劇団宇宙キャンパス共演者岸本尚子主宰。大多和愛子、津崎真希参加。雨、時々酒『ぺんぺん草と百年家族』@新中野ワニズホール

本年下半期で一番期待していた公演(私的殿堂入り劇団除く)でしたが……開演後に俳優陣で体調不良者が出てしまい、快復の知らせが一瞬錯綜したりもしたんですが実際思わしくなく、最終的に全日程の大半が中止となってしまいライブで拝見出来なかった公演。

主宰者のご厚意で初日を定点カメラで撮った映像をYouTubeで無料公開してくれてます。今回は↓↓↓を拝見。


『舞台は劇場で観るもの』という信条があるんですが、本作はある意味配信で助かった部分があります。もし劇場で観ていたら、開演1時間辺りから滂沱の涙を流していた事でしょう。乾燥厳しいご時世ですから終演頃にはワニズの客席で干からびていた可能性すらあります(๑ ิټ ิ)ヘヘッそれくらい刺さった良い舞台でした。作演出が安心のFEVER DRAGON NEOさんだから当然っちゃ当然なんだけど。

母娘四代のクロニクルの脇を3人で回さなきゃいけない部分を逆手に取って、『火の鳥』的な工夫をしてる辺りなんか大好物(^^)


今まで観てきた家族物をふまえての感想になっちゃうけど、家族も組織であり成立要件を満たさないと簡単に崩れる反面、相互理解や尊敬をもって成立すると一番強い繋がりになる。そこには必ずしも血の繋がりは必要無い……てのを思ったかな。

血が繋がってるが故に疎まれたり邪魔扱いされたり枷になったりもしちゃうし、今までそんな話も山ほど観たからね。


俳優陣も当然手練れ揃いで素晴らしかったです。細かいネタはそりゃ劇場じゃないと伝わらない部分もあるけれどね^^;

どうしても知己3名に目が行ってしまうのが申し訳ないけど、私の知る関係性を下敷きにすると、愛子さんとつったんの絡みがエモくて最高でした。お岸さんを介しての凄い縦軸が見える(^^)



七草のひとつだし綺麗な日本語ではあるけれど、『なずな』と名付けられた女の子って、小学校低学年位で中途半端な知恵付けたクソガキどもから「雑草!雑草!」とイジメられてたんじゃないか、と余計な心配をしてしまいました^^;



やはり劇場で観たい作品でありました。諸々整えてなんとか同じ座組で再演出来る事を切に願うばかりでございます。

↑↑↑動画が回る事が助けになるかどうかは判らないけど、作品の素晴らしさを堪能するには充分の動画でした。全部ひっくるめて激しくオススメです!

ともかくお疲れ様でした♪


※タイトルはTBS Podcastの大人気コンテンツ『ジェーン・スーと堀井美香のオーバーザサン(Over the Sun)』で放送最初期から使われるアンセムと云っても過言では無い単語のひとつ。

この芝居が刺さる方々は絶対に楽しめる番組なので併せてオススメしときます(^^)

大学劇研後輩川原洋子所属。劇団桟敷童子『荒野に咲け』@錦糸町すみだパークスタジオ倉

夏と年末は桟敷童子を観に行く、とは石版に刻んだマイルール。ただ今年はスマートフォンの機種変更の煽りで案内を受け取れず、気付いた時には全席完売というしくじりを犯しまして(>_<)この公演の待ち遠しかった事と云ったら(^^)


原田大二郎、音無美紀子、藤吉久美子、斉藤とも子、小野武彦、etc.……創立25年で界隈では一目も二目も置かれる劇団さん。近年の公演にはビッグネームのゲストが毎回のように登場されてましたが、今回は節目の年の年末公演として敢えて劇団員だけで芝居を創ったんだそうです。とはいえスタッフa.k.a.いつもの出入り業者の隅々までいずれ劣らぬ一騎当千のツワモノ揃い。

付き合い長くなった立場から云うと、劇団員でくくるとこの顔ぶれになるのかぁ、あのひととかこのひととかおったけど皆さん息災にしとるだろうか、などど感慨も覚えたりします。


実際の事件を下敷きにしているそうですが、ネタとしてはいろんなとこで扱われている家族親族のお話。ガチャだの、毒だの、そこが起因する癖だの、どうしても上がらない受援力だのが絡まりあって、てな感じかな。

ネタバレしちゃうので詳しくは書けませんが、家族親族という十字架の取り扱い方としてはここんとこ観た作品の中で私は1番シンパシーを感じられるモノでした。年齢行きますとね、脳天気に生きてるように見えてる私にも身につまされる部分があったりするんすよ^^;


濃密な芝居、近年ではものすごく頑張ってたケレン、そしてお約束を敢えて……あ、これはネタのバレだな^^;

実力間違いない桟敷さんが混じりっけ無しで見せる現在地、是非劇場でお確かめいただきたい。オススメです!若干ですがお席のご用意も出来るとの事ですお見逃し無く!24日まで♪



※タイトルは、今回の芝居でいよいよ氏がリチャード・ローリングスに見えて来てたって事です。『Fast N' Loud』『Gasmonkey Garage』を参照の事(^^)(^^)

昼の部前座 十八…から抜け

遊京…新聞記事

“二ツ目昇進”辰ぢろ改 扇兆…元犬

ジキジキ…[音曲漫談]

扇橋…真田小僧

一九…たらちね

立花屋あまね…[民謡(向こう横丁のお稲荷さん 東雲節 淡海節)]

菊千代…権助提灯

正朝…蔵前駕籠

松旭斎美智・美登…[奇術]

馬の助…かつぎや→百面相

小さん…替り目

(お中入り)

柳枝…時そば

笑組…[漫才]

一朝…尻餅

木久扇…(地咄 流行歌と片岡千恵蔵)

さん遊…小言念仏

ストレート松浦…[ジャグリング(中国ゴマ 踊る傘 ボール)]

扇辰…匙加減



・スーパースター木久扇がこの番組に二度だけ上がる、と聞いて急遽行ってきました。どんどんキュートなおじいちゃんに仕上がってます(^^)


・蔵前駕籠、かつぎや、尻餅、匙加減と、なかなか掛からない&ここに来てお初の噺が聴けました。

ここんとこコンプライアンスの変化に引っ掛かって楽しめる落語が減ったように思っていたけど、芸人の工夫でそこら辺が気にならなくなる事を改めて実感しました(そう見える理由付けとか、ちゃんと『昔の話である』と振る事とか)。

柳枝の『時そば』が柳家っぽかったのは私の気のせいだろうか^^;


・民謡を看板にしてるだけあって、あまねさんの声量には度肝抜かれた。でこピアニカと共にライヴで見るべき芸がまたひとつ\(^^)/

スーパースターの興が乗ったおかげでストレート氏の時間が短くなっちゃったのはご愛嬌^^;