清明節(お盆)の自粛 | 台南在住日記とか

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 台湾の清明節(チン・ミン・ジェ)は日本のお盆のようにお墓参りをします。

 

 子供のごろにはお墓参りに行く度、山道に野草を刈りながら雑に並んでるお墓群の中に先祖の家を探さないと、とても大変でした。

 

 時代の流れに沿って、先祖の遺骨を霊塔に移してから、霊塔に行って拝拝(バイバイ、参拝することすれば済むことになりました。

 

 でも旦那の実家は違います。

 

 実家のいる村は氏族の祠堂と霊塔があるので、清明節になる度に何百人もいる氏族が台湾各地から帰省してきて、一緒に拝拝して、昼も盛大な辦桌(バン・ズォ;台湾式の宴会を開きます。

 

 地方の政治家も参加してみんなに挨拶します。

 

 地方の経済や観光を活性化できるイベントですが、今年はちょっと......ね。

 

 3月の初旬に主催者から辦桌を中止するってお知らせをもらいましたが、何百人が集まって拝拝するのにとても心配でした。

 

 行かないのは無理ですから、自己防衛力をUPするしかありません。だから、今朝は75%のアルコールをもって、「家族以外の人に近づかない!」「他の人と接触すればすぐにアルコールをスプレーする!」の自己ルールを作って緊張感をもって帰ると、義父母が「もう終わった」と伝えました。

 

 「新型コロナが拡大しないように、ばらばらに拝拝することになった。」

 「よかった!」

 「でもね、お父さんって、本当に気が短いね。」

 「どういうこと?」

 「普通はね、先祖に食べる時間を与える意味で、お線香が半分まで燃えのこったら、先祖を供養する料理やお菓子を回収するんだよ。」義母が笑いながらこう言った:「でもお父さんはね、お線香を立てたとたんに回収した!」

 「えぇぇぇ!?」

 「先祖はびっくりしたよねぇ!」

 「しないよ!」義父が真剣な表情で反論した:「冷蔵庫も使用人も用意してあげたから、料理を出した時にすぐに使用人に冷蔵庫に搬送させたから平気!」

 (台湾の風習で、法事の時に先祖が天国で使えるように、紙で作った冷蔵庫や使用人などを焼きました)

 

 なんか、真剣な顔して冗談みたいことを言う義父には、尊敬します!

 

 とにかく、我が家の今年の清明節が氏族の自粛で無事に済んでよかったです☆☆☆