他人に自慢できるものじゃないけどvol.7(#ついに手に入れたもの) | おいでませ!~ ば・ばぁむくぅへん's Room~

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特にテーマは決めてません。
家族のこと、好きなもの、思いついたこと、その他モロモロ・・・・・
心のおもむくままに書き綴っております。
よろしかったらのぞいてみてけらっしゃい。

皆様こんにちは。

 

 

前回は母の闘病記でした。

 

 

母が認知症を発症したとわかったので

担当地域の地域包括支援センターに

相談に行きました。

 

 

そのときの相談員さんに

 

「仕事を辞めないでくださいね。そのために

私達はいるんですから。」

 

と言われたことが忘れられません。

 

 

最初は近くの

小規模多機能型居宅介護サービス事業所と契約。

 

 

私の休みに帰宅という形でお泊まりのお願いを

しましたが、「それでは娘さんが休めなく

なってしまい、身体がもたないですよ。」

と言われてしまいました。

 

 

とりあえず始めてみましたが

やはりだんだん疲れが蓄積していく感じで

キツくなっていきます。

 

 

職員さんの仰る通りにお泊まりの日数を

増やしてもらうことに。

 

やっぱりプロだなぁと尊敬です。

 

 

冬を迎えるにあたり、

家の中は寒暖の差が激しいので

年中暖かい施設のほうがいいだろう、と

連泊に切り替えてもらうことにしました。

 

 

精神科を受診した際、

待ち時間の間に落ち着いていられるのでは、と

家にある小さなぬいぐるみを持参してみました。

 

 

それを手渡すと、思いのほか

ニコニコして話しかけたりしていましたが

診察のときにそれを生きていると主張。

 

 

主治医が「それはぬいぐるみですよ」と声をかけても

「生きている」と言い、話しかけたり撫でたり。

 

 

さすがの主治医も驚くばかり。

 

 

それが功を奏した?のか介護度が一気に4まで上がり

特養への入所申請が可能に。

 

 

次の年の春、

入所申請していた地元の特養に入れるとの

連絡をいただき、早速そちらへ移ることに。

 

 

本当にいろいろな方のお力添えで

ここまできたと感謝です。

 

 

入所前診断で施設の主治医から

脳の腫瘍の位置が良くないとの話がありました。

 

 

いつ生命維持を司る器官に影響が出ても

おかしくない状態とのこと。

 

 

それは病気を放置したこと、家族(私や夫)と

良い関係を築けなかったことも大きいと思います。

 

 

「だってお前がしてくれないから」

「だってお前のほうがいいから」

「だってお前が大変そうだから」

 

と、二言目には「だってお前が〜」では

さすがに私だって病みますよ。

 

 

そのせいか、向き合い方、関わり方が

投げやりになってしまったのは事実で

 

その結果を聞いても

「そうなんだ」と覚悟を決めただけでした。

 

 

何も知らずに車椅子に乗っている

小さくなった母の姿を見て

なんだかかわいそうになったのは確かですが。

 

 

そこは自分の器の小ささなんだろうなあ

と実感します。

 

 

そんな母も入所して数ヶ月後、

その年の初夏に旅立ちました。

 

 

私が喪主となり、お世話になった方々に

心より御礼を述べて見送っていただきました。

 

 

 

 

まだ次があるんです、スミマセン。

 

 

ついに手に入れたもの

 

 

 

 

 

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