本ブログの目的は、学生をはじめとした「広告ビギナー」の方への予備知識として、またある程度キャリアを積んだ人も改めて自分の業務を包括的に捉え復習できるようにしていきたいと思います。このブログを見ておいてよかった、このブログが役に立った、と言われるよう、様々な内部事情や情報を現役広告マンならではの視点でお伝えします。
Q21:テレビCMの料金体系
テレビCMは主にエリア内の世帯数(または人口)とタイムクラスによって正規料金が決められている。だが実際は需要関係、広告主との過去の取引実績などが大きく影響する。
基本的には料金の変動が大きく、そのつど専任の窓口(広告会社のテレビ局担当)を通じての確認が必要だ。
「番組提供CM」では「媒体料+番組制作費込み」で、
例えば
30秒枠・月額4000万円(原則2クール:6ヶ月)という形で売買される。
「スポットCM」は媒体料だけだが、いくつかのタイムクラスをセットで販売することが慣例的に行われているので、希望する枠だけを確保するのは難しい。
またスポットCMは「1本いくら」ではなく、時々の「1GRPあたりの単価」が局ごとに決められていて、過去の視聴率実績から出稿によって得られると予想できるGRPをその単価にかけて算出する。
つまり発注も基本的には「いつからいつまでの期間に何GRP分を」
というオーダーになり、
例えば
1000GRPを申し込んだ時の単価が10万円であれば、1000×10万円で1億円となる。
●季節によるスポットCM料金の変動
繁忙期:3月~7月(新年度・新生活期・GW・夏のボーナス期)
閑散期:8~9月
繁忙期:10月~12月(冬のボーナス期・クリスマス・年末商戦期)
閑散期:1~2月
【まとめ】
基本的には、番組提供CMは番組一本を6ヶ月間、スポットCMは○○GRPを任意の期間、という形で料金が決定する。
【breaktime4】広告業界の人材事情④ 外資系広告会社MEの場合
MEではタレントマネージメント本部と呼ばれる部署に、人事部、HFD(社員教育)、コーポレートコミュニケーションズ(広報)、総務部が含まれている。
タレントマネージメントとはその名のとおりタレント=才能、人材をマネージする部署。現在20名ほどのスタッフで構成され、採用、評価といった基本的な人事業務のほか、社員教育、広報、総務の機能も担う。
この部署の中で、社員教育に関してはME社ワールドグループ全体で導入されているHFD(Human Futures Development)と呼ばれる人的資産を開発育成するノウハウを取り入れている。
ME社のように人事担当のセクションに広報や総務の機能まで同設しているケースは珍しい。総務についても、社員能力を発揮する充分な環境を整えるうえで欠かせない業務となっているという認識から、タレントマネージメント本部が担当している。これは人材に関することは全てタレントマネージメント本部で担うべき」という同社社長が導入した”Get Sexy”というビジョンに基づいている。
2003年、「次世代育成支援対策推進法」が成立し、企業は社員の子育てを支援するため、仕事と両立しやすくする対策を厚生労働省に届け出ることとなった。
そこでME社は「子供参観日」というイベントを企画した。広告の仕事は子供にはなかなか理解することが難しいもの。仕事場を見学できる機会を設けたところ、大変な盛り上がりを見せたという。子供たちにとって広告の仕事を理解を深める機会となり、また社員にとっては子供たちと時間を共にする貴重な時間となったようだ。
「広告会社の社員はつい長時間勤務になりがちです。しかし仕事だけでなく、家族や子供と過ごすプライベートの時間も充実しなければ、結果的に良い仕事にはつながらないと考えています。当社ではこれを社員の”ワーク・ライフ・バランス”と呼び、このバランスが取れていれば、仕事に対するモチベーションもクオリティも向上すると考えています。」(ME社タレントマネージメント本部長)
