朝食前に9000歩近くも歩いてた^^;


ホテルネタを1個だけ。

朝食美味しいし宿酔の身でも食べ切れるありがたいボリュームだったけど、雰囲気は合宿所というか、大学のセミナーハウスで出て来るメニューのようだった事だけご報告。


今日中に東京に戻らなければならないので開館前に到着するようホテルを出発。



まだまだおるんです(^^)


北上川の中洲(厳密には島ですが)に建つ『石ノ森萬画館』コンセプトは宇宙船だそうです。
毎時00分には竜に乗ったキャラクター達がお出まし。BGMが各々のテーマソングのマッシュアップだから入る前からテンションバカ上がり\(^^)/

入口の向かいにサンドアート。サイボーグ009が60周年との事……だから出張してるんだけどね^^;


入口から入るまでで撮れ高満点ですけど、実際は倍では効かないほど撮影しています^^;

以前丸の内に居た方と運命の再会。
2012年9月。なんのイベントだったっけ?




もうね、いちいち拾ってたらキリが無いくらい、隅から隅まで石ノ森章太郎ワールドなんですわ。




当然『HOTEL』だって押さえてます。



先生自身もそこかしこに居ます。最後に(a.k.a.最初に^^;)握手だって出来ちゃう(^^)


見慣れない彼は『シージェッター海斗』石森プロ監修のご当地ヒーローであり、遺稿のラフスケッチから起こされた、紛うことなき石ノ森章太郎作品。



そしてやはりこの話題は避けては通れません。そして甚大な被害と復興の過程をちゃんと伝えてくれております。

当然石ノ森章太郎作品を読める蔵書のコーナー(実際は他の漫画本も沢山あり、ちょっとした漫喫より豪華なラインナップだったりする^^;)、更に漫画ハウツー本の草分け『石ノ森章太郎マンガ家入門』を上梓しただけあって、漫画を描くワークショップが随時開催されてます。ここでも志を伝えてくれてました(^^)

心残りがありまして。受付やキュレーションのお嬢さん達の制服がサイボーグ戦士の、しかも白地に赤いマフラー赤ボタンという初回アニメ版009のコスチューム!とってもカワイかったんで画像に収めたかったんだけど、アラフィフ終わったオジサンがどんな言葉でお願いしたところで何かしらの犯罪かハラスメントに当たる気がしてしまい、撮影を断念……何かやりようがあったかしらん(>_<)
とはいえ随所で気が効いている事は確かです。エレベーターなんて扉閉まった瞬間「キミは、どこへ行きたい?」って聞いて来やがんの。膝から屑折れて滂沱の涙を流すとこだったわ(/_;)

3時間げぼが出るほど堪能して石巻発。仙石線で仙台、東北本線乗り換えて一路東京、にはならず須賀川(福島)で途中下車。
昨年の忘れ物を回収してきます。


昨年は隣の施設まで来ていたのに気付きもしなかった。ニカイダー並びに姉妹のサポーターに有るまじき所業(>_<)
『二階堂神社』ご挨拶することが出来ましたm(_ _)m

こちらはお社だけですが、これまたお隣の『神炊館神社』にて御朱印を頂くことが出来ます。社務所の営業時間と須賀川到着時間、更には駅からの距離(まあまあ歩くんです(>_<))がギリギリで、ほぼ飛び込み^^;。
この東北ツアーはありがたいことに「暑い」と思うことがほぼ無かったんです。日向におっても抜ける風が涼しかったり、夜は寒いくらいでホテルの冷房使わなかったくらいでしたが……福島まで来ると暑いね^^;この段階でまだ35℃とかじゃなかったかな。道中日陰も無く、おかげで暑さのリハビリとなりました。




昨年遠景でしか撮れなかった方々を撮影して、本当に帰路につきます。

総移動距離1269km
総歩数83166(ピクミン調べ)

しんどかったけど、楽しい旅でした\(^^)/
い~〜~〜〜じょお!


そうそう、イワンとフランソワとジョーの主張先が新宿駅京王口でしたので、


ちゃんと押さえておきましたよ(^^)

今回の旅の最終キャンプ地である石巻。目的はひとつです。

『石ノ森章太郎』私の毛の生え際に刻印されているのは間違いなくウルトラですが、同時期に沢山観ていた東映特撮ヒーロー物の原作者としてものすごく目にしていた名前です(当時ほ石森章太郎でしたが)。オープニングタイトルの次に出て来るんだからそりゃ刷り込まれますわね。当時の地方の子供向けTV番組は再放送が多かった(コンテンツが少なかった)割にネットしてないものも多かったから、リアタイかそうでないか、そもそも東映まんがまつりで観たっきりなのか記憶が定かではありません(その頃から設定資料や番組紹介ムック本が好きだったから記憶の混乱には拍車がかかる)。
漫画こそリアタイではないけれど(私より少し上)、学生の頃読んだ“ヤバい漫画”を特集したムック本(好きだねしかし^^;)で石ノ森作品がほぼすべてヤバい認定されているのに驚き、そこで初めて触れてハマりました。故に避けて通れないクリエイターなのです。

