夕食を探していると、看板の設計が古臭くて店が半分歩道にある伝統的な弁当屋を見かけました。
台湾の伝統的な食事なら、こういうタイプの店が好きですから、それを選びました。
そして、
ルーロー弁当80台湾ドル
豚カツ弁当80台湾ドル
タケノコスープ、無料で飲み放題。
素朴な料理でしたが、どれも口に合って美味しかったです。
また食べに行きたいですが、今週はたぶん無理。
なぜなら、
オーナーが料理を運んできてから、ある電話を出ました。
「えっ?!検査を受けた?結果が出たらすぐに教えて!」
「俺も喉の調子がおかしくなったけど...」
「もし陽性だったら、俺も一緒に隔離するね。」
電話を切ったオーナーがしばらくぼうっとしてから、カウンターの席から立ってキッチンに入りました。
私の席からはオーナーがキッチンの中にぼうっとしている姿が少し見えました。
たぶん、唯一のお客である我が夫婦と距離をとるつもりでしょ?
「コロナに感染したばかりって、こんなに幸せなことだとわからなかったね。」って旦那に言いました。
「えっ?!」何も気づいてない旦那はびっくりした顔になりました。
「オーナーは、家族のコロナ検査結果を待っているらしい。」
感染して1ヵ月未満なので、たぶんセーフですから、のんびりと食べ続けると......
オーナーが急に閉店の準備を始めました。
「絶対に陽性。」
「うん。」
それでも、呑気に食べ続けました。
コロナに感染したのは、そんなに悪いことではないですね。
せめて、こういうことで焦る必要がなくなりました。
嗅覚がまだ行方不明だけどね。
とにかく、オーナーさん、ごちそうさまでした。
そして、お大事に。