最近多いお問い合わせに、チタン溶接,マグネシウム溶接のご相談が頻繁にあります。
チタン溶接に関しましては、以前のブログにも有りますので今回はマグネシウムのお話をさせていただきます。
弊社では、10年以上前に、ある案件でマグネシウムの溶接に係わることになりました。その時溶接した写真です。
一般的なAZ31という材質で発注いただいてから普通に入手可能だと思っていた溶接棒がなかなか手に入らず。あるマグネシウム製品製造メーカーでやっと入手することが出来ました。
そのメーカーの担当者曰く、マグネシウムの溶接をする会社からの問い合わせは関東では複数あるが、西日本で初めてだったそうです。直ぐに溶接棒を送っていただき納品も完了したのですが、その日から、メーカー担当者と日を追うごとに親しくなり、先方の考えと、弊社の考えが一致しテストの日々が続きました。
画像は小さいですが、その当時、溶接した材料です。
厚みは3mmで裏波もきれいに出ています。
しかし、月日が流れ本社に戻りマグネシウムグループのリーダーに成られる事が決まった矢先の2012年3月に彼は急逝されました。
その担当者はすごく熱心な方でそのおかげで弊社はたくさんの経験をし、確実に溶接に関するノウハウを蓄積することが出来ました。
その後も、マグネシウム合金に関しては、TIG溶接棒、MIG溶接ワイヤーの開発に溶接のテストを担当させていただき、難燃性マグネシウムのTIG溶接棒、MIG溶接用ワイヤーまで完成しました。
彼のような担当者が現れなかったためその会社とのお付き合いは希薄なものになってしまいましたが、その後も様々な会社から様々な特徴のマグネシウム溶接案件がやってきています。中には弊社の忠告を無視して強引に話を進めようとする方、弊社の忠告と先方の不安要素が一致して共に悩んだ企業の担当者色々な案件がありましたが以前に比べマグネシウムに関する依頼が確実に増えています。
現在までテスト案件で弊社で溶接したもので溶接が起因した不具合は出ていません。
今後、更に案件が増えると何時かは、溶接に不向きな物も出てくると思いますし、弊社の不備に依る問題も発生すると思います。
しかし弊社は彼の熱意と共にこれからも真面目に日々の業務をこなして行きます。
今回は何かしんみりした話になりましたが、担当者の方とのご縁かなぁーと感じたので投稿してみました。








