【エリーゼ音楽祭 北海道予選】 ピアノコンクール挑戦日記 2024 | 中年フードマイスターの趣味日記

中年フードマイスターの趣味日記

子の成長と共に父子のお出掛けは少なくなり、すっかりオジサン備忘録になってしまいました。

ザ・ルーテルホール

 

早いもので、人生初のコンクール挑戦から1年が経過した

 
今年も懲りずに挑戦だ
今回の目標は、”緊張に呑まれずに堂々と演奏する”
これが、とてつもなく難しい・・・
 
克服には場数が必要と、ブログにアップしていないが、地道に市内のストピを回っては、緊張訓練を積んできた
 
会場へ向かう道中も、自分の緊張状態を確認しながら進む
 
”今の所大丈夫だな”
 
売れないマジシャンみたいな風貌で、会場入り・・・(笑)
も少し、足長く育ちたかった・・・
 
会場には、同窓仲間が今年も応援に来てくれてた
とてもありがたい
それに報いる為にも、目標通りの演奏をすると気合を入れた
 
■13時開演
参加者全27名によるコンクールが開演
まず、審査員の先生の御紹介
すると、なんと・・・(笑)
 
前日、家のアップライトピアノだと鍵盤が軽いので、グランドピアノで練習をしようと、
澄川にある「コンセルヴァトワール」さんのレンタルスタジオを借りたのだった
初めて伺った建物は、お洒落な西洋風な感じ
応対してくれた方が、”とてもピアノが上手なんだろうなー”と思わせる雰囲気を持った人だったんだけど、なんと審査の先生だった(爆)
 
娘に、
”昨日、あの先生が応対してくれたわ、絶対向こうは気がつかないと思うぞ” 
と話す
 
さあ、だんだんと順番が近づいてくる
客席で演奏を聴いているが、上手な人ばかり
 
幼少期に楽器を習うと言えば、ピアノというパターンが多いと思う
裾野が広い分、そりゃー上手な人が澤山居る
 
で、そんな上手な演奏を聴いて出番を待っていると
去年も思ったが
”なんで来ちゃったんだろう” 叫び
 と思うのだった(笑)
 
自分の演奏順が近づくと、舞台袖へと移動する
そこで、自分の緊張と前哨戦になる
”震えはどうだ?”
”指は動くか?”
”足はどうだ?”
”ペダル踏めそうか?”
 
姉さんに言われた、”出だしの和音” の演奏イメージを反復
走り過ぎないよう、テンポのイメージを叩き込む
 
いざ出撃!
前奏文が読み上げられている間に、自分の緊張状態を再確認
”指の震えは無い、よし行けるかも!” グッド!
 
ノクターン20番の出だし、チャーン と和音 音譜
”ううっ?” アセアセ
左手ベースの音を間違えた・・・
で、弾き直し・・・
一気に緊張感が上がる(笑)
 
いやいや、笑いごとでなく、精神の安定を保つのが厳しい
指の震えも出てきた・・・
”わわわわっ” えーん
内心穏やかではない状態で、なんとか演奏を進める
その後も、チョコチョコとミスを犯し
なんとか演奏を完了
 
この日、己の小物っぷりを再確認した
いつか克服したい
 
自分の演奏後は、客席で他者の演奏を聴きながら、最後までくつろぎ時間
緊張から解放されて、とてもリラックス状態になるのだ
途中の休憩時間に、
”Mさん、東川町のコンクールでも聞いてました!”
”Mさんの音は、とても綺麗です。それを伝えたくて・・・”
と、話しかけられた
この方も参加者で、僕より演奏技術は相当に上なのだ
そんな人が、こんなことを話しかけてくれるのは、とても光栄な事だ
■結果発表
無事、全国切符はもらえた 合格
さらに、オーディエンス賞を受賞 クラッカー
こんな僕の演奏でも、心にとめてくれる人が居るという事が、とても励みになる
舞台で、”一言” と言われ
何話したか記憶が薄いが、”興味ある人は来年一緒に出場しましょう” みたいなこと言ったかな?
殆ど参加した人しか会場に居ないのにだ!(爆)
気の利いた事の一つも言えなかったな、と反省
 
その後・・・
昨日お会いした審査員先生の演奏があったり(やっぱり達人だった)
司会を行ってくださった方の声楽コンサートがあったり(凄かったよ!)
と、幸せな時間が続く・・・
 
〆は、お楽しみの宴会! 生ビール
昨年参加して顔見知りが増えた事もあり、とても楽しい宴
開催社長や審査員先生も参加しているので、とても充実した時間
 
いつも、僕の事を気にかけてくれるFさん夫婦の話も、じっくり聞く事が出来た
奥さんが、”Mさんの事、親愛をこめてチョッピンって呼んでるんだよ~” と言ってくれて、とても嬉しく思った
 
M先生は、
”昨日は、ピアノスタジオを御利用頂きありがとうございます!”
と、しっかり覚えていてくれてた
まさか、ここエリーゼ音楽祭で会うとは思わなかったって(笑)
 
昨年も審査されたT先生は、
”演奏を2小節聞いたら、昨年の演奏を思い出した”
幻想即興曲を弾いてた事、宴席では斜め前に座ってた事・・・、よく覚えていてくれてた
音で思い出すって、凄いよなー
 
T先生に、”レッスン受けてみようか迷ってるんですが・・・” と問うてみた
”音楽的な部分については問題ないと思うので、今のまま独学で続けていく事も良いと思う”
”技術的な事で悩みが解決できないなら、いつでも来てください”
”次の曲が楽しみです”
みたいな事を言われた
T先生にも、音が綺麗で好みの音を出す演奏者だと言われた
天に上る気分 ラブラブ
 
この日、いろんな人に音が綺麗と言われ
そうなのかなー、と半信半疑ではあるんだけど、そうなんだなーと素直に思う事にした
その音を生かせる演奏技術を身につけられるよう、謙虚に練習に取り組んでいきたい
 
おしまい~ にやり