綺麗なグリーンのグラデーションドレスに身を包んだウンモンスズメ! | Tiga TANZ ティガ タンツ

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Kathy

綺麗なグリーンのグラデーションドレスに身を包んだウンモンスズメ!

先日、子どもたちと芝公園をお散歩中に発見!

 

最初は、葉っぱが落ちているのかな

 

と思いましたが

 

なんかちょっと違うかも

 

羽っぽい…

 

と思ってじっくり見たら

 

綺麗なグリーンのグラデーションドレスに

 

身を包んだ

 

蛾 Moth でした!

 

 

葉っぱに擬態しています。

 

擬態は、mimicry (名詞)

 

擬態する=mimic(動詞)

 

This moth is mimicking a green leaf. 

 

Leaf-mimicry- Moth

 

葉っぱに擬態化する蛾

 

 

蛾 ですが、綺麗です。

 

美しい!

 

子どもたちも魅了されていました。

 

 

大人になると

 

虫=汚い=危ない

 

みたいな固定概念が蓄積されて

 

昆虫たちは人間から悪者扱いされがちです。

 

昆虫にもいろいろあります。

 

綺麗なものにしか止まらない昆虫もいます。

 

本当は

 

昆虫たちの方が

 

人間より遥かに綺麗なのかもしれません

 

また、

 

人間以外の生物は、

 

食べる為、

 

生きる為

 

自己防衛の為

 

以外に襲ったりはしません。

 

住処に侵入し、侵略したりもしません。

 

身の危険を感じたら

 

相手を襲うのは当然です。

 

人間は、

 

動物たちの住処にむやみに侵入し、

 

侵略したから

 

命の危険に会うのです。

 

 

以前勤めていた保育園での子どもの発言で

 

とてもショックを受けて悲しい思いをしたことがあります。

 

 

蚊に刺されると様々な重篤な病気にかかる場合があること

 

例えば、マラリアなど

 

夏は毎年ニュースで話題になります。

 

 

そのことを話していた時

 

ある5歳児の男の子が

 

「草むらや林、森はない方がいい。だって、蚊が出るから」

 

と言いました。

 

すごくショックでした。

 

こんな考えの子ども達が増えたら

 

将来、日本はどうなるのだろう。

 

日本の教育は

 

今、どうなっているのだろうか?

 

多様性を受け入れるどころか

 

多様性を迫害し、

 

差別、及び自然破壊を助長する教育をしているのではないか。

 

すごく悲しくなりました。

 

なぜ、このような考えを平気で自信持っていうのでしょう。

 

小さな子供が自分の考えで言うとは思いません。

 

身近な大人が常に言っているのでしょう。

 

子どもはそれを信じます。

 

特に、両親が言った言葉は

 

絶対真実と思い、信じます。

 

こうやって

 

差別を生み出すのです。

 

本来、自然が十分にあれば、

 

危険な動物や昆虫は、

 

人間の住処には出現しません。

 

人間が彼らの住処を破壊し、

 

侵略したからです。

 

当然の報いなのです。

 

そこをしっかり伝え、

 

思いやりの心、

 

弱者を助けようとする助け合いの心

 

そして

 

様々な生物と共生することの大切さ、

 

それがあるから

 

地球の未来、

 

人類の未来、

 

全ての生物の未来を救うことを

 

子どもたちに伝えていって欲しいです。

 

 

自然があるから

 

森林、草むらがあるから

 

人間も当然

 

全ての生物が

 

生きていられるのです。

 

 

 

さて、話を戻して

 

発見したウンモンスズメを

 

少し明るいところに移動して

 

しばらく観察しました。

 

その後、花壇の葉っぱのところに置いて

 

逃しました。

 

葉っぱにカモフラージュされています。

 

 

今、昆虫たちは、

 

蛹から羽化して成虫になる季節です。

 

 

この子も羽化したばかりかもしれません。

 

厳しい自然を一生懸命乗り越えてきた命です。

 

外の世界を思い切り楽しんで欲しいです。

 

 

そして

 

スクールに戻ってから

 

なんという名前の蛾なのか

 

調べてみました。

 

名前は

 

ウンモンスズメ

 

スズメガ科

 

です。

 

土の中で蛹になります。

 

夏の終わりに蛹になった子は

 

そのまま越冬して

 

次の年の春に成虫になって出てきます。

 

 


上差しウンモンスズメのライフサイクルがとても詳しく記載されています。

 

 

 

お散歩でウンモンスズメを発見した時、

 

写真を撮影したので

 

その写真を貼って

 

「ウンモンスズメ」

 

と名前を書きました。

 

 

子どもたちは

 

「これ見たね〜!!」

 

「芝公園にいたね〜!」

 

と嬉しそうに写真を見ながら話していました。

 

名前を教えると

 

「ウンモンスズメ」

 

と何度も繰り返し声に出して

 

楽しそうにはしゃいでいました。

 

ウンモンスズメ

 

 

ウンモンは、「雲紋」から由来しているそうです。

 

雲紋一覧

 

 

 

 

身近な自然には

 

興味深く面白いものがいっぱい!

 

教室の中だけの学びより

 

戸外で実体験で学ぶ方が

 

遥かに身になります。

 

学びが楽しくなります。

 

自然の中で

 

様々なことをたくさん体験し

 

楽しみながら学びましょう!

 

 

 

 

 

 Tschüss 飛び出すハート