劇団宇宙キャンパス共演者西谷萌参加。パフォーマンスユニットcoinイマーシブ・ダンスショー『film9』@王子神谷シアターバビロンの流れのほとりにて


相変わらずダンス公演は浴びる以上の事は出来ないんだけど、それでも同共演者渡辺香織のおかげで知見が増えつつあります。動きひとつ、技ひとつ取ってもパフォーマーによって形が違うし、それによってかもされる表現にも違いが生まれるのだなぁ、と。

かおりんの時のようなクラシックの、その中でも通俗名曲と呼ばれるような『強い曲』の場合は、演者もバッキバキにドレスアップしてバチコーンと跳び出すのがとってもハマるけど(何度でも書く。かおりんがモルダウ背負って跳んだ瞬間、本当に後光が差した)、本作のように歌詞合わせの振りを混ぜ込んでお芝居のように紡がれる仕立ての場合は、たおやかに穏やかにひきこんでくれる……プッシュとプルの差を経験出来ました。


優劣上下の話ではない、というダサい前置きをした上で。演者の皆さんが(実際はどんなキャリアなのかは知らないけど)ゴリゴリのダンサー体型で無かったことが、私の好みでもある以上に本作のテイストにとても合っていたと思う。


閑話。

正式入団でないとはいえ8年クラシックバレエの教室に通い、団主催公演に参加したのもあって、下は4歳から学生部を経て私よりお姉さんの団員との邂逅経験がありますが、全身くまなくトレーニングするからかなぁ、特に学生部のお嬢さん達は「バレリーナかくあるべき」みたいな同じ筋肉の付き方していた事を思い出す。みんな同じシルエットに加えて同じおだんごヘアーにしちゃうので本当に見分けがつかなかった、と今更になって白状しときます^^;


閑話休題。

色んな表現をするるんだからベースに色は無い方が良い、という考えは判ります(故に同じシルエットを造っている、のかどうかは知りませんが)。でもパーソナリティ含めての表現者と思っているので、各々の違いが見える方が私は楽しいと感じます。


この多士済々の中にあって、めぐさんがソロ任されたり群舞のセンター取っているのを観るのはどうあれアガります。自慢の『唄バラ』同窓生o(^^o)(o^^)o

残念ながら2/15千秋楽。お疲れ様でした♪

【第60回スーパーボウル】シアトル・シーホークス29-13ニューイングランド・ペイトリオッツ@リーバイス・スタジアム(カリフォルニア州サンタクララ)


箱推しのNFLではあるけれど、そしてこのゲームでシーズンの締めくくりというある意味1番大きな試合ではあるけれど、この試合の為に仕事も用事も入れないのはおろか朝から呑む為のコンディションを整えて臨んではいるんだけど……正直過去イチクラスで興味の持てなかった試合でした。

楽なスケジュールと常連強豪チームが軒並みコケたが故のこのカード。チームとしてスーパーボウルに慣れていないせいか選手もコーチ陣もふわふわしていて、特にシステムとして動かなきゃならない部分が機能しているとは云い難かった。解説有馬隼人さんが「申し訳ないけどこの両チーム、強さが感じられないんですよ」と云ってくれて腑に落ちました。こーゆー勝ち方勝ち上がり方をするチームって何かしらのノリやバイブスだったりチャームポイントとも云えるような耳目を引きつける部分があるもんだけど、今年に関しては……なぁ^^;



常々4chアナウンサーのアメフト実況が下手だ下手だと書いてきましたが、今年になってその内容が分析出来た気がします。結論としては『映っているものを実況しないで、自分の持ってきた文章を読もうとする』から。


文化は時が経つと形骸化する、の典型的なカタチで、古舘伊知郎さんが打ち出してウケたスタイルが見事にガラだけになった結果『実況アナウンサーはエキセントリックな言葉を並べてナンボ』みたいな風潮になってしまいました。加えて4chは箱根駅伝なんて画の動かないコンテンツをやらなきゃいけない為に、無駄に叙情的な文章を用意する傾向があるようです。

このスタイルがNFL中継と抜群に食い合わせが悪い。喋りを充てる素材は現地放送局のライヴ中継なので、入るテロップやインタビューは当然英語。加えてチームや試合のトピックスのまとめ映像や、試合に直接関係ない画像(選手の家族やオーナーの悲喜こもごも、ちょっとしたハプニング、観戦している有名人(テイラー・スウィフトがこの3年で何回抜かれたか^^;)etc.)、フィールド以外のスタジアムの様子や周りの街の風景などなど説明する事だけでも盛り沢山なんで、テメェの用意してきた情報性のうっすいどーでもいい文章が入る余地なんかそもそも無いんです。

ただラルフを筆頭に4chの連中は、その下らない文章をねじ込む方には一生懸命なのに、画面に映っている物を説明するという『実況の基本部分』を疎かにしがち。その上彼の地の事情も風俗もひとの顔も知らないから、説明すべき画面上の素材についてそもそも喋る事が出来ない。結果画面と無関係の話に終始してしまい、こっちの感想は「英語を読まない。説明しない。映ってる画の実況もしない。こいつら下手だなぁ」となる訳です。


(勘違いして欲しくないのは、それ故に古舘伊知郎が悪いと云っている訳では無いということ。古舘さんはエキセントリックな単語を並べたり文章を入れ込んで一世を風靡したけど、それ以上に実況をちゃあんとしています)


