台湾の結婚に関する言葉&説明①指輪&習俗の続きですが、
今日は紹介したいのは台湾結婚式の中に嫌われている習俗です。
お母さんの時代でもいろいろな不平等がありますから、結婚式の古礼にはもちろん女性に嫌われている習俗を含んでいますね。
では、一体どんな習俗かなぁ?
台湾華語 |
発音 |
説明 |
拜別 |
バイ・ビェー |
新郎新婦は新婦の両親の前に床に膝をつけてさよならと伝えること |
擲扇 |
ズー・サン |
新婦は「迎娶」の車に乗ってから扇子を車外に捨てて自分の悪い癖を捨てることを象徴する |
潑水 |
ポー・スェー |
新婦が乗ってる車が動くと、新婦の両親はその後ろから車に向けて水をかけること |
踩瓦 |
ツァイ・ワー |
男の子=璋という玉器、女の子=瓦 新婦は新郎の家に入る前に瓦を踏んで破らせることで「男の子を産む」ことを象徴する |
過火 |
グォー・フォー |
踩瓦とペアで実施する 新婦は新郎の家に入る前に火鉢をまたがって穢れなどを祓うこと |
説明を見るだけで、嫌われる理由がわかりますよね?
私はそれが嫌いなので、いろいろ交渉して免じましたが、しっかり実施している人も多いですね。
幸いに、時代が変わっているうちに、祝福の意味を捉えて実施する家庭が多くなりましたから、不平等の雰囲気も大幅に減少しました。
今は「拜別」の意味を「ここまでのお世話、ありがとうございます♥」になって、「さよなら」は形だけで、来週はすでにこのリビングに座ってお母ちゃんの料理を食べてる女性は多いです。
でも、やっぱり「昔の自分とさよなら」という意味をもっているので、この儀式を見ている女性たちはみんな雰囲気に影響されて涙が溢れてしまいますね。
欧米の結婚式では、お父さんは娘の手を繋いて新郎の手に渡す儀式がありますよね?そういう雰囲気ですよ。
次は「擲扇」ですね。
その「扇子」=「昔の自分、自分の悪い癖、気が強すぎるところ」なので、「結婚してから自分のままでいられない」なんておかしいから、近年は悪趣味みたいに「扇子」じゃなくて、「扇風機」や「エアコン」を捨てる女性が多くなりました。
「ごめんね。性格がすごく悪いですから。」
もちろん、写真を撮るだけですから、本当に投げるわけありませんね。(たぶん)
そして、「潑水」ですが、普通は「嫁出去的女兒,潑出去的水(嫁に出た娘はかけた水のように戻れない)」という意味を捉えて、嫌われていますが、実は違うそうです。
祝福の言葉と合わせて、「お幸せに」という意味です。
確かに、昔では不幸だから実家に戻るイメージが強かったですから、「戻らないで」=「お幸せに」という意味を捉えてもおかしくありませんね。
最後は「踩瓦」と「過火」ですが.........
自分の子供ならどんな性別でも大事な我が子である現代では、「踩瓦」の意味は本当に嫌ですね。
「過火」だったら、まるで実家からきた自分が汚いような意味で、やっぱり不快です。
でも、その習俗の意味をしっかり気付いてる台湾人が少ないかもしれませんね。
男性側は「みんなそうするから、私たちもしよう」という感じで、女性側は「もう疲れたからどうでもいい」という感じで実施していますから、気にする人は少ないでしょう?
でも、やっぱり気をつけたいことはあります。
それは、火鉢をまたがる時には、ウェディングドレスが火に焼かれないように、すごく高く上げられます。
パンツもみられてしまうほど上げられる大惨劇もありますから、事前に夫、一緒に車を乗って男性の家へ行く兄弟姉妹に相談しておいたほうがいいです。
「パンツを守ってください。」って。
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