スケジュールでは8/4土曜17時過ぎに到着予定。早めの石巻入りには目的があります。

石巻駅と明日訪れる『石ノ森萬画館』の間にキャラクターがたくさん居るので、明るいうちに街歩き撮影会を済ませてしまおうと云う魂胆。まだ2時間弱は明るいから結構回れるはず……我ながら完璧なプラン(^^)
ところが小牛田乗り換えの石巻線では、停車駅という停車駅から続々とひとが乗ってきます。しかも半分以上が浴衣や甚平姿。一応電車は石巻より先には行くけれどこの人数が降りるような場所は……石巻だよなぁ(>_<)

八戸のおねえさまの言葉を思い出すまでもなく、石巻駅は都内のラッシュ時もかくやと云うくらいにごった返しておりました。この週末(8/2.3.4)は『川開き祭り』北上川河口の町石巻が1番盛り上がるお祭りの、しかも今夜は花火大会!メインストリートはホコ天になり、お祭りの屋台が立ち並び、そぞろ歩きのひと達と駐車場を探す車の列でキャリーケース引いてるだけで多少邪魔者扱い。当然街歩き撮影会なんて出来る雰囲気ではありません(>_<)
昨日の遠野同様お店入れなかったらどうしよう。そもそも営業してるのかしらと不安だけを募らせて今宵の宿へ。

どう見ても集合住宅の様ですが、本日のホテルの私の部屋の前です。3階建てでふた棟並んでおり、間にフロント、というか駐車場の管理室みたいのがあります。おそらく学生会館か研修宿泊施設だったものを改装したようです。そのせいか内装キレイで駅近なのにとってもリーズナブル(^^)ま、目下の心配事はコレではないので、とにかく今晩落ち着ける所を探しに出ます。
この旅は本当にここまで人混みと無縁なのが快適でした。電車は基本スカスカだし、秋田も八戸も遠野も日が暮れれば人影はほぼ無い。アクティビティだって漫画家がひとりで描いてても面倒臭くならない程度にしかひとが居ないから、往復したところで誰にも迷惑掛からない。
どうやってもひとの顔が写るので祭りの賑わいの画像はありませんけど、石巻に居るのに海鮮食えずに屋台のビールとフランクフルト、なんてのは御免だったので、とりあえず目星つけたお店に片っ端から飛び込んでみる覚悟を決めて街に出ました。



『酒鮮ばんだい』実は飛び込んだ1軒目^^;しかもお店のひとの方が「誰か入って来たんだけど、こいつ何者?」みたい空気が一瞬流れました。
聞けばまだ開店半年で初めてのお祭り。地元の人間でもないから他所のように屋台出す方法も判らず、とりあえず店は開けてみたけど花火大会ハネるまで仕事にならんだろうな、と思っていた矢先の出来事だったとの事。昨日はお祭りのせいで面倒な目に遭いましたが、今日はお祭りのおかげで旨い料理にありつくことが出来ました\(^^)/
ホヤ旨い!石巻ホルモン旨い!お刺身ふた皿にお酒も頂きました。全部旨い!o(^^o)(o^^)oしかも完全貸し切り状態なので大将とあんちゃんとホールのお嬢ちゃん1v3で相手して頂き、酔いと多幸感満載でお店を出る事となりました。
気分はヨーロッパ完全制覇完結編のエクス・アン・プロヴァンス(^^)まだ花火が上がる目抜き通りを経巡り、焼きそば買ったまでは憶えてますが、

この一葉は憶えていない。久しぶりに記憶を飛ばした酒宴でした\(^^)/

大将からの情報によれば、翌朝9時からパレードをやるとの事。そんなん始まったら街歩き撮影会なんて出来る訳が無い。
という事で狙い目は翌早朝。こちとらもうジジイだから早起きなんざ朝飯前(?)、完璧宿酔だったけど6時前に起きて経巡って来ました。




まず駅だけで撮れ高満点。ラッピング電車は止まってるし、ジェット・リンク飛んでるし、フランソワは美人です。
『目が口よりデカい』とジャパニメーションは揶揄されますが、サイボーグ戦士を立体化すると足が頭より大きくないとぽくなりません。小顔のフランソワはなおさらです^^;


駅中のライダーの隣が何故か空いている、と思ったら、この3ショットが『出張中』だと!?


