台湾の「鬼月」のお祭り事情とあまり守られていない台湾の鬼月タブーの続きですが、私は臆病者なので、台湾の心霊事件を紹介する勇気がありません。
台湾華語がわかっている人には、2021.08.11に出版した臺灣都市傳説百科をおすすめします。
面白そうで買いたいと思って目次を読んでみたら、すべては子どもの頃から怖がっている心霊事件なので、諦めました。
事件名だけでも読む勇気がない話ばかりで、詳しく紹介しませんが、「台湾人のトラウマ百科」とは言えますから、読む価値があると思いますよ。
ちなみに、台湾は「都市伝説」という言葉がなかったので、臺灣都市傳説百科で紹介する話は、「心霊事件」として拡散されいましたね。
そして、ここでは、台湾のこういう話を楽しむために知っておきたい知識です。
まずは、陰陽という台湾人の常識。 (陰陽五行思想の日本語紹介。)
台湾人にとって、
この世陽間
彼の世陰間。
人間(のオーラー)陽気
冥界の住民(のオーラー)陰気
昼間の12時陽間がにぎやかで、日差しも強いので陽気がもっとも重い時間
夜の12時昼間の12時とは真逆で、陰気がもっとも重い時間
そして
人間の中にも、男性陽、女性
陰という違いがありますから、大学時代には女性たちが「夜遊(夜にバイクでドライブすること)」をする時や怪談を話す時には、男性を誘って「陽気」を加えるやり方がありました。
本当は異性を誘う理由かなぁと思いますが、実際にお互いに興味を持ってない異性を誘うのもあるあるですから、半分半分かもしれません。
「女性が多い場合=陰氣が重い=冥界の住民に相応しい環境」ですから、男性が多い場合、陽気が強いから心配ないでしょう?
実は、違います。
陽気が重い場所でも平気な冥界の住民は、レベルも高いですから、みんな男性だからイタズラをして怒られると大変になりますね。
そして、男性の密度がもっとも高いのは軍隊&警察機構で、両方ともに「バッジがお祓いの効果がある」と言われていますが、実は軍隊から拡散した心霊事件が特に多いです。
ほとんどは「夜哨(不寝番)」にまつわる話ですから、1人で暗闇の中に守備するストレスも理由の一つだと思います。
ちなみに、軍隊の話を聞く時には、「水鬼」という言葉が登場しますが、ほかの場合では川や海の地縛霊ですが、軍隊の場合では、海から夜襲してきた敵です。
台湾の「金門、馬祖」は例の国に近い島で、戦争時代に例の国の軍人は海からこっそりきて、不寝番の台湾の軍人を殺したそうです。
だから、あまり帰省することができなくて、夜中に殺されるリスクの高い金門と馬祖は軍人たちにとって最悪な場所でした。(今は楽になったそうです。)
台湾人男性は軍隊に入る前に、抽選で「軍種」と「場所」を決めますが、抽選大会から帰宅した男性は「金馬賞に当たった」って言うと、もちろん
この台湾のドラマ&映画の金馬賞ではなく、「金門」や「馬祖」に当たったことですね。
ちょっと話題から離れてしまいましたが、台湾では軍隊についての心霊事件がたくさんあるので、軍隊の状況がすこしわかった方がわかりやすいと思いますね。