まだ日本へ行くことができませんが、幸いに、日本統治時代に建てたたくさんの文化財が保存されましたから、台湾にいても、すこし日本の雰囲気を楽しむことができます。
今日は寄ったのは、昭和10年に建てた和風官舎です。
政府の依頼によって「三一宅・芸空間」という名で民間業者が経営していて、普段は和風カフェですが、時にはギャラリー。
日本人にとって、田舎のお婆ちゃんの家のようですか?
うしろの附属屋は外便所です。
ポーチはメニューを置いていますから、値段を見て中に入るかどうか決めることができます。
日本はないそうですが、台湾は「最低消費(ズェ・ディ・シャオ・フェー)、略称は低消(ティ・シャオ)」というものがあります。
それは、席をとるための入場料みたいものです。
入場料を払って、メニューから等価の商品をもらいますが、入場料より高い商品を選んだら、料金追加が発生すると思えば理解しやすいと思いますね。
三一宅・芸空間のメニューの一番上には「毎人低消$120」が書いてあり、それは一人で120台湾ドル(およそ430円)以上の商品を注文する必要だという意味です。
珍しい和風カフェだし、歴史のある文化財だし、120台湾ドルは高くないと思いますから、あっさり入りました。
玄関に入ったら、女性店員はすぐに親切な笑顔で迎えに来ました。
畳席ですから、靴下が必要なルールがあります。
靴下を履いてないなら、ここで20台湾ドル(およそ70円)で黒い靴下を購入することができます。
土間で靴を脱いで上がると、店員さんはアルコールでお手を消毒してくれました。そして、そばの机に台南の観光商品が目に映りました。
一つで35台湾ドル(およそ125円)で、購入するなら、店員に注文すればいいです。
成功啤酒パッケージには鄭成功の図があるビール。
成功洋芋片パッケージには鄭成功の図があるポテトチップス
至聖点心麺パッケージには孔子の図があるクッキー。「麺」のような形ですが、麺ではありません。
天后豌豆酥パッケージには媽祖の図があるクッキー。ラセンの形で塩気がすごく強いです。
無調味、原味オリジナル
荔枝口味ライチの味
辣味辛い
芒果口味マンゴの味
鹽味塩の味
入ったら、憧れた和風のスペースが目に入りました。素敵!
値段が高そうな置物がたくさんあって、ギャラリーの雰囲気もしましたね。
今日頼んだ抹茶ラテ150台湾ドル(およそ540円)、陳年武夷岩茶180台湾ドル(およそ650円)、台湾糕35台湾ドル(およそ125円)×4つ。
全部で470台湾ドル(およそ1700円)でした。
その中に、陳年武夷岩茶は30年以上保存したお茶で、四番煎じまですることができます。
急須にはお茶の葉がありませんでしたから、二番煎じをする時には、急須をもって玄関のそばにいる店員に渡して、席に戻ってしばらく待つと、店員は二番煎じをしたお茶を送ってきます。
そして、台湾糕というのは、台菓子。
花生(ピーナッツ)、芝麻(ゴマ)、緑豆、桂花(モクセイ )の4種類あります。
花生糕、芝麻糕、緑豆糕は粉で作ったんですから、口に入ったら、すぐにバラバラして粉に戻って、とても乾いたお菓子です。
だから、一口のサイズですが、1/3から食べてくださいね。
じゃないと、むせますよ。
桂花糕なら、ジャムを挟みましたから、一口にしてもいいと思います。
一番好きなのは、口の中にほんわり香る桂花糕ですね。
【三一宅・芸空間】
台南市新営区大同路39号
営業時間:水~日、10時~18時(L.O. 17時)
最寄り駅:新営駅(駅から徒歩5分)