あふれるモノの整理&思い出の写真整理をサポートする、整理収納アドバイザー、網野千代美です。
19歳の娘が、夏休みに友だちと遊びに行く際「写ルンです」を買ってきました。↓懐かしい(画像暗い)
一昨年あたりから、チェキとともに若い人にブームらしいですね。
なぜ「写ルンです」を持っていくのか、その理由を聞いてみると。
「スマホのバッテリー残量を気にしなくてすむから」
という、想定外の理由でした。
※「写ルンです」のオシャレ感に興味があるのかと思いきや。
※バッテリー持っていけば済む話のような気もするんだけど。そのほかにも
「スマホだと枚数を撮りすぎてかえってめんどくさい」
というのもあるそうです。これは若干理解できる。
※あとで削除すればいいじゃんって話ではあるんですけどね。
とにかく、いろいろと撮って帰ってきたわけですが、プリントはしない、CDにすらしないそうです ↓これを友達とシェア。
合理的ですね。私は嫌いじゃないです。
コレのいいところは、CD経由でクラウドにあげて友達と共有したり、共有の際の劣化の心配がないところ。
フィルム撮影でありながら、それぞれが自分の好きな写真だけ、見てからダウンロードやプリントできること。
スマホしか持っていない人(たとえば一人暮らしの大学生)だったら、CDで受け取ってもどうしようもないですもんね。
仮に、パソコンがあっても若い人ってパソコンですら見なかったりもするようです。やはり写真はスマホで「みんなで見てナンボ」なのか・・?
しかし、フィルムでありながら、最終的なゴールがデータのシェアであるなら、
- そもそも「写ルンです」である必要は?
- スマホだと無料で済むところを、お金をかけて本体を買って、プリントショップに出す理由は?
- スマホの「便利すぎて空気のようなどうしようもなさ」の対極としてアナログに興味を持つ
- 好奇心とサービス、そして不便さをお金を出して買う
一種のレジャーということでしょうか・・。
できあがったデータは、スマホ画面で見せてもらったのですが、リアル「写ルンです」世代の私から見たら、どことなく懐かしい「ピンの甘さや昭和風の色調」があるように思えました。
スマホ世代からみたら、よほど「アナログのよさを生かす」ことを狙わない限り、「なんだかぱっとしない」写真に思えたかもしれません。
娘が「写ルンです」を使って体験したのは
- 枚数制限があるので考えながら撮る
- 撮ってもすぐ見れない不自由さ
- プリントショップに持っていく高揚感
- 撮ってから出来上がるまでの待ち時間
ですね。これはスマホにはない縛りであり楽しみでもあります。
個人的な感覚としては、チェキや写ルンですは、若い人にとって選択肢のひとつではあるものの、メインストリームではない。
一過性のブームではあるものの、このあと完全に消えてなくなるわけでもなさそう。そういう位置づけかと思います。
クオリティの高い写真がスマホで大量に無料で撮れる一方で、手間と不自由さとアナログの持ち味を、お金を出して買う。
「それ(フィルム)しかなかった」私たちの頃と違って、「写ルンです」は、若い人にとって「たまに」「ノリで」楽しむ一種のアトラクションのようですね・・。
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今日はここまで。