私は出かけるのが面倒くさいと思うタイプですが、旦那は週末なら出かけたいタイプですから、折衷してのんびり過ごせるスポットを必死に探しています。
今回見つかったのが台南市の学甲区(シェー・ジャ・チュ)にある老塘湖芸術村(ラウ・タン・フ・イ・ス・ツン)です。
僻地にある老塘湖芸術村のまわりが広い魚の人工養殖場しかありませんから、カーナビがないと台湾人でも行きにくいと思いますね。
老塘湖芸術村は中国式の村ですが、本当に使ってた村ではありません。
芸術家の匡乙(クァン・イ)先生が長年をかけて古い建築の建材を集めて、中国の古い村をイメージしてデザインした村です。
100台湾ドル(およそ370円)の料金を払って入ると、ショップやカフェーのある広場が目に映ります。古典的なスポットでサックスの生演奏を聞こえるのがちょっと微妙だけと、慣れたら心地よいです。
写真の奥の部屋が仮装のショップです。清朝の貴族や使用人の衣装が備えて、100~300台湾ドル(およそ300~1000円)の料金を払えば体験できます。
料金が安いですから、衣装も安っぽいですが、遠くから見るとこういう景色になります。なんか、タイムスリップしたような感じですね。
老塘湖芸術村の真中に船と島があります。船は自分で縄を引いて運転できます。面白そうですが、人のいない写真さえ撮りにくいほどの人気でしたから、諦めました。
船を諦めたら、ちょっと遠回りをしてほかのルートで島へいきました。このルートの廃墟感が半端じゃないですよ。一部の壁や生活の跡のある設備しか残らない景色で、寂しくて静かな空気が漂っています。
橋を渡ってから島に到着します。
島の上には小さな月老廟があります。月老廟は月下老人を祭る寺院で、縁結びにご利益があるそうです。でも、パートナーがいる人が参拝すると縁切りになってしまうそうですから、さっさと離れました(笑)
結局、写真を撮り忘れてしまいました(-_-;)
最後は、広場の右手の客棧(ケ・ザン。昔々のホテル)です。スペースがとても小さくて、一人や二人しか収容できないと思いますね。
本物の客棧もこんなに小さいかなぁ?
老塘湖芸術村のコロミをググると、「汚い!整ってない!」という怒鳴りが出ますが、でも実際に見ると、それは単なる匡乙先生が伝えたい廃墟の要素で、広場のイスやショップなら全然汚くないです。
午後には、小さなカフェーでコーヒーを飲みながら、ここのストーリーを想像するのが楽しかったです。
100台湾ドル/一人の入場料が必要ですが、結構満足でした。でも、海外の観光客ならタクシーやレンタカーを利用しないと行くことが無理で、ちょっと残念です。
台南市学甲区美豊49-26号
店休日:なし
営業時間:8:00~18:00