「会社の方針として『プライベートな時間をもっと大切にしよう』というメッセージを発信することで、会社の姿勢をアピールしていきたいと思います。」
”家族やプライベートを大切にする”という考え方は外資系企業ならでは。ただ外資系企業で働くには”ある程度の”語学力が必要だ。
ここであえて”ある程度”と表現した理由は、社員全員が語学スキルがあるわけではなく、また語学スキルがなくても素晴らしい実績や才能を持っている人は数多くいる。
ただし、それでも外資系で働く際には”ある程度”語学力が必要なのだ。このある程度の指標は「TOEIC®TEST」を受けることで自分の現在のスキルとこれから目指すべきスキルが数字となって明確になる。
このTOEIC®TESTにおいてより短期間で高得点を獲得する方法としてTOEIC受験専門の動画コンテンツ『ハイスコア・チャンネル』
というのがある。
家庭教師のトライが運営するTOEIC受験専門の動画コンテンツ『ハイスコア・チャンネル』
は、アニメーションを用いて現実のビジネス場面を楽しく擬似体験しながら、TOEIC®TESTの問題形式に準拠した練習問題を自学自習できるように構成されている「インターネットムービー学習」サービス。
例えばTOEIC 600点以上を目指す人用に「シンガポール出張編(全20シーン)・・設問数275問」というサービスがある。
これはコンピュータ商社「ジャネテック社」に勤める「藤森ケンジ」がシンガポール出張に行って日本に帰国するまでに起こる出来事をシチュエーション別に学んでいくことができるのだ。
料金は
入会金:¥4,500
TOEIC®TESTコース:¥2,980(月額)
のみ。
サイト内右上部から申込みが簡単にできる。
企業に入り実践で学ぶことが一番上達が早いとは思うが、企業へ入るための証明書としてTOEIC®TESTの受験は必須と考えておいて損はない。ただ、今から始める人には今から始める人なりに、試験に間に合わせる方法を考えなければならない。
語学を学ぶ人が陥りやすいのが「途中で投げ出す」ことだ。下手でも、わからなくてもいい。継続することが大事なのだ。このTOEIC受験専門の動画コンテンツ『ハイスコア・チャンネル』
は語学勉強を”継続させる楽しさや仕組み”を持ったサービスであると思う。
さらにより短期間での上達を目指す場合、英文読解速読術・記憶術
というのがある。これは例えば15分で本が一冊読めるようになったり、ネイティブより理解が早くなるにはどのように脳を刺激したらいいかをBYU・アメリカブリガムヤング大学教授、橘遵が徹底研究し開発した速読・記憶法だ。
無料体験レッスンがサイト内上部もしくは中段から申し込める。行くと何かを買わされるとかではなく、ただ単にレッスンを受けるだけ。
広告業界の仕事は四方八方にアンテナを張り、記憶をしていかなければならない。その記憶を自分なりにアレンジするのがプランナーやクリエイティブの仕事なのだ。
その情報吸収力が他人よりも早ければ早いほど、多くの素晴らしい案が生み出せるかもしれない。人と同じことをしていては広告業界に生き残れないことを頭に入れておこう。
Q20:GRPでみる広告効果とは?
GRPは期間中に投下した広告の効果性を量るためにある。
例えばテレビでの広告投下量を量るとき、本数でカウントしてしまうと「そのCMが流れた時間帯の視聴率」が全く勘案されないことになる。
そこで、そのCMがどれだけ視聴率を取ったかを累積した数字を使ってその効果性を表す単位としてGRPが用いられる。
例えば本数では同じ「CM100本の投下」であっても、、「視聴率10%の番組内に100本」(10%×100本=1000GRP)投下する場合と、「視聴率3%の番組内に100本」(3%×100本=300GRP)投下する場合では、効果性に3倍以上の差がつくことになる。
【まとめ】
同じ出稿本数のテレビCMでも、出稿した時間帯によって効果に大きな差が出るはず。この差を見るのがGRP。
Q19:GRPとは?
