保護犬猫のために売名した台湾のオリンピック選手(゚Д゚;)についてのご指摘ありがとうございます。
実は、「売名行為」という言葉を使っていいかなぁって心配して、記事を書いた時に何度も辞書を確認しました。
売名行為 (英: publicity stunt)は、マーケティングにおいては、イベントの主催者またはその目的に一般の人々の注意を引くように設計された計画されたイベントのことを指す。
引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%B2%E5%90%8D%E8%A1%8C%E7%82%B
という感じで使いました。
この言葉&意味を選んだ理由を述べる前に、ちょっと背景を説明したいです。
台湾の運動選手たちの悩み
実は、運動選手たちにとって、台湾は厳しい環境です。
どんなに有名な運動選手でも、オリンピックなど有名な試合が終わったら、人気と認知度は一気に冷めてしまって、スポンサーなども少なくなります。
「いいね」の数からみれば、
荘智淵さんは、3000くらい(日頃)89万(オリンピック時期)のように大きい差がありますね。
重量挙げ選手として金メダルを取得した郭婞淳さんは1000くらい(日頃)53万(金メダルを取得した日)
5~10万(直後)
柔道選手として銀メダルを取得した楊勇緯さんは1000くらい(日頃)46万(銀メダルを取得した日)
3万(直後)
註:台湾でもっとも人気なSNSがフェースブックですから、以上はフェースブックの数値です。
その数から見れば、少し「台湾人は運動選手に無関心」という現実がわかるはずですね。
人気がすべてではありませんが、人気が少ないならスポンサーが少ないです。
スポンサーが来ないなら、練習、海外の試合を参加する経費などで困ります。
人気を維持するためには?
金メダルや銀メダルをとっても、本業を専念することで認知度や人気を維持するのは、今の台湾では基本的には無理です。
ブームを乗って記事や動画をアップしたり、番組を参加したりしないとすぐに忘れられてしまいます。そして、番組を参加しても、本業ではいい成績がないと、誘ってくれる番組もすぐに消えますが.........
卓球界で20年頑張ってきた荘智淵さんは、その波動の激しさが一番わかっている人だと思います。
実は荘智淵さんは2019年に「国家チームの席を若い選手に譲りたいですから、東京オリンピックを参加しません」って公表しましたが、結局参加しましたね。
理由はいろいろあると思いますが、日頃には全然卓球の事情がわかっていない私と知り合いは、その明らかにオリンピック限定の人気を利用して保護犬猫を助けたい記事を見てから.........
「まさか、荘智淵さんは保護犬猫をアピールするために、オリンピックを参加した?!」という冗談を言いました。
だから、
売名行為は、マーケティングにおいては、イベントの主催者またはその目的に一般の人々の注意を引くように設計された計画されたイベントのことを指す。
荘智淵さんは保護犬猫をアピールするために一般の人々の注意を引くようにオリンピックを参加しましたから、まるで売名行為?!という感じで、保護犬猫のために売名した台湾のオリンピック選手(゚Д゚;)になりました。(実際にそうじゃないことがわかっていますよ)
でも、もっとも使いたいのは「掛羊頭賣狗肉」です。
掛羊頭賣狗肉看板には羊の頭をかけて「羊肉を売っているよ」ってアピールしたのに、実際に売ったのは犬の肉です。
日本では「羊頭を懸けて狗肉を売る」と言いますね。
荘智淵さんは記事の最初や写真で「オリンピック」というキーワードで、オリンピックの情報を知りたい人を集まって、実際に教えてくれたのは「保護犬猫の情報」でした。
本当は「五輪をかけて狗肉を売る」を使いたかったです。
でも検索してみたら、日本ではあまり「羊頭を懸けて狗肉を売る」を使っていなさそうだし、下手な日本語で「犬肉を売る」という言葉を「保護犬を食材として売った」のような感じで表現したらやばいし、「五輪をかけて狗肉を売る」より安全で普及している「売名行為」を選びました。
では、
マイナス的な言葉を使わなければいいでしょう?
実はね。
人気やブームを利用してほかの目的を果たす他の言葉がわかりません。
実は「オリンピックの名を借りて、ほかの目的を果たすこと」について、台湾でも、「蹭」、「炒作」、「搭順風車」、「騙點閱率」などマイナス的な言葉ばかりですね。
荘智淵さんのやり方もそっくりですが、彼は自分の利益のためではなく、保護犬猫のためですから、応援したいです。
そして、私も最初「騙されたなぁ」ってぷっと笑ってしまったので、その若干ずるいやり方でいいことをする性質を強調したくなります。
でも、やっぱり「売名行為」の性質は遠すぎるかもしれませんから、もっともっと日本語&日本語のセンスを精進して頑張ります。
ちなみに、台湾ではマイナスな言葉でほこほこすることを言う時には、マイナスの言葉を「」で囲まれて、「この言葉を一般的な意味として使っていません」を表現しますが、日本はこのような使い方がありますか?
例えば、
荘智淵さんは五輪をかけて「狗肉を売る」?!「狗肉を売る」は冗談
日本水族館展「鮭魚握壽司」日本の水族館は「鮭寿司」を展示
本物の鮭寿司ではない
牠睡成豬「起床發現被放生」熟睡した犬が「目覚めたら捨てられたことを気づいた」
本当に捨てられたのではない。犬は起きたら、大好きなパパが出勤したこと(=家に捨てられた)を気づいて怒った記事です。
もちろん、下手をすると怒られる事例もあるあるですから、ご指摘ありがとうございます。
もっと意思が伝わる言葉がわからないので、まだ修正できませんが、おかげさまで、この記事で少し説明することが可能になりましたね。