義姉を妖怪大姑と呼んだ(~ ̄³ ̄)~ではちょっと台湾の清明節を紹介しましたね。
清明節は先祖をお祭りするために、いろいろな供養品を準備しますが、その一つは「潤餅(ルン・ビン)」です。
潤餅というのは、薄くて白い皮でいろいろなおかずを巻く冷食ですが、冷蔵庫に二日間置いたので、今日は焼いて加熱しました。
潤餅の由来は
昔のある帝王がある忠臣を奨励しようとしましたが、その忠臣は奨励を断って山に身を隠しました。
帝王はその山を焼いたら、忠臣は逃げてくるだろうと思って放火しましたが、忠臣はそのまま焼死されたので、帝王は悲しすぎて毎年のその日に火を使うことを禁止しました。
だから、火を使う必要がない潤餅が誕生しました。
ちょうどその日は清明節と近いので、清明節に潤餅を食べる習俗になりました。
潤餅の具材は地方によって違いますが、南部はキャベツ、豆干(ドー・ガン、大豆製品)、中華麺があります。
中部に暮らしていたごろには潤餅を見るだけで食べたくなかったので、食べたことがありませんでしたが、結婚して義家族と一緒にいると、食事については昔のようにわがままにいられなくなったので、食べてみました。
結局、意外と美味しかったです。
昔の潤餅は火を使いませんでしたが、台南の潤餅は具材がすべて炒めたので、焼きそばのおにぎりのようです。
ちなみに、日本では春巻きと言えば、このタイプですよね?
私もそう思いましたが、でも南部では潤餅=春巻きですね。
日本でも普及している春巻きを、炸春捲(ザー・ツン・ジェン、揚げた春巻き)と呼んでいますね。