Gross Rating Pointの略で「受けて側から見た量」の単位の一つであり、総露出量を表す単位。実際には主にテレビ広告の総露出量に使われることが多い。
何回かにわたって広告を投下したとき、その毎回のリーチ(到達率、テレビの場合は視聴率のこと)を足しあげた数値であり、延べ視聴率とも言われる。
単位は%を使うが、延べ数なので100%を超えることもある。
またGRPは全体を通して得られたリーチ×フリークエンシーという式で計算できる。
例えばGRPが結果的に500%であって、リーチが50%だったとする(つまり消費者の50%にあたる人々の前に広告を露出したということ)。
延べ数である500%をリーチの50%で割れば、リーチ者に対し重複して露出した回数=フリークエンシーが出る。
【まとめ】
広告の投下総量をより受け手サイドに立った見方をする数値。%で表示される。
Q18:リーチ・フリークエンシーとは?
どちらも広告出向料を表すための単位。
広告の回数、秒数、ページ数などは出稿を物理的に把握できる単位であるが、あくまで「送り手側から見た量」である。これらとは違い、「受けて側から見た量」(消費者の前に広告が露出した量)を表すために、
・Reach(リーチ)
・Frequency(フリークエンシー)
が用いられる。
(ただし、これらは消費者の前に露出したかどうかの数字であり、消費者がその広告を「認識した」かどうかは問われていない。
リーチとは広告の到達率のことをいい、その広告を見たまたは聴いた人(世帯)の拡がりを示す。%で表示され必ず100%以下の数値を取る。
フリークエンシーとは広告の平均視聴頻度のことで、その広告に接触した人(世帯)が平均で何回見たまたは聴いたかという深さを示す。リーチの単位が%であるのに対し、フリークエンシーは回数で表示される。
(例)
・商品Aのキャンペーンの場合
リーチ:20%
フリークエンシー:5.0回
ある限られた層ではあるが、何度も広告を露出できた「狭く深い」展開。
・商品Bのキャンペーンの場合
リーチ:90%
フリークエンシー:1.0回
回数は少ないが、幅広い層に広告を露出できた「広く浅い」展開。
【まとめ】
広告到達の効果効率を数値化するとき、到達の広さを表すのがリーチ、深さを表すのがフリークエンシーである。
Q17:スポットCMの露出パターンとは?
スポットCMを買い付ける場合、狙うターゲットによって押さえるべき曜日・時間帯が概ね決まってくる。
下記がわかりづらければ新聞のテレビ欄を広げて見て欲しい。
露出部分を鉛筆で囲むなり、塗りつぶすなりすれば、呼称の意味がわかるだろう。
・全日型
月~日曜日の朝から深夜の露出。⇒オールターゲットまたは主婦に向けて
・ヨの字型
平日の朝・昼・夜から深夜および土日の全日露出⇒成人(若年)男女に向けて
・逆L型
平日夜から深夜、土日前日の露出。⇒成人男女または男性有職者に向けて
・コの字型
平日朝と夜から深夜、土日全日露出。。⇒成人男女または男性有職者に向けて(逆L型より比較的高年齢)
他に特定曜日集中の「タテ型」、朝や深夜だけの「ヨコ型」、土日全日と平日昼、平日深夜の「逆F型」などがある。
【まとめ】
誰をターゲットにするかによって、「全日」、「ヨの字」、「逆L」、「コの字」などのパターンに分けられる。
Q16:スポットCMとは?
広告主にとってスポットCMのメリットは、露出の時期、エリア、スケジュールをマーケティング計画に沿ってコントロールしながら買い付けできることである。そのた短期間の集中投下によって即効性の高い広告展開が可能となる。
ただし、スポットCMの混み具合(枠取りができない)によって、プランニング通りの買い付けができないというリスクには注意が必要だ。
スポットCMは、番組と番組の間に放送される「ステーションブレーク」(ステブレ・SB)と、番組提供はしていないが、番組中に設けられたスポット枠に放送される「パーティシペーティング」(PT)の2つに分けられる。
【まとめ】
番組と番組の間に放送される「ステーションブレーク」(ステブレ・SB)
番組提供はしていないが、番組中に設けられたスポット枠に放送される「パーティシペーティング」(PT)
の二つに分けられる。
一定期間にまとめて買うことができ、短期集中で一気に知名度を上げるには、大量出稿するのが一般的。
