去年のこの日に、三丸君に出会いました。
周りにたくさんの成犬がいますが、よく観察して同じグループじゃないことを気づきました。
食べ物を分けてくれる犬がいないし、遊んでくれる犬もいないし、寂しくてお腹もペコペコでしょ?
ちょっとかまってあげると、必死についてきました。
片足をなくしたこの子をほっとけないから、犬飼いデビュー。
疲れ切った三丸君は車に乗るとすぐに寝落ちをして、病院の診療台にいても寝ぼけているのです。
この子は大人しくて静かだねと思って籠に入れましたが、夜中の2時に急に鋭い音がしました。
それは、三丸君の泣き声でした。
「なになに?ここはどこ?」って驚いている姿でした。
おそらく、眠すぎて今更捕まれたことを気づいたのでしょう?
いろいろ試しましたが、土だけの鉢におくと落ち着いたので、あれからしばらく盆栽犬になりました。
なぜか豚っぽい。
豚っぽい犬という盆栽。
出会った場所が、三丸君が足をなくしてから捨てられた場所である可能性が高いので、そこに連れて見せてから、「家に帰ろう」って伝えたことがあります。
「帰れる家があるよ。」って知らせたいですからね。
そして、一年後。
こんな犬になりました。