体育の日は、晴れの特異日というとおりに今日の東京は快晴でした。
<河内淳一>という名前を知っていますか?
自らも歌手であり、ギタリストとして、音楽プロデュ-サ-として、色々なア-ティストと関わり、光らせてきた「職人さん」です。
桑田圭佑がサザンとはひと味違う「遊び心」の世界観を表現できたのも、この河内淳一がリードギタリストとして関わっていたのも大きな要因だったように思います。
<河内淳一>
特に彼の「洋楽的素養」に裏付けサウンド作りは、J-POPのグロ-バル化にも大きく関わってきたようにも思います。
彼のフェイバリットア-ティストは、シカゴ等でも活躍したビル・チャンプリンだということですが、曲調やアレンジ面においても70年代、80年代のディヴィッド・フォスタ-、スタ-シップ、TOTO等の「キラ星のような洋楽」をエッセンスとして取り入れているようにも聴こえます。
スターシップの曲のような洋楽ポップの香りの曲。
ロスでレコ-ディングされた曲なので、関わっているミュ-ジシャン(スティ-ブ・ルカサ-等)も含めて「洋楽」そのものかもしれません。
河内淳一 -「Dream Of You」(1989)
http://www.youtube.com/watch?v=YmCWc6MiY98&feature=related
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<KUWATA BAND>活動終了後のソロ・デビュ-シングル
ディヴィッド・フォスタ-的なサウンド
河内淳一 -「Carry On」(1988)
http://www.youtube.com/watch?v=Cg0ujiUiOnI
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彼の音楽活動歴の中で、最もスポットの当たっていた時期は、<KUWATA BAND>での活動中だと思いますが、桑田圭佑の音楽活動の中でもエポックとなった時期だと思います。
KUWATA BAND -「BAN BAN BAN」(1986)
http://www.youtube.com/watch?v=2uLwiRK_tt0&feature=related
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1年間という期間限定の<KUWATA BAND>の活動でしたが、クォリティは高かった。
(このYouTube動画の画像も当時の様子が分かって面白い----)
KUWATA BAND -「ONE DAY」(1986)
http://www.youtube.com/watch?v=cM8fuVY8WHU&feature=related
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彼の憧れのア-ティストの<ビル・チャンプリン>の代表作。
AORの代表的な名曲でもあるかと思います。
Bill Champlin-「Tonight Tonight」(1981)
http://www.youtube.com/watch?v=rRPu2pz6ayw&feature=related
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そして、時は流れ、キャリアを積んだ彼は、自身のアルバムにて、憧れのア-ティストの<ビル・チャンプリン>と共演(レコーディング)した。
当然ながら、TOTOのような洋楽そのものです。
Junichi Kawauchi with Bill Champlin - Let The Rain Fall Down(1992)
http://www.youtube.com/watch?v=DY9vIZwxMiE&feature=related
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河内淳一の近況は、Wikipediaによると、新譜制作等を一旦休止し、他のア-ティストのサポ-トや新人バンドのプロデュ-ス等を展開しながら、自身のライブ活動もしているようです。
詳しい経歴は下記を参照してください。
河内淳一 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%86%85%E6%B7%B3%E4%B8%80
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<河内淳一>
この名前はあまり知られていませんが、<KUWATA BAND>のリードギタリストというと、僅か1年の活動なのに、想い出す人もいるかと思います。
自分的には、良く聴いていた「洋楽黄金期のサウンド」の美味しいところを上手くカタチにしてくれたソロ活動での音楽性に魅かれていました。
2006年には<Fianchi>というバンド活動の中で、こうした洋楽黄金期の楽曲のカバ-アルバムも出しています。
視聴ができるようですので、聴いてみてください。
<FIANCHI 「FIANCHI」>
http://www.moca-style.net/shop_cd.html#fianchi01
おそらく、今、ライヴをやってもクォリティの高いサウンドを聴けるように思います。
いつの日か観れる機会があれば、是非、参戦ください。
あらゆる状況で、相手を光らせ(金)、それによって自分も光る(銀)が如く、「いぶし銀」のような「洋楽性音楽職人」を覚えておいてください。
彼の場合は、次の「扉」を開くというよりは、色々な「扉」を同時に開くことができるでしょう。
「この曲いいなあ。」と思った時に彼の名前がクレジットされていることに気付きたい。
彼の「音楽旅」は、この先も楽しみです。。