2004年、台中の耕読園支店の銃撃事件では、初めて耕読園というレストランがわかりましたから、ずっと「耕読園=やくざ」のイメージが残ってしまいました。
でも、大人になってからようやくわかりました。
実は、耕読園も被害者でしたよね。ごめんなさい。
台南の耕読園は賑やかなところにあって、コロナがなかった時期には、週に一回耕読園の前から通っていました。
素敵な建物ですが、実は、夫婦ともに全然気づきませんでした。
なんか、妖怪の漫画のようですね。
堂々と人間の世界にある妖怪の屋敷ですが、誰も気づくことができない感じです。
私はグーグルマップで何かいいレストランがないかなぁって探していた時に、「あれ?ここも耕読園がある?」って旦那に教えたら、台南人である彼は困惑の表情で「あったっけ?」って返事しました。
とにかく、行きました。
敷地に入ると、華やかではなく、普通の中国式住宅のような建物が目に映りました。
ドアが開くと、たくさんのお土産と受付。
検温、また消毒剤でお手を消毒してから、店員に従って、一番奥のエリアへ行きました。
うちはそのエリアの最初のお客ですから、存分に写真を撮りました。
多人数であれば、畳席に座れますから、今度は家族と一緒に来ることに決めました。
そして、席の隣はカーテンがありますから、カーテンを閉めると、どの席に座っても、個室雰囲気です。
店員はメニューとお茶を送ってきて、少し紹介してから、このエリアから離れました。
注文する方法はちょっと特別です。
まずは写真のあるメニューを見て、
文字だけのメニューに記号を付けます。
單點単品(ご飯などがない)
套餐セット(ご飯、おかず、スープ、飲み物もつける)
簡餐定食
(台湾での「簡餐」も定食のようにご飯などつけて、また、デザートなどとセットにするスタイルですから、ここのメニューはちょっとおかしいと思います)
小火鍋一人前の鍋
風味火鍋聞きませんでしたが、このメニューから見ると、一人前の高級鍋でしょう?
素食簡餐火鍋ビーガンの定食や鍋
生食單點鍋に入れるための生の具材
附餐飲品セットの飲み物
炸物類揚げ物
滷味類醤油などで煮た料理
煎盤類鉄板で焼いた料理
蒸籠類小籠包やシュウマイ
裏はまた飲み物、中式デザートなどありますが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
そして、メニューに記号を付けたら、エリアの電話で32番にかけて、自分のデスクの番号と「我要點餐(ウォ・ヤォ・デ・ツァ、注文します)」を教えると、店員はすぐにきます。
今日は紹興酔鶏腿定食のセット360台湾ドル(およそ1300円)+10%のサービス料
骨なしの鶏もも肉が柔らかくて、紹興酒の匂いがふんわりして、それに冷食ですから、日本人の口に合うと思います。
そして、糖酢里肌肉定食のセット360台湾ドル+10%サービス料。
ちょうどいい酸っぱさと甘さ、肉の柔らかさと野菜のシャキシャキで作ったハーモニーは見事でした。
でも、おかずもスープもまぁまぁですから、今度は単品とご飯でいいと思います。
食べ終わったら、ちょっと館内を回りました。
このエリアから出ると、各エリアは回廊で繋がって、小さな池を囲んでいる景色が見えました。
他のエリアを通して受付へ行きます。
テラス席は途中にあります。
そして、偽ペンギンを発見!可愛い~
値段はちょっと高かったですが、環境と内装が素敵で、食事も美味しかったですから、大満足でした。
今度は、午後に中式のアフタヌーンを食べたいですね。
【耕読園台南本店】
台南市安平区永華路2段23号