整理収納・写真整理アドバイザー、網野千代美です。
今年、義母が亡くなり、一段落ついた秋ごろにたくさんあった義母の衣類整理をしました。
衣装もちでおしゃれな義母でしたが、着物はほとんど着たことがなかったようで、訪問着が2着のみ、しまってありました。
夫の父は「処分していいよ」といい、義妹(夫の弟の奥さん)も、自分は着ないし、もらってもどう扱ったらよいか困る・・とのことで。
義父には、「ほかのものに作り替えてもいいですか?」と許可を取り、2枚とも私がいったん引き取ってきました。
10月ごろのことです。
着物として着ないのなら、大型のデニムトートの裏地か、重箱をつつむ風呂敷か巾着、ふくさなどに仕立て直そうかと思いながら帰宅したのですが・・・
↓持ち帰った着物。
几帳面できちんとしたことが大好きだった義母、思いのほか着物の管理状態がよいのです。
おそらく、30~40年近く袖を通していないはずなんですけど・・・(少なくともこの22年は)
虫どころかシミもほとんどなく、においもついていません。
それで、今ハサミをいれるのをとても躊躇しています。
いっそ着物としての機能がすっかりなくなっていたら決心もしやすいのですが、
- まだまだ着物として十分着られる
ことで、迷いが出てしまいました。
でもね、
- このまま持っていても、おそらく私が着るのは数年に1度あるかないか
- 自分自身で仕立てた訪問着すら、この20年でまだ3回ぐらいしか着ていない
- ふろしきにすれば、少なくとも年に2-3回は出番がある
- ふろしきやふくさを義妹の分も作って形見分けという形にもできる
そんな思いもあって、ここはやはりリメイクの方が着物を生かせるのでは?と思ったり。
これって、いわゆる典型的な「捨てられないあるある」ですよね。
実は、こんなにもやもやしているのに、私以外、だれもこの着物の行く末に頓着していないようなんですけど。
でも、結婚してからずっと、義母とはよい関係(というか一方的に私がよくしてもらった感があり)なので、義母のことを思いつつ、こうして少し迷う時間もあっていいのかな、と思ったり。
ステキな柄でしょ↓
あ、その前に、まず、これ私、まだ羽織ったこともなくて・・
着物って、意外に似合う似合わないがハッキリでてくるものなんですよね。
自分に似合わないなら、これは義母のための着物だったのだと割り切って、「ふだんから共にあって使えるものにリメイクしよう」ってふんぎりがつくかもしれません。
ひとまず「お正月までに」と期限をきって考えることにしました。
※もし万が一ですが、「私なら年に5回は着る!」という方がいらっしゃいましたら、ハサミをいれるまえに一度見ていただいくこともOKです。
今日はここまで。