イラストも多数。ペットントンも先生でしたか^^;

駅舎を遠景で置いときますので拡大してキャラクター見つけて下さい。ステンドグラス忘れちゃダメですよ(^^)

当然全部挙げてられないので割愛しますが、駅から徒歩10分の『萬画館』まで、オフィシャルだけで40近くスポットがあります。観ながら歩いていると当然曲が欲しくなるのでYouTubeで流し、次のスポットどこだっけと画像に戻し、またYouTubeに戻して歩き出す。朝から忙しい^^;


この辺はオフィシャル。『星の子チョビン』て緑だったっけ^^;



こんなのまで拾い出すと時間いくらあっても足りません。
そんな中1番撮ったのがこのお二方。



水木一郎アニキを丸々2曲聴き切ったからね(*^^*)
HPによると補修の為にしばらくキカイダーが居なかったんだそう。ツーショット観られて良かった〜o(^^o)(o^^)o

これもオフィシャルに載ってるベンチ(側面にゴレンジャーが!)。残念ながら背もたれ部分が破損、いや破砕されてます。何処行ってもこーゆー輩が居るのが嘆かわしい(>_<)


街歩きしかしていないのに長くなっちゃった^^;

なんでプラックと刑事ふたりに一旦〆てもらって……続きます!終わらんやった^^;^^;



八戸もうひとつのアクティビティにして、今回の旅のきっかけになったのが『八戸酒造株式会社』私の愛するお酒『陸奥八仙』を展開する酒蔵で、1時間に1回蔵見学ツアーをしてくれてるというのでノコノコやって来た次第。
とはいえ酒蔵見学ガチ勢の私なので、実質40分のツアーじゃさして大したものは観られないんだろうなと思っていたら、本当に大したこと無くてびっくり^^;四季醸造やってるかどうかは知らないけど、先様からしたらシーズンでもない夏場の真っ昼間に雑菌まみれの一般人を造りの現場に入れるなんてもってのほかだし、よしんば何もしてなかったらしてなかったでだぁれもいない作業場見せた所で先の展開なんかあるはずもない。時間限られてるから質問受け付ける雰囲気も無ければ、云ったところで答えて貰えるかどうかも微妙なツアーで、貯蔵蔵ふたつ回って終了。

あ、ちょっと強めの言葉が並んじゃいましたが、決してホスピタリティが悪い訳ではありません。むしろ試飲とお買い物にたっぷり時間取って、そこを楽しんでもらおうという配慮でした(なんせ次の見学組が来る。結構予約で埋まるツアーです)。
当然ながらお酒は旨い。規模と流通の大きさに比べて(ビデオ観る限りでは)機械化せず人手を使って造りをやってるだけはあるなと実感しました。右側の黒い瓶は蔵限定、流通でも通販でも出していないんだそう。蔵見学で釣って、限定品呑ませて、販売どころか再訪を促す……この商売上手!(^^)。

試飲を楽しんでいたところに来訪者。何のお祭りの何なのかを聞き逃した上に調べてもよく判んなかったのですが、かような方々が門口に立って、謡のようなものをひとっ節やってくれました。
実は直後にもう1組やって来て「皆さんラッキーね!なかなかこんなに来ないのよ♪」と蔵見学担当の上のおねえさま(どうやら営業であろう、しかもおそらく本当の姉妹でやられておるよう。ガイド担当が下のおねえさま、お会計と試飲のサーブ担当が上のおねえさま)がいたく盛り上がっておりました。あ、その上のおねえさま、喋りもいい感じ(^^)

昼を回ってすっかり静かになった駅に戻り、八戸線久慈駅で乗り換え。

今回の青春18きっぷの旅における例外『三陸鉄道リアス線』本来なら東北本線に乗って行けばお金掛けずに本日の目的地には着けるのですが、海辺を1両でトコトコ走るこの電車にどうしても乗りたかったので。
あまちゃん?知らないです。ドラマは基本的にウルトラ以外観ないので。でもまあザッピングついでに目に入ったことが無いことは無いですけど、トータル2分行かないと思うな。

この路線の楽しいところは『駅それぞれにキャッチコピーが付いている』名産品であったり、風景由来であったり、宮沢賢治の引用であったりと、車内アナウンスでひとつひとつ説明をしてくれます。三陸鉄道と麻雀プロとウルトラ怪獣の意外過ぎる共通点o(^^o)(o^^)o
そしてなによりシートが良い!そもそもJR在来線はこんなバカみたいな乗り方するヤカラに合わせたシートにしてないだけなんだろうけど、にしても柔らかさと角度が良いおかげで段違いに快適でした(^^)


宮古で乗り換えた車両にレア感があったので押さえておきました。ドラマ観てるひとには刺さるのかな。

リアスの海岸線を堪能しつつ車窓眺めてると、次第にだだっ広い空き地の風景が増えて行きます。干支一回り以上してるのにまだこんななのかと、悲しさと憤りでカメラは向けられませんでした。

