明日はまた1週間くらい閉関するので、今日は書きたかった記事を一気に書こうと思いますね。
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「閉関」期間の一休み&台湾人にプライベートのことを聞かれたら?
そして、この記事は国際には有名ではない台湾チームの選手の一人を紹介したいです。
その方は、卓球選手の荘智淵さんです。
引用先:https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202107265007.aspx
荘智淵さんは今年40歳で、オリンピック選手の中には年齢が高めですね。
20年間にわたってオリンピックで受賞したことがありませんが、台湾ではとても有名です。
卓球のことをまったく知らない私でも、子どもの頃から荘智淵さんの名前を聞いたことがあります。
高雄出身の荘智淵さんは、2008年にローンで智淵乒乓運動館(卓球は「乒乓球」とも言います)を建てて、長年間、台湾の卓球選手を育ててきたそうです。
今年の台湾卓球選手の中には、1/3の人は智淵乒乓運動館出身ですから、台湾にとってとても偉い存在です。
でも、私は卓球のことがあまりわからないので、もちろん、気にしていませんでした。
荘智淵さんを紹介したい理由は、彼の「売名行為」です。
まずは、荘智淵さんのフェースブックの記事をご覧ください。
「荘智淵さんは初戦が終わっても自宅の高齢で持病をもっている保護犬を心配しています。どうぞ台湾の保護犬猫グループを応援してください。」(概ねに翻訳しただけ)
「みんな、ありがとうございます。一緒に保護犬猫を愛してくれてありがとうございます。」
「午前の試合が終わってからの帰り道の写真。みんなさんの応援、ありがとうございます。この子は里親募集中ですよ。」(概ねに翻訳しただけ)
気付きましたか?
この方の記事は、いつも、オリンピックから始まって、そして、詳しい情報がないまま、いきなり保護犬猫の話になります。
意図がわかりやすいですね。
「オリンピックというキーワードを利用して、里親募集中の保護犬猫をアピールしたい」ですよね。
これは、保護犬猫を広く世間に知らせるようにする売名行為の一種ですよね。
とてもとてもとても、かわいい売名行為。
そして、智淵乒乓運動館では今10匹くらいの保護犬を飼っているそうですよ。
ちなみに、
領養や認養=保護犬猫の里親になること
認養代替購買=犬猫を買わないで、保護犬猫の里親になりましょう
毛孩子=毛のある子供。今の台湾では「寵物(ペット)」より「毛孩子」で呼ぶ傾向があります。
実は、台湾人の翻訳者たちは、出版社に提出する翻訳者プロファイルの最後に「認養代替購買」という言葉を入れるブームがありますから、荘智淵さんの「売名行為」を見て、親近感がすごく湧きましたね。
荘智淵さん、一生応援します!