日本語を学ぶ人たちは
大変だと思う。
サイジという読みを変換すると
沢山出てくる
日本人でもその本当の意味を
知っている人がどれだけいるか。
七夕などの節供や
日本人の暮らしに関連する言葉として
歳時 一年の自然の流れ(暦)
歳事 暮らしに伴う行事
祭事 神様がいる祭りコト
催事 人が仕掛ける催し
佐渡の我が家の節供で
料理そして飾りつけは
人日
上巳
端午
七夕
重用の節供は記憶にない。
日本の節供は五節供
1月7日 人日の節供
3月3日 上巳の節供
5月5日 端午の節供
7月7日 七夕の節供
9月9日 重陽の節供
全てにおいて未来を担う
お子さんたちの健やかな
成長を祈願していると
言っても過言ではない
やっぱりいつの時代も
人々はそれを祈っていた。
料理屋に従事していた頃の
しつらえと献立
流石に笹に短冊はしない
庭に茅を敷き詰め
木の桶に水をはり
香を焚き
五色の糸を束ね
組んだ青竹から垂らす。
日本料理というのは
そのものを見立て
色と形
和歌などから
イワクインネンコジライレキ
そして縁起を盛り込む。
ガラス小鉢にじゅんさい針生姜
銀彩浅鉢に滝川豆腐
椀はアワビの肝素麺
造りは鯛とイカ糸づくり
煮物は夏野菜炊き合わせ
油物はキスのズンダ揚げ
酢物は雷ウリ叩き山芋
宇治茶そば
水菓子は黒蜜の葛切り
糸のものと針
紅白と五色の縁起
滝川は天の川
そんな料理だったと記憶してる。
お題のあるあゆのささやき
鮎を塩焼きにして
笹を敷き詰め
その中に起こした炭をくべる
チリチリと笹から薄っすら煙が出る
それをとりわける料理。
七夕の逸話に因み
鮎の笹焼きを
あいのささやきと
風情のある言葉にからめた
日本らしい表現である。