Feeling the Earth - 「現地人だけが知る地球の歩きかた」 -110ページ目

アルゼンチンの闇両替(カンビオ!!)

「闇両替」

この言葉を聞くと皆さん何を想像するだろう?

危険で恐ろしい響き「闇」

今日はアルゼンチンの「闇両替」について説明しよう。


2013年3月20日

私は、ウルグアイのコロニア・デル・サクラメントからアルゼンチンのブエノスアイレスに帰ってきて、一つやらなければならない事があった。

それは、両替だ。

ウルグアイで下ろした米ドルをアルゼンチンペソに変えるのだ。
なぜ米ドルが必要なのか?私も旅人からアルゼンチンに行くなら米ドルをたくさん持って行った方がいいよ!と言われていた。しかし、面倒くさいからATMで下ろせばいいと思っていた。

しかし、これが大きなミス!!

私のような何も知らない観光客は銀行の正規レートでお金を下ろす。もしくは両替する。銀行が一番安心だからだ。
しかし、レートがかなり悪いらしい。。。

ちなみに公式レート闇レートがどれくらいレートが違うのか?

私が両替した時は、
公式レート:1ドル=7.8ペソ
闇レート:1ドル=10.65ペソ
たった3ペソの違いと思ってはいけない!!

例えば、100ドル(約1万円)両替すれば、
公式レート780ドル
闇レート1065ドル
30ドル(約3000円)も違ってくるのだ!!

仮に300ドル(約3万円)を一回で両替すると100ドル(約1万円)も誤差がでるのだ。

だからアルゼンチンの人々はみんな闇市場で両替する。

フロリダストリートを歩くと、路上に立っている闇両替人が、
「カンビヨ、カンビヨ!(両替、両替!)」
と声をかけてくる。
ここのストリートが一番両替しやすく、レートも良い。


"Cambio"はスペイン語で交換とかお釣りという意味もあるそうだ。


しかし、中には金額(札の枚数)をごまかしたり、偽札を払う悪い人たちもいるので注意しなくてはならない。


では、なぜこのような現象が起きているのか?

アルゼンチンでは経済状況が悪く、アルゼンチンペソの価値が急激に下がってきている。今年のガイドブックに書かれている金額すらあてにならないのだ。アルゼンチンペソをいくら所持していても価値はドンドン下がっていく。不安な市民は安定した米ドルを求める。

アルゼンチン・チリなどでは米ドルを下ろすことができないので、多くの人々は近隣国ウルグアイに行って米ドルを下ろし、そのお金をアルゼンチンで両替するのだ。

ちなみに南米で米ドル下ろせる国は、
ボリビア、ペルー、ウルグアイ、エクアドル

ベネズエラの闇レートは正規の10倍!情勢が不安定なので今回は行けないが。。。


ストリートで大きなデモが行われることもめずらしくはない。


この闇両替については違法ではあるそうだが、警察も黙認しているわけなのだ。路上で普通に行われていても警察は取り締まらない。


闇両替人の多いフロリダ通り


もう一つの米ドルを持って行くメリット。。。
それは、私も被害に遭ったスキミング対策!!

南米はまさにスキミング大陸!
たとえ両替のレートが多少悪くても、スキミング被害に遭うことを考えれば、両替屋さんで両替した方がいいだろう。

スキミングについてはこちらの記事を参考にしていただきたい↓

「記憶にない銀行からの出金メール?!南米恐怖のスキミング犯罪」
http://ameblo.jp/timbertop2007/entry-11882619830.html

「スキミングの犯罪の調査結果と予防対策」
http://ameblo.jp/timbertop2007/entry-11882621367.html



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