おそらくですが、鵜住居釜石復興スタジアム。

釜石からまたJR釜石線に乗り換え、本日のキャンプ地である遠野に到着。

交番がカッパです^^;

宿に荷物置いて夜のお楽しみ……のはずが、どこの店も満員か貸し切り。そこで八戸酒造のおねえさまの話を思い出しました。
青森をはじめ東北は8月初旬にこぞってお祭りをやるそうで、しかもコロナ禍で疲弊した観光を盛り上げる為に今年はバラけていた日程を揃えたんだとか。実際この時期観光で来てるなら狙いはお祭りだろうし、日程揃っていれば短期間で沢山お祭りが観られる、という工夫をしたんだそう。現在8/2金曜日の夜。宵祭りをやらないとなれば、皆さん打ち上げの真っ最中ということで……いや、そりゃあねぇよ!咲様紗掬様降臨の生配信だって始まっちゃってるし(>_<)





神はお見捨てになられませんでした。カウンター整理してひと席造ってくれた『Deん〜隠れ家〜』様には感謝。ホスピタリティと、厨房接客すべてをお姐様方だけで担当する姿に癒されましたわ(^^)
地ビール、ジンギスカン串、地の豚料理、なべて旨かったけど「赤星置いてる店にハズレ無し!」てのがトドメじゃないかな\(^^)/

宿はビジホのクラシカルスタイル。温泉でもなんでもないけど、普通に『大きな24時間風呂がある』てのが嬉しかったな〜。

バイキングではないしっかり和定食の朝食。これにおひつが付くから結構ボリューミーで、少食の方は持て余すんではなかろうか^^;
しっかりガスチャージしてアクティビティへ。


『とおの物語の館』柳田國男が遠野散策のベースにしていた宿を柳田國男記念館に、そこに隣接する形で昔話をギミックにした紹介施設となってます。


私の郷里新潟も『さるかに合戦』『つるの恩返し』等のメジャータイトルを有する民話の里で、昔話、特にその地方の言葉で紡がれる昔語りが大好物。今回の旅の目的地を取捨選択してる時に選択肢として浮上した時は、無理しなくで観て廻れる事実を見つけて小躍りしたもんです。
こちらでは遠野に限らず色んな地方のタイトルに気軽に親しめる工夫がされてます。これでは不満と思うライト層には、画像に写り込んでいるソファが遠野言葉の語りを聴くブースになってまして、なかなかのストロングスタイルに笑みがこぼれました。
画像NGだったので載せてませんが、別棟では演者が立って語りの実演もやってます。新潟では1度途切れてしまっている文化を若手の育成も含めて取り組んでおりました。応援したい。


とはいえ私もストロングスタイルの側面持ち合わせているので、柳田國男と遠野物語を推してるのに昔話に特化するのはどうだろう、と思っていました。確かに昔話文化があるのは判るけど、遠野物語自体は柳田自身が冒頭で“これは実話である”と書いているように、カッパやザシキワラシを「むかーしむかし……」と語るのは違うと思うんだがな^^;オシラサマだっで白馬と娘の悲恋の話より田植え手伝った事の方が重いはずだし。
なので『物語の館』から5分と歩かない所にある『遠野市立博物館』は、これらを実話としてとらえて生活している姿の資料がてんこ盛りでとても楽しかった。

また特別展『遠野物語と異界』が良くてねぇ(^^)
(化け物観たいのにこの手の形が出来ません(>_<))




畏れ、思い、祈り、それらを形にして生活に取り込んでいた様子。雰囲気的には昔瑠美さんに教わって行った日本橋の『呪物展』にも似てました。


下の方に記述されてますが、天狗の衣にも縫い目無いんですってよ瑠美さん!

実は博物館の方にも昔話をヴィジュアルで観せる施設があって、水木しげるの画に羽佐間道夫と野沢雅子が声当ててるアニメーションがあったりしました。その縁かどうかは知りませんが、最後の展示は名だたる漫画家が遠野の妖怪を描いた色紙の共演です。
水木しげる、ちばてつや、やなせたかし、さいとう・たかを、モンキー・パンチ、石ノ森章太郎らを差し置いての筆頭はカッパといえばやっぱりの小島功(説明しませんよ!)……載せたいけどBANされちゃう^^;
並びのオチが水島新司ってのがシャレが効いてます(妖怪関係ねぇし(^^))。

本来なら土淵だの蓮台野だの行くべきなんでしょうけど、時間と足が^^;
てなわけで遠野から釜石線で花巻、東北本線乗り換えで小牛田、石巻線乗り換えで最終キャンプ地石巻へ向かうのですが、正直この旅で撮った画像の半分以上が石巻になります。

なので……続きます!多分次で終わるハズ(>_<)