地の情報収集にあたった。有名なツアーが二つあり、一つはウェーブロックという波の形をした岩を見に行くツアー。もう一つはピナクルズといって、砂漠の中にそびえ立つ奇岩群を見に行くツアーであった。どちらも車で片道5時間くらいかかると聞いたので、ピナクルズを選んだ。



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London Court


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Cat Bus



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Friends


電車の関係で、アデレードに戻り、北のアリススプリンスに向かった。アリススプリングスはエアーズロックで有名な街である。

アリスでは、Annie's Placeという、バックパッカーに泊まった。そこでは、他の旅行会社よりも安くでエアーズロックツアーを提供していた。

私はそこで知り合ったドイツ人のTobiasとChrisたちと一緒にツアーに参加した。エアーズロックにはバスで行った。荒野の中をひたすら進んで行く。途中バスのエンジンがかからなくなり、ツアー客全員でバスを押さなくてはならないというトラブルに遭遇した。日本ではあり得ないことだが、ここはオーストラリアだ。


エアーズロックの周りには、キングスキャニオンとオルガという見所がある。キングスキャニオンは岩場を登り、広大な大地を見渡すことができる。オルガは宮崎駿の風邪の谷のナウシカのモデルとされた場所だと言われている。エアーズロックの周りにはカルチュラルセンターがあり、先住民アボリジニの生活を知ることができる。エアーズロックは高さ400メートルの巨大な一枚岩だ。岩の一箇所に手すりが付けてあって、そこから登ることができる。エアーズロックはアボリジニの聖地だし、危険なので登らない方がいいと書かれていた。しかし人生一度きりのチャンスだと思ったので、登ってみた。高所恐怖症の私にとっては、まさに試練だったが、無事頂上にたどり着いた。その時の気持ちは言葉では表しにくいが、オーストラリアの真ん中にあるエアーズロックの頂上にいるという達成感と不思議な解放感に満たされた。



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大陸横断鉄道The Ghan



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Ayars Rock

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Kings Canyon


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Mt.Orga





次はキャサリン、ダーウィン、ケアンズについて書こう。




黄色い砂漠の中に黄色い岩が無数に並んでいた。ここで写した写真が後にエージェントの広告に使われていた。2年後、ジェットスターの飛行機に乗った時に気づいた。一言、言ってくれればいいのに。パースにはもう一つモンキーマイヤーという、美しいビーチがある。そこはイルカの餌付けができるそうだ。