できるなら、核家族だけで暮らしたいですが、ご存知のように、台湾人と結婚したらそれを実現しにくいですね。
台湾人というのは、外でリサイクルゴミを置いた手押す車を押しているお婆ちゃんやお爺ちゃんの姿を見るだけで、自分の祖父母や両親を連想してすごく実家に戻りたくなる民族ですね。(実家に戻るとすぐに両親とケンカしますが)
うちの旦那も、そういうお婆ちゃんやお爺ちゃんの姿を見る度に、寂しい声で「楽に暮らす年なのに.........」って同情するタイプですね。
ちなみに、台湾では不動産を何軒持っているお金持ちだけど、リサイクルゴミを拾うことで暇つぶしをするお年寄りが少なくないので、特に同情しなくてもいいですよ。
とにかく、こういう台湾人と結婚したら、核家族暮らしとは無縁だと思います。
まだ結婚してない人なら、もうちょっと相手と一緒に実家に戻って自分のリミットを試したほうがいいと思いますが、結婚した人ならなるべくそこからサバイバル方法を探すしかありませんね。
私のアドバイスは、
義家族の中から仲間を探してみてください。
まず狙ってほしいのは、義姉妹です。
今40代以下の台湾人は、長い期間の交際交際期間に相手の家族と食事したりする恋愛パターンが多いので、特に相手の兄弟姉妹とは年齢が近いなら、義兄弟姉妹とは友達のような関係になった人も多いです。
知り合いの中にも、別れたのに相手の兄弟姉妹と連絡を続ける人がいますね。
もちろん、異性の義兄弟姉妹と仲良く過ぎるとあやしいですから、「避嫌(ビー・シェン、誤解を招かないようにすること)」のために普通は同性の付き合いですよ。
では、台湾人の義姉妹が仲間になるメリットは何でしょうか?
それは、はっきりと言えないことでも、そちらは代わりに言ってくれます。
台湾人の義姉妹=台湾人女性なので、気が強くてなんでもはっきりと言う人が多いですよね?それに、義父母の娘だから、もっともっとはっきりですよ。
「ただの義理関係」であれば、義父母とはちょっと衝突がある時には、義姉妹は「部外者が私の両親をいじめる」ということを意識して、敵になってしまいますね。
でも、「この男女不平等の世界で一緒に頑張っている女性同士」、「兄弟の嫁だけではなく、同時に私の友達」だと認められると、守ってくれます。
例えば、
義実家で食器を洗っていく時には、義姉妹は「へぇ~〇〇(自分の兄弟)もたまには頑張ってくださいよ!」「妻を可愛がらない男が嫌い」「女性をいじめるな!」など言ってくれますよ。
私の義家族はやさしいので、義姉妹も自然と仲間になってくれたじゃない?って考えてみましたが、半分半分だと思います。
台湾人女性は、男女不平等に敏感です。(だからネットでは嫌われている台湾女になりましたね)
私は嫌だけど兄弟の嫁なら平気というご都合主義者はもちろん多いです。
だから、「兄弟の嫁」のイメージを減って、「女性同士」のイメージを強くすると、ご都合主義者でも仲間になってくれる可能性が高いです。
では、「女性同士」のイメージを強くするにはどうしますか?
まずは、「義家族への不満」だけ避けて、普通に女友達のように喋るといいです。
メイク、恋愛、趣味、子供頃の思い出など。
言葉があまり通じなくても、最初は「言葉の勉強」のように、夫と義家族の会話の中から気になるキーワードを見つけて「這是什麼意思(ジェ・シー・シェ・モ・イー・ス、それはどういう意味?)」って聞いてもいいですよ。
そして、会う度に少し会話できると、たまには「来台湾会不会不習慣?(ライ・タイ・ワン・フェ・ブ・フェ・ブ・シー・グァン?台湾の暮らしに慣れないところがある?)」などを聞かれますね。
「不会(いいえ)」と返事したほうが楽ですが、将来のために、「台湾人のやり方を知りたい姿勢」で慣れないところをちょっと教えてあげたほうがいいと思います。
台湾人って、「慣れる」と返事されたら、「慣れる」と信じるタイプですよ。
「文句を言うではなくその文化を知りたい姿勢」で日常の会話で少しずつ教えてあげるしか、そちらが「外国人だからいろいろ手伝ってあげないと」って意識できませんね。
たまには、未婚義姉妹も結婚についての質問を聞きますね。
それは「プライベートのことを知りたい」ではなく、「結婚に不安や憧れをもっているので知りたい
」ですから、質問によって答えたりアドバイスしたりできると、女性同士である仲間になれます。
既婚義姉妹だったら、たまには「既婚者同士」として結婚話題をすると、仲間意識を強くすることができますね。
特に親友のような関係にならなくても、台湾人女性に「女性同士」だと意識させると、戦友になってくれる人が多いですから、試す価値はあると思います。
もちろん、友達関係になっても、やっぱり義姉妹なので、義家族についての話題を話す時には忖度が大事ですね。