今夜はケツメイシの花鳥風月という歌を思い出しました。
この歌がリリースした2003年には、私は15歳でした。
お金を節約したかったので、五十音と簡単な言葉を独学してから日本語の塾に入るつもりで、日本語の歌は重要な勉強教材でした。
その時の私にとって、ケツメイシの花鳥風月は素敵な教材でした。
好きな歌があれば歌えるようになりたいので、私は
歌詞をノートに書きます
五十音表を調べながら、ローマ字で発音を書きだします
漢字の部分は辞書を調べて、五十音を書いてからまたローマ字で発音を表示
歌を聞きながら、漢字の発音を修正して、言葉のリズムを把握します
たとえば、「何もない頃に生まれ だからこそ意味がある」なら、
何(なに/なん)もない頃(ごろ/けい)に生(う)まれ だからこそ意味(いみ)がある
(na ni/na n) mo na i (go ro/kei) ni u ma re da ka ra ko so i mi ga a ru
修正
na ni mo na i go ro ni u ma re da ka ra ko so i mi ga a ru
リズムna~ni mo~ (na i) (go ro) ni (u ma re) (da~ka ra~) (ko so) (i mi) ga (a ru)
今はすぐに書けますが、五十音さえわからなかった時代には、リズムを把握するために、これだけの歌詞でも何十回聞き直さないとわかりませんでした。
そして、たくさんの歌の中に、もっとも聞きやすいのは、このケツメイシの花鳥風月。
ラップの部分も教えてくれているようにゆっくりではっきりと歌ってくれました。
歌詞も意味が深いですが、字面はシンプルなので、そのおかげでたくさんの言葉が覚えられました。
まだまだ人生について何もわからなかった思春期でしたが、歌詞の意味を調べながらなぜか神々しさを感じて、たまには泣きそうになります。
今も、コロナ禍で愛する家族の最期にそばにいてあげられない人の記事で、泣きそうになってこの歌を不意に思い出しました。
18年前の私は、ローマ字を読みながら必死に頑張らないと歌えなかった歌、
18年後の私は、聞きながら自然と歌い出せて、自然とその意味が感じられました。
自分の成長には嬉しいですが、
コロナ禍を思い出すとやっぱり寂しいです。