今思うに、現役時分の増田隆生さんは4chにおいて極めて異色のスポーツ実況アナウンサーだったんだなぁと思い至ります。4ch風の喋りや古舘風のエキセントリックな表現をせず、画面上の情報を漏らさず伝える事に腐心し(英語が堪能なので向こうの音声の即時通訳や英語字幕を読むのもお手の物)、それでいて情報や小ネタ(選手競技周りに限らず現地の風俗や社会情勢、選手元選手芸能人はおろか財界人のセレブリティの顔にまで詳しい)はザクザク出て来る懐の深さ。このスタイルのスポーツ実況にはうってつけの逸材でした。

ただこの増田さん、第28回スーパーボウルの93-94シーズン終わりで理由も告げずにNFL中継から外されてしまいます。他にも何名かアメフト担当アナウンサーが居たのですが軒並み脇に追いやられ、後任に入ったのが松永とかいう4chを煮しめたような輩でおそらく増田さんよりも年長者。いつまで経っても4ch風の実況をしないスポーツ部の上層部が大ナタを振るったか、年長者連中が要らん圧力を掛けたかの二択であると私は見ています。アナウンサーの世界も序列がモノを云うとか、先輩の指導は気に入ろうと入らなかろうとに有難く受けなきゃいけないとか、それっくらいは漏れ聞こえたりしますしね。

増田さん実況に慣れた耳に松永とかいう輩の実況は私の耳には聴くに耐えない物でしたし、評判もすこぶる悪かったと思います。個人の感想ではありますが、直後にアメフトは地上波での中継が急速に減り、当時ペンペン草も生えないようなBSに追いやられ、更には増田さんが後のスーパーボウル実況に召喚されたりしてる事実があるので、あながち間違いでは無いと思っています。

現在のメンバーで雑音無く楽しく聴けるのは増田さんとスポーツアンカー近藤祐司さん。若手が出てくれるのは有難いと思う反面、局アナ頑張れよとやっぱり思ってしまう。こんなに凄い先達が居るんだし、どっちがアメフト中継にマッチしているかなんか火を見るより明らかでしょうよ(>_<)


とはいえ良い所もありました。

NFL倶楽部アシスタントだった小高茉緒アナがハイライトながらNFL実況デビュー。志願との事なんで、是非NFLライヴ公式実況初代女子アナウンサーになって頂きたいところです。

スーパーボウルではピース綾部と一緒に居るオードリーを実況の席に出さなかった事。特に若林さんはお笑い芸人が居ると、私の聴きたい『4chアナウンサーを置いてけぼりにして解説とコアな話で盛り上がるモード』に入らなくなるので。


あれ、アナウンサーの話しかしてねぇな^^;



※タイトルはTBSラジオ『東京ポッド許可局』でマキタスポーツさんの放った名言。自身の感想からの妄想で組み上げた説(批判強め)を披露する時に有用な大発明と思います(^^)

『木星ピクニック』@座・高円寺2


ひょっとして経験の無い俳優陣をどうにかする為に作家演出家が頑張った結果、である事を否定は出来ないんだけど、私は立ち方の人間なのでその立場からの感想を書きます。

あんな穴だらけ隙だらけの脚本にしっかり食らいついて、結果楽しい演劇に仕上げた俳優達に、作家演出家は感謝すべきだ。


相当な未来のお話のはずなのにクラクラするようなガジェットの古さ(紙に書く手紙?メモもノートに手書き?)なんてのは可愛い方で、観客の解釈力に任せっきりの説明不足(レプリカントなんてブレードランナー知らなきゃまず理解出来ない)、その上で回収する為だけのよく判らない前振りを列挙する(コレが割と1番の犯罪)、挙げ句キャラクター全員に納得出来るようなオチを用意出来ずに終演する(放り捨てられたキャラクターが何人居たんだよ(>_<))なんざ作家の敗北宣言だよ。上演時間115分のはるか手前で席を立った人間は私の席(前から5列目)からでも3人は確認出来た。あの話じゃ仕方ない事と思います。体感時間長かったもんなぁ。

それでも楽しく観劇出来たのは、経験少なくてもがむしゃらに演劇に取り組んだ、そして一様に出力高くて観ていてこっちが元気出るような芝居しているお嬢ちゃん達と、クソミソな脚本に腐らずに(a.k.a.仕事と割り切って?)取り組んだベテランの両俳優陣がなんとか成立させようと頑張った結果であると私は見ています。

中学生たちもアウトローズも「こいつらの意味の無いダベリををずーっと聞いていたい」と思わせたのは俳優陣のおかげ。文句なしにあなた方の勝ちです。


団体にとって参加者がどういう立ち位置か知らないけど、舞台は俳優にとってプレゼンの場だと認識しているので、キャラクターと俳優名が明確に対応するものがペラ一枚、ないしはウェブ上にも用意されていない団体はそれだけでクソだと私は思っています。

本作にもウェブページはあったけど、グッズ販売ばっかり充実していて俳優の紹介はひとつも無かったなぁ。ロビーにチラシは置いてあったけど、キャスト表でもなんでもないから思い出すよすがにもなりゃしない。

あんなに良いハコで、おそらくかなりのバジェットを掛けて公演打ってるんだろうから、その辺ちゃんとやってくれよ。