佐渡の食 俺の備忘録 ライスカレー | 佐渡の食と佐渡の食文化

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生まれ育った佐渡の郷土の食や素材や料理法など綴っています。昭和の頃食べた伝統的な料理や素材にまつわる家族や村の話など交えて記憶に残る景色を綴っております。
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晴れると信じ込んでる

文化の日である。

 

カレーライスとライスカレー

一緒なのか

別物なのか?

 

大した問題ではないだろう

私のイメージは

真ん中にご飯があって

その上からまーるくカレーをかけるのが

ライスカレー。

端っこにご飯がこんもり

ご飯にあまりカレーをかけず

セパレートされているのが

カレーライス。

勝手にそう思っていた。

 

朝からソワソワ。


歩いて15分のところに
相川町立外海府中学校があった。


確か軽トラックの荷台に乗ったのか

歩いたのか記憶ない。


でこぼこの道であったことは
忘れない。


トンネルを二つほど抜けると
中学校が見えてくる。

そう!文化の日は文化祭。


父母につれられて教室を巡る。

 

習字や絵が張ってあるが
なんだかわからない。

 

そんなことなんかどうでもいい。

 

私の頭とお腹は校内に漂う

あの香しい、スパイシーなものに

全身全霊が注がれている。

 

鼻の奥にある匂いの伝達信号が

脳に伝わり

たくさんの記憶のカプセルを識別し

それはカレーだという信号に変換。

 

その瞬間に唾液がたまるー。

食堂は紅白の幕が張り巡らしてある。
メニューは二種類

天ぷらうどんかカレーライス。

食券を買い
テーブルに着き割烹着のおばさんに渡す

今でいうところのママ友。

11月の佐渡は初冬

薪ストーブが焚かれた食堂は温かい。

運ばれてきた~!
湯気が立ち込める
ほっかほっかのお皿に
たっぷりかけられたライスカレー
所々に肉が見える

グリーンピースが散らしてある。

家のカレーは定番の
鯖カレーだから
肉が入っているのは
珍しかった。

そう!肉入りライスカレーはご馳走!
先の割れたスプーンで
先ずは肉を口にいれる。


なんとも言えない至福の瞬間

豚肉の脂が旨い
次にご飯と一緒にカレー。


溶け始めたジャガイモ
旨い!旨い!
福神漬け

そしてカレー。

皿までなめてしまい母からにらまれる。

味わって食べることが出来るのは

霊長類最高峰の
ヒトにしかできない。

旨かったー

昭和の記憶に残る一品

ライスカレー肉入り

懐かしい!