君はリサって知ってるかい? | LYRICSの生みだした文化の極みだよ

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気の向くままに
聴きたい言葉と
伝えたい言葉を

1.01



ある日後輩と話をしていたときのこと

『普段どんな音楽聴いてるの?』

『アニメが好きなんでリサとかよく聴いてます。』

『へぇ~、そうなんだ。俺もリサ知ってるよ。いい曲だよね。でも渋いの聴くんだね。』

『渋い?そんなことないですよ。今すごく人気ありますから。』

『ああ、そうだね。今も新しくアニメが作られてるもんね。でも、今のヤツはリサじゃないんじゃない?あれ結構古いから。』

『いや、今もですし、いろんなアニメの主題歌歌ってますよ。』

『へぇ~、すごいね。80年代からなのにね。』

『2010年代ですよ?』

『LISAでしょ?』

『LiSAです。』

『???』

『???』

『このLISAでしょ?』

LISA Sea Of The Stars



『いやLiSAです。』

『銀河英雄伝説のことじゃないの?じゃ、もしかしてこのLISA?』



『いや、だからLiSAですって。』

『ああ、こっちのLISAか。』



『イヤ、だからLiSAですって。最早アニソンですらないじゃないですか。』

『ああ、もっと最近のLISAね。』



『いや、tyzoさんからしたら90年代も最近かもしれませんけど、大概な過去ですよ!』

『じゃ、このリサさんなら文句ないだろ!』



『いや、ブラジル生まれの日本人ボサノヴァ歌手で10歳の時に日本に帰って来て、父が四谷に開いた「サッシペレレ」というブラジル料理とライブ演奏の店で15歳からギターを弾きながら歌い始めて、1987年ごろに曲を作り始めたっていう日本におけるボサノヴァの第一人者の凄い人だけど、そこまで突き抜けたリサじゃないですよ!』

『ああ、もうこのリサでいいだろ!』



『誰だよそれ!生まれる前のアイドルなんて分かんないですよ!』

『うるせぇ、俺だってこの人のことよく知らねぇんだよ!』

『じゃぁ出すなよ!』

『だって、鬼滅ばかり目立っててfateだってソードアートだって可哀想じゃねぇか!』

『ちゃんと知ってんじゃねぇか!それにアニメファンはそんなこと百も承知で応援してんだよ!』



『うるせぇ、LISAだって18歳の時はLiSAって表記してたんだよ!』

『どのLISAだよ!』

『このLISAだよ!』



『分かんねぇよ!』

『うるせぇ、俺のリサはこの人なんだよ!』



『リイサじゃねぇか!』



...



...



...



などという会話が交わされたとか交わされてないとか

皆さんにとってのリサは誰ですか?