143 | ロマンティックエロティックグロリアス

姫神様の継承式は、俺たちのように大広間ではやらないんだそうだ。

それは、蓮湖で行われる。

――守護と永遠を誓う、あの結びの儀と同じように。


姉ちゃんによると、碧様はこんどの継承式と同じ日に結びの儀までするらしい。

しかも、相手は竟だって聞いて、のけぞるくらい驚いた。

そんなこと、ぜんぜん気づきもしなかったぜ!水くせえ奴!

まぁ、相手は俺なんか子どもだと思ってたんだろうけど・・・


俺が驚いてたら、姉ちゃんはため息をついた。


『驚くところは、ふつうはそこじゃないんだけれどね。まぁ、決まってしまったことだ。言っても仕方がないが・・・』

『どういうこと?』


姉ちゃんは言った。眉間に少ししわをよせて。


『姫神様の守護が「男」だということだよ』