乗り換えをしくじった分を加え東京出発から実に32時間、やっと最初のアクティビティに到着しました。



『青森県立美術館』以前この“あおもり犬”で一悶着あったようですが、そこに関しては良く知りません。


入場しフリーロッカーに向かう途中で、地元の中学生とおぼしき男子がおずおずと近づいて来て「あのう……お時間よろしいですか?」と声を掛けてきました。純朴な彼にとって自分より頭ひとつ大きなグラサンアロハ短パンの不精ヒゲオヤジがどう映ったのか、想像するだに気の毒で気の毒で^^;
その彼に渡されたのがこのファイルブック。青森県内5ヶ所の美術館を巡って楽しめる拡張アイテム、ってとこでしょうか。盛り上げようと少年少女たち頑張ってました(^^)

しかしながら美術館鑑賞はほぼ駆け抜けとなってしまいました。シャガールも棟方志功も良かったのですが、私のお目当てだった成田亨と寺山修司の展示が無かったからです(ミュージアムショップに多少……)。でも導線と案内のキュレーター陣がお見事で、突っ切った割にはしっかり観る事が出来てました。さすが評判の美術館だけはあります。
入場15分でフリーロッカーに舞い戻りキャリー引いて出てったグラサンアロハの姿は件の彼にバッチリ見られてました。「何しに来てん!」的な表情してたな〜^^;


おかげでじっくり観ることが出来たのは同じ敷地内にある(とはいえバスで移動しないと少々ツラい)『三内丸山遺跡』云わずと知れた本州最大の縄文文化遺構。博物館とセットで鑑賞出来ました。



サッカーのピッチ3面分くらい?結構アップダウンのある敷地内に復元された建物が点在してます(当然観客が多かったのでヒキの画が無い^^;)。櫓は知ってたけど高床式倉庫があったのには驚きました。
竪穴式住居も土葺き、板葺き、樹皮葺きの3種類。中には地元生徒がワークショップとして復元したものもあり、床に銘板が敷き詰められてたり。



当然の事ながらめっちや発掘作業真っ最中。露天もだけど、ある程度進んだ部分には上に屋根掛けて乾燥を防ぎつつ展示もするという贅沢な箇所も。


博物館展示も作業の一環。遺跡見つかる→作業施設建てる→拡張部分を博物館化して入場料も稼ぐ、といった道筋を辿って現在の形なんだろうな。縄文を浴びると同時に発掘作業の大変さも体感出来ました。ま、堅苦しいばっかりではなく、コスプレで映え画像を撮れるサービスもありますよ(^^)
心残りとしては無料ガイドツアーがほんと時間合わなくて参加出来なかったこと。ふた組すれ違ったんだけどこのガイドってのが地元の話好きのおいちゃんで、しかも青森弁バリバリでやってたんだよね。聴きたかったなぁ。

ここまで方言萌えの私としてはやや不満なのです。山形のひとはダニエル・カールみたいじゃないし、秋田のひとはギバちゃんみたいじゃないし(>_<)ここに来てやっと王林ちゃんみたいな喋りを聴くことが出来ました。


昨日散々削られてるので早々に宿に入るべく移動。『青い森鉄道』はJRではなく第三セクター方式なんだけど、青森ー八戸を途中下車せずに利用する場合は青春18きっぷで乗車が出来る、という特例があります。
なんでウォーズマンみたいな不気味キャラで推してるんだろう、と暫く本気で思ってました^^;



この日の〆は『祭や』@八戸
名物が地サバに地イカ。画として目新しいかどうかはともかく、アホほど旨かったのは間違いないところ。呑み比べ3種のお酒も頂いて満足な夕べとなりました。

翌朝のバイキングの画は撮り損ねました^^;2膳目にカレーを設えてから『しじみ出汁茶漬け』の存在を知るというミスはありましたが、せんべい汁と共にしっかり頂いて、負けバイキングにならずに済んだ事だけご報告。
本日の目的地は同じ八戸市内、八戸線陸奥湊駅で下車。力いっぱい漁師町で、駅前の鮮魚センターは朝市やってました。すげぇ活気o(^^o)(o^^)o

これは河口。湊ってくらいだから海が見えるんじゃないかと思って(車窓からばっかだったから)歩いてみました。あの橋の向こうに水平線が見えたんで進んだところ……

上手く行かないもんです^^;

さて、これから八戸もうひとつのアクティビティに向かうのですが、長くなったんでこの辺で。

続きます!

