昨日、薬剤局の前にこの看板を見ました。
「鳥飼料」というのは鳥の餌なので、ちょっと「あれ?」って不思議を感じました。
薬剤局はなぜ鳥の餌を売っているの?って。
そして、小文字の「威」、「不累(疲れない)」、「勇猛」を見てようやくわかりました。
それは男性の精力剤ですね。
台湾では、男性の陰茎を「雞雞(鶏)」、「鳥鳥」、「小鳥」と呼んでいますね。
幼児語だけど、大人でも使っている言葉です。
語源がわかりませんが、「雞雞(ジージー)」の発音は日本の「おちんちん」にちょっと似ているので、日治時代の名残りかもしれませんね。
そして、たぶん誰もみんな「雞雞=男性の性器」を知っているので、それを言うと恥ずかしいから、隠語のように「鳥鳥」や「小鳥」が派生したのでしょう?
今、60代以上の台湾人女性は、たくさんの隠語を使っているからです。
例えば、今普通に言われている「生理期」、「月經」は、実家のお母さんたちの前に言ってだめですね。
プライベートのことを堂々と言う女性は「粗魯(下品)」だと思われているそうです。
「那個(あれ)」、「例假(法定休日の意味だけど、生理の休日がない時代なのに)」、「大姨媽(おばさん、そして、お母さんの姉妹の中の長女)」と言わないとだめです。
そして、義実家では、夜の営みを「做功課(宿題をやる)」、妊娠してないことを「么么(台湾語のお腹ペコペコ)」と言いますね。
まぁ、今は全然隠語じゃなくなったのですが。