TAIWAN BOOKS 台灣好書という小冊子①表紙について
TAIWAN BOOKS 台灣好書という小冊子②吳明益という著者
TAIWAN BOOKS 台灣好書は「妖怪台湾地図 何敬堯著」という本を紹介しましたが、私は持っているのは何敬堯さんのもうひとつの作品である「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」。
2021年に日本で出版する予定である「妖怪台湾地図」は、北部、中部、南部、東部、島で分類していますが、「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」は時代によって分類しています。
「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」の方が充実ですが、「妖怪台湾地図」の方が観光には便利です。
だから、日本側は「妖怪台湾地図」を選んだでしょう?
日本人の皆さんが台湾へ旅行に来る時には、気軽に妖怪の旅を作れますからね。
ちなみに、「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」と「妖怪臺灣:三百年山海述異記‧怪譚奇夢卷」はシリーズ作なので、台湾のすべての妖怪を知りたいなら、このシリーズ作をおすすめ。
でも、この妖怪台湾の三百年シリーズはいつか日本語バージョンが出版するかどうかわかりませんが.......
とにかく、「妖怪台湾地図」と「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」はかぶった内容がありますから、今日は「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」で紹介したいと思います。
日本で出版する「妖怪台湾地図(中国語バージョン。日本語バージョンは未定)」の表紙は、
イラストレーターは小G瑋さんです。
私は持っている「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」の表紙は、
イラストレーターは張季雅さんです。
張季雅さんの方が私の好みが合いますが、皆さんはどれが好きでしょうか?
「妖怪臺灣」を購入する前に、図鑑だと思って、コレクション気分でしたが、実は史料みたい書籍です。
中身はこんな感じ。
3枚の写真の中に2枚がきれいでやさしい女性ですが、実はぞっとするイラストもあります。そして、今も都市伝説のようになんか本当に現れそうな存在もありますから、臆病者である私は読みたくないし、もちろんイラストの写真も撮りたくないです。
紹介も、嫌です。
では、やさしくて現代の台湾人も馴染んでいる女神「胎神」さまで紹介しましょう。
この本で登場するのは、実は妖怪だけでなく、神様もいます。
だから、タイトルのそばには類別を表示します。
そして、最初の「介紹(紹介)」は著者が書いた簡単な説明です。
台湾では女性が妊娠したら、胎神さまが降臨して胎児を守ると信じていますから、妊娠期間には「家具を移動してはだめ」、「裁ち縫いしてはだめ」、「ハサミを使ってはだめ」などのタブーがあります。
昔の台湾ではそういう行動をすると、胎神さまは怒ったりして、胎児を傷つくと信じていましたが、今は妊娠しても家事や仕事をする女性がたくさんいますから、それを守る人がたぶん少ないと思います。
ちなみに、胎神さまの伝説については、実は昔の女権が低かったので、その伝説を作って妊婦を休ませたい説もありますね。
そして、次の灰色の「典文」は出典です。
その出典は昔の史料ですから、中国語学習者や読書の習慣を持っていない台湾人にとって、若干難しいかもしれません。
胎神さまのページではまだまだ現代文ですが、実は古文もたくさんあります。
例えば、
台湾人でも、後の説明を読まないと、わからないところがたくさんあります。
2021年に日本で出版する「妖怪台湾地図」は古文がこんなに多いじゃなさそうですから、訳する難易度から見ても、「妖怪台湾地図」から導入した方がいいでしょう?
ちなみに、今回紹介した「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」のレイアウトは台湾の中学校や高校の国文教科書と全く同じです。
正直、もし教科書は「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」の文章を使うと、勉強はもっと面白いと思います。
その時はこんな本がなかったのはとても残念だと思いましたが、もし、本当に「妖怪臺灣:三百年島嶼奇幻誌‧妖鬼神遊卷」の文章を使うと.......
入学試験のために徹夜する時には困りますね。
静かな夜中に一人で妖怪のストーリーを読むのは、
やっぱり無理です。