今年も色んな事を駆使して1週間の休みを取り、旅に出て来ました。ルールは『極力青春18きっぷ以外の交通費を使わない』ま、のちのち例外は出て来てしまうのですが。

ルールに則り、まずは最寄りのJR駅まで徒歩40分^^;4:51高円寺発の中央線快速からスタートです。

最初にして初日ほぼ唯一のイベントは、私と滝沢和典プロの出身地長岡(新潟県)。

新潟のメジャーなB級グルメ『イタリアン焼きそば&ぎょうざ(これは『ペア』なるメニュー名)』ただ長岡者としては「フレンドの」と云うひとことが付かねばなりません。県内にはもうひとつ『みかづき』なるチェーンがあり、悲しいかなそちらの方がメジャーなのです。
違いは明白。向こうは『イタリアン』と称すので無駄にフォークで食べますが、このメニューはあくまで焼きそばだしサイドメニューはぎょうざと決まっているので箸で食すのが正式です。
そして思い出補正される余地の無い、飽きのこない味(^^)
ここまで中央線快速→上野東京ライン→高崎線→上越線と結んで来ました。長岡も地味にターミナル駅なので上越線乗り換え→新津で羽越本線に。

堀慎吾プロの地元新発田は途中下車出来ませんで(>_<)

羽越本線は日本海の海沿いを走ります。ハタと気付いたのはこの道路が『水曜どうでしょう』東日本縦断ラリー編の舞台だったと云うこと。いいオトナが“東京から札幌まで72時間以内にカブで走破する”というなんとも馬鹿馬鹿しい企画……もう30年も前になるのか!

初日の夕餉は酒田(山形県)の『駅前酒場Q吉』アレな屋号ですが(主人であろうおいちゃんの名札に『Q吉』と書いてある^^;)、芋煮に地ウィスキーまで頂いて、美味いし和むしでいい時間過ごせました。

お土産付き♪
とはいえゆっくり出来ません。本日のキャンプ地(予約したホテルね^^;)はまだ1時間45分先。しかも終電なので寝過ごして車庫入ろうもんならエラい事です(>_<)
初日の投宿先は秋田(秋田県)。お気づきでしょうが本日は移動のみでアクティビティはありません。19時間半のほとんどを電車に揺られて、てっぺん近くで寝落ちです。

とても意識の高い朝食バイキングをどうぞ(白米は無く雑穀米のみ!そして比内地鶏きりたんぽスープが旨ぇのなんの(^^))。
8時間の滞在じゃ勿体ないくらい良いホテルを後ろ髪(は無くなって四半世紀経ちますが^^;)引かれるように7:27秋田発弘前行きに乗車……の予定でしたが、勘違いにより乗り損ねて9:44まで待ちぼうけ。在来線地方旅の怖いとこが出ました(>_<)

まだ最初のアクティビティに到達すらしていませんが、現地での時間が2時間以上削られた上に画像掲載枚数制限に該当するとの事Σ(゚д゚;)
なので……続きは次回の講釈で♪

劇団宇宙キャンパス共演者尾鷲知恵、Re:Play並びに劇団宇宙キャンパス共演者小春雪乃参加。劇団カンタービレ『天使になりた〜い!?vol.3〜私達オバさんですけど、何か???〜』@中目黒ウッディシアター
こちらも私的殿堂入り劇団で公演を心待ちにしてるとか、相変わらず舞台上でバンバン物を喰わせるとか、ここんとこの上演作品は過去作複数本をガッチャンコさせた物だったから派手さはあるけど違和感も出てたが本作はひとネタだからすっきりまとまってて観やすかったとか、長いことやってると色んなネタ衣装が溜まるからこーゆー時派手になって良いよねとか、まぁ書くネタには困らないんだけど。いちお上演記録でもあるので、これに触れない訳にはいかないよね^^;

上演中盤から照明機材にトラブル発生。しかも終盤の大ネタの為に仕込んだムービングがほぼ暴走状態で後半は明暗転以外機能していなかった。現在はパソコン一丁で管理操作するから、この陽気で熱暴走したのか、コンピュータウイルスに侵食されたのか……いずれにせよ老舗劇団を担当する照明チームだけに、最終盤にはなんとか復旧してみせてくれました(実はスケジュールの都合でいつものところにお願い出来ず、今回お初のチームに依頼したところこれがとんだ食わせもので…………てのは私が過去参加した劇団でのお話^^;)。
こうなるともういろんな想像が止まりません。照明班のトラブルシューティングでカラフルな稲光のように明滅する舞台と客席、多分に裏ではヴェテラン勢が若手や年浅の子たちに対処法を「無言で」語る姿が見られた事でしょう(後日「あの時の〇〇さんカッコよかったよねぇ(^^)」と語り草になるやつ)。復旧の一報が伝えられたのかな?それまでノーミスで進めていた芝居がラストシーケンスでテレコになる、なんて場面は極上のご愛嬌(๑ ิټ ิ)ヘヘッ

かようにこちらの団体さんは、肝の座った、多少のトラブルなどものともしない、信頼出来る劇団で間違いありません。同時にひとつの時間空間を共有するからこそ味わえる体験は、配信やアーカイブでは得られない貴重なものです。是非とも劇場に足を運んでいただきたい。
オススメです!15日まで♪