Feeling the Earth - 「現地人だけが知る地球の歩きかた」 -460ページ目

Working Holiday 4

アリススプリングの次は、再び大陸横断鉄道ガンに乗って北に向かった地下鉄エアーズロックのツアーに参加したために、資金は底をつき始めていた。そのため私は仕事を探さざるを得なかった。ちょうどそのときに風の噂でアリススプリングとダーウィンの間のキャサリンという場所でフルーツピッキングの仕事があるという情報を仕入れたため、キャサリンで下車した駐車場




Tak's Diary  

大陸横断鉄道ガン


町はとても小さくアボリジニの人たちが多かった。彼らは道路の端っこで固まって座っていた。あとで聞いた話だが、国が過去に隔離政策などのひどいことをした補償として家やお金を与えているという。しかし、広い大地で狩猟生活を営んでいた彼らにとって狭い家の中で一日中生活するのは苦痛らしい。


私はとりあえずバッパーに数日滞在して、そこで仕事を探すことにした。まず、町の仕事案内所に行ってみた。そこで働いているスタッフに「ちょうど男手が必要だったのよ。明日早速パスポートを持って来て!」と言われた。家具を運ぶ仕事だと聞いたのだが、パスポートがいるというのは何か怪しい。。。


翌日朝早く集合場所に行き、車で仕事場まで連れて行ってもらった。30分ほど運転して、どんどん林の中に入っていった。到着してビックリビックリマーク 


なんとそこは。。。


軍隊の基地だった!!


ゲートでパスポートと照らし合わせて顔をじろじろ見られた。何も悪い事はしてないのだが緊張する。中に入ると体つきの良い軍人がうろうろしている。本当に家具を運ぶのだろうか??結局仕事内容は言われたとおり、ベッドを運ぶことだった。しかし30度を越える炎天下の中での肉体労働は正直きつかった。途中でなぜ軍人達を使わないのだろう?もっと早く仕事も片付くのに。。。と不満を漏らしていた汗


長い1日が終わり、町に戻った。バッパーでは親切なオーナーさんが、ちょうどメロンのピッキングが始まるという情報を教えてくれた。結局基地での仕事は一日だけで、次の仕事に移った。ピッキング、体を動かすのが好きな私はワクワクしていた目しかし現実は甘くはなかった...




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バッパーのオーナーさん



深夜の0時に仕事は始まる満月ボスが全員を起こし、トラックの荷台に乗る。眠気と戦いながら、夜空一面に拡がった夜空を眺める。日本の都会ではこれだけ多くの星を見ることはないだろう。

畑に到着して、手袋を手にはめる。前には畑が延々と続いているようだが暗くてあまり見えない。大きなトラックから横にベルトコンベアーが出ていて、自分たちはベルトコンベアーの後ろに横一列に並ぶ。ライトで照らされた白いメロンを獲り、そのベルトコンベアーにのせる。メロンは転がっていって荷台のケースに溜まっていく。中腰をキープしたまま、30分かけて片道700/800メートルある畑を、トラックと共にゆっくり進んで行く。その作業は朝6時まで続く。朝7時からはスイカを11時くらいまで収穫する。

私がこの仕事で3週間その仕事を続けられたのは周りの仲間たちに恵まれたからだと思う。仕事が終わればみんなでご飯を作ったり、クリケットをしたりして遊んだ。最後の方は持病の腰痛が悪化して思うように動けなかったが、隣にいた子が私の分を手伝ってくれたしょぼん




最後の日にお別れパーティをしてくれたビール薪に火をつけて、その周りで踊ったり歌ったりした星オージーのおじいさんにテキーラを勧められて、途中からはあまり覚えていないワインあとで写真を見るとメロンでクリケットをしていた。。。なんと贅沢ことをガーン最高に楽しい夜だったニコニコ




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ファームの仲間たち☆




次の日の朝、私は朝ゆっくりとしていたが何やら外があわただしい。。。トラブル発生だ!なんとリーダーのカナダ人が寝坊してしまって、クビを宣告されたという。オーナーはかなり厳しい。以前もあまり働かない日本人がクビにされていた。その件で、一緒に働いていた人たちも納得できないと結局5人同時に辞めてしまったショック!後味の悪い去り方になってしまった。5人一緒に街に戻り、Pubで現地の人たちと楽しい時間を過ごした。




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仕事を辞めた5人

そのあとは友人と別れキャサリン渓谷に行き、トラッキングコースを歩きながら自然を堪能したヒマワリ




Tak's Diary

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キャサリン渓谷にて




次の目的地はダーウィン、次はどんなドラマが待っているのやら。。。