SNSのアプリブームに潜む罠 | 世界観プロデューサーTiger(松本大河)の波乗りブランディング・カフェ

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「私がFacebookでよく使う言葉は?」「調べてみよう→」というアプリが、ここ数日急速に流行ってますね。

このアプリに限らず、FBアカウントでログインしないと使えないアプリは、先方が明示するアラート通り、先方の会社に、あなたがアカウントに登録している公開情報を提供することになります。

そして、このアプリの場合、そのアラートから観られる「提供する情報を変更」のページに、初期設定として組み込まれている「友達リストへのアクセス」のチェックボックスを外さないと、あなたにどんな友達がいるのか?というリストまで提供することになります。

こういった類の情報提供は、「ビックデータ」と言えば聞こえは良いが、最悪の場合、ブラックマーケットに流出するリスクが潜んでいないとは言い切れないのが怖いところです。

アプリの提供元は、事業活用のメリットがあるから、コストがそれなりに掛かる「ユーザーがクリックして、よく読まずに個人情報を提供する仕組み」を作って公開してるのです。

何も事業メリットもないのに、企業が金掛けてそんなの作る必要がないもんね。


そこまでリスク背負って、自分のタイムラインに表示させてヒトに観て貰うほどの価値があるものか?考えてアプリを使うことをお薦めします。

たまに、アカウント連携やメアド登録なしで無償提供しているアプリはあるので、どうなのかチェックする習慣があると良いかもしれません。

なお自分のfbアカウントがどんなアプリを踏んでいるか?つまりどこに情報を提供しているか?は、「ホーム」>「アプリ」>「もっと見る」>「設定」>「アプリ設定」からチェックできます。「え、こんなアプリ、登録の覚えがないぞ」という不審なモノは、削除がよろしいのでは?と。

※冒頭に書いたアプリが「悪質」とする主旨ではありません。が、アプリコンテンツマーケットに知らず知らずに利用されているリスクがある人へのお節介投稿でした。
ちなみにこのアプリがプライバシーポリシーに掲げる使用目的は下記です。
>3.個人情報の利用目的
弊社は、個人情報を下記の目的に利用いたします。
1.業務運営上の連絡、取引および契約の実施その他の管理
2.新サービス・機能開始のご案内
3.ご利用サービスおよび情報提供などに関する各種調査の実施
ご提供いただいた個人情報は、明示した上記利用目的の範囲内で利用するものとし、ご本人様のご同意なく利用目的以外に利用することはございません。ただし、サービス向上のために必要な範囲で統計データとして、個人を識別できない状態で利用することがございます。


「業務運営上の連絡」「新サービス・機能開始のご案内」すなわち「営業リストに活用することはあるよ」ってことですね。