娘からのサプライズ | 悪性胸膜中皮腫と診断を受けて8年目を迎えましたが、いよいよ来たかな

悪性胸膜中皮腫と診断を受けて8年目を迎えましたが、いよいよ来たかな

平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。お蔭で7年を経過致しました。ここにきて、腫瘍が両肺多発転移してあることが分かり、これからは好きなことをしていきます。

今日は仕事なので朝からバタバタ準備をして会社に向かった。
会社のみんなは知らされているのか?事情が事情だけにどんな対応をされるのか?平生を装って入って行こうか?と頭を駆け巡りながら会社に着いた。
「おはようございます。」
笑顔で事務所に入ると、一斉に私の顔を見て励ましの言葉を掛けてくれた。ありがたい限りだ。
出庫の準備をして関西空港に向かった。
関西空港の待機場に着くと、事情を聞いていた同僚らが具合を聞きにやって来た。笑いながら、悪性胸膜中皮腫であること、平均寿命根2年と言われたことを正直に告げた。何故かと言うと、運転手の中には人の気持ちを考えず持論を展開する迷惑な人も少数ではあるがいるので先に手を打った。
殆どの方が気を遣ってくれ、笑顔で接してくれたので私も落ち込むことなく助かった。
車の掃除をし、汗で濡れたシャツを着替え車の中で涼んでいると、娘からLINEが来た。何やら画像が送られてきた。私はその画像を見てビックリした。何故なら、私も娘も大好きな原口選手と娘がツーショットで写ってたのだ。もっとビックリしたのは次の写真で、それは娘と原口選手のツーショットに娘が原口選手のサインが入った私のユニフォームを持っていたからだ。
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感激の余り、車の中で汗と一緒に涙が頬を伝った。
「ありがとう!」と私は直ぐにLINEを返信、周りの同僚に自慢するように見せびらかした。
その後は気分良く仕事ができたのは言うまでなく、私は心から娘に感謝の気持ちで一杯になった。