私は人生で最も重要な選択をしてしまったことで、心身ともに休息を必要としていたらしく、それからまる1日寝込んだ。
起きたらお母様に、紅が来てくれて何もできずに帰って行ったと聞いて、すぐに会いに行きたくなった。
でも、できなかった・・・
もう夕方だったし、お母様が泣いていたから・・・
紅とずっと一緒にいられるということは、お父様やお母様、その他のすべての人たちと別れなければならないのだということに、遅ればせながら気がついた。
もともと、来月にはここを出る予定だったけれど・・・宮の天域に入ってしまうことは、他のどの場所にいることよりも遠い存在になるのだと、お母様の悲しい心から理解した。
知らせを聞いて茶々や友達も来たけど、お母様とお父様は、架月城に向かうその日まで、片時も私から離れなかった。