スキンケアをしない台湾人女性が多い | 台南在住日記とか

台南在住日記とか

Made in Taiwan, Live in Taiwan.

 「台湾は多湿なので、保湿はいらない。」

 「冬なら化粧水やクリームをつけてもいいけど、冬以外にこういうものを付けると脂っぽい。」

 

 

 20代前半に日本の大手の化粧品社内資料を翻訳することがあるので、お肌が脂っぽくなる理由の一つは、水分が足りないことを知りました。

 

 他にも美容関係の書籍や書類を翻訳したことがあるので、ある程度の美容知識を持っていると思います。

 

 

 そして、守秘義務を守るためだし、同じ業界にいる知り合いがいないし、旦那以外の人と仕事のことをあまり喋らないで、美容関係の話題もいつの間にか仕事の一部として避けるようになりました

 

 

 だから、先日姉に「〇〇の化粧水はお姉さんのお肌に向くと思うよ」って言ったら、「脂性肌だから、そんなのはいらないよ」って言われた時には、衝撃。

 

 

 えっ?!

 脂性肌だからってスキンケアをしない考え方がまだ存在しているの?ってびっくりしましたが、よく考えてみたら......確かに、周りにスキンケアをちゃんとやっている女性は一人だけです。

 

 今、20代前半の女性です。

 

 そして、20代後半以上の女性は、スキンケアをしている人は、1人もいません。

 

 

 ほとんどは、誰かの結婚式を出席する前の一週間くらいに、フェイスパックをするくらいです。

 

 ということで、すごく天気に影響されていますね。

 

 お肌がきれいでツルツルとした日もありますが、大きいニキビができて、お肌も暗くなった日もあります。

 

 

 台北市の女性なら、しっかりスキンケアをしている方が多いと思いますが、中南部なら、20代後半以上の台湾人女性は特別な日や冬じゃないとスキンケアをしない人が圧倒的に多いです。

 

 

 それを気づいてびっくりしましたが、よく考えてみたらわかりますね。

 

 多湿で暑い台湾では、ちょっと動くと汗まみれになった日が多いですから、頻繁に顔を洗いたいです。

 

 そして、顔を洗ってからのすっきり感が気持ちいいですが、そのすっきり感は化粧水をつける瞬間に消えてしまいますよ。


 

 だから、スキンケア=キレイな見た目のために、お肌が重い辛さを我慢することになって、「美人じゃないので、スキンケアがいらない」「もう結婚したから、見た目のために頑張る必要がない」「忙しいので、見た目のために頑張る時間がないよ」と主張している台湾人女性が多いです。

 

 

 こういうことで自然とスキンケアにマイナスなイメージを持っている台湾人女性は、もちろん、スキンケアについての知識には無関心になるのでしょう

 

 だから、考え方をアップグレードしていないのも当たり前です。

 

 それはちょっと残念だと思いますが、

 

 

 仕事、家事、育児のために多忙で、座る時間さえもあまりないママたちがたくさんいるので、正しい美容知識をもっていてもスキンケアをする余裕がありませんね。

 

 「スキンケアをしたいけど時間がない」より、「必要がないからスキンケアをしない」のほうが楽だと思います。

 

 

 気楽でいられるのは、もっともの美容ですから、しばらくこういう誤解があっても平気、平気。