大阪・関西万博へは神奈川から通っている。
早くて便利な東海道新幹線を利用すると往復でおよそ2万5,000円ほどかかるが、バスを利用すれば往復1万円少々で済む。
半年間で1~2度行くくらいなら新幹線でもよいが、半年間で10数回新幹線で通うとなると財政難に陥ってしまう。旅行での三大支出と言えば食費と宿泊費そして交通費だが、体力気力は十分あるので、支出全て抑えとにかく行く回数を増やすことを目指す。
まず食費は会場内で食べたいが3食すべてとなると支出が多くなるので、朝食は前日にスーパーマーケットでサンドイッチや弁当を調達し、昼食は万博会場内のコンビニや持ち込んだカップ麺、夕食は奮発して海外パビリオン等で食べることにしている。これまではセルビア館のミートパイ、サウジアラビア館のカボチャのデザート、マレーシア館のナシレマという唐揚げ弁当のようなものなど食べた。平均して1日の食費は1,000円~1,500円程。これはこれでまた記録に残したいと思う。
次に宿泊費、基本的にホテルは高いのでネットカフェ。特に快活クラブは株主で優待券を持っているので津守店や難波店を利用している。7~8時間利用して20%引きで約2,000円程。
最後に交通費。これまで4回大阪を往復したが利用した交通手段が夜行高速バス6回、JR在来線普通列車1回、JR夜行列車サンライズ号1回。
開幕初日の4月13日の夜は22時の閉場まで残ることと翌日が仕事だったので新幹線より安く始発より早く着くことのできる寝台特急サンライズ出雲号を大阪駅から熱海駅まで利用した。大阪駅から熱海駅までは約5時間。大阪駅の出発は0時33分なので、万博が閉場する22時から3時間半も時間を持て余してしまうのが苦痛だった。大阪駅を23時ごろに出発して小田原駅に6時ごろに到着するようなダイヤの夜行列車を運転してほしい。
夜行列車の話は置いておいて、本題の最も多く利用しているJRバスのEXPOエコドリーム号について記す。
まず↓が利用したもしくは購入済みの日付と区間料金の一覧
EXPOエコドリーム1号
バスタ新宿23時30分発→大阪・関西万博会場8時16分着
5月 9日(金)バスタ新宿→大阪・関西万博会場/7,590円/ネット割
6月13日(金)バスタ新宿→大阪・関西万博会場/6,430円/ネット割・得割・※
7月11日(金)バスタ新宿→大阪・関西万博会場/6,700円/ネット割・得割・※
※はお気に入り路線を登録してポイントを貯めると2~10%割引を利用したもの
EXPOエコドリーム1号は東京駅22時50分に発車しバスタ新宿駅で乗客を乗せた後、高速道路を走り途中2か所(東名高速の鮎沢PAと新名神高速道路土山SAが多い)と新城営業所で運転士交代等で停車しながら大阪駅・ユニバーサルスタジオジャパンで客を下ろし最終目的地の大阪・関西万博会場を目指す路線バス。
EXPOエコドリーム2号
大阪・関西万博会場20時55分発→バスタ新宿5時44分着
5月 6日(火)大阪・関西万博会場→バスタ新宿/6,570円/ネット割
5月11日(日)大阪・関西万博会場→バスタ新宿/5,180円/ネット割・得割・※
6月15日(日)大阪・関西万博会場→バスタ新宿/4,750円/ネット割・得割・※
7月13日(日)大阪・関西万博会場→バスタ新宿/4,750円/ネット割・得割・※
7月20日(月)大阪・関西万博会場→バスタ新宿/4,920円/ネット割・得割・※
EXPOエコドリーム2号は大阪・関西万博会場を20時55分に出発し1号と同様に休憩停車し用賀バス停、バスタ新宿、東京駅八重洲口を目指す路線バス。
以下乗車記
始発は東京駅だが家から近いバスタ新宿から乗車
2階建てのバスは車高が高いので迫力がある
普通運賃より1,300円ぐらい安いこともある得割運賃は1便に数席設定されているが、2階席しかないし高確率で隣に人が座ることになる。
1階席は10席、得割で取れなかったときに2回利用したが2回より圧迫感は少なくトイレも近い。ゴールデンウィーク後の土曜日は10席に対して3人しかいなかったので4列シートでも快適に過ごすことができた。
途中の降車バス停は大阪駅と本来の終点ユニバーサルスタジオジャパンの2つ。
大阪・関西万博会場西ゲートは定刻だと8時16分だが、利用した2回とも早着しており8時前に着くこともあった。よっぽど渋滞に巻き込まれない限り桜島駅からのシャトルバスの始発よりも早く到着するのでおススメ。
バスは西ゲートに到着するので、万博の入場券は西ゲート9時入場を予約することを強く勧める。西ゲートからは大人気のイタリア館が近い。このバスを利用して9時に入場したら20分程度の待ち時間でイタリア館に入れた。ダヴィンチの直筆デッサン目に焼き付けてきた。今度行くときはくら寿司に並ぼうと思う。
EXPOエコドリーム2号(上り)
日曜日の夜まで万博会場に滞在した後、神奈川まで帰るのにもEXPOエコドリーム号を利用することで費用を抑えつつ滞在時間も増やすことができる。ただ、万博はとても広くレイガーデンあたりからだと西ゲート外のバス乗り場までは20分ほどかかりそうなので、余裕を持った移動開始、パビリオン予約観覧をしないと乗り遅れにつながるので注意をしなければならない。
東京行きは20時55分に大阪・関西万博会場を出発するので20時57分から開催されている「One World, One Planet.」いわゆるドローンショーを見ることはできない(6月17日以降は当分の間19時57分開始なのでドローンショーを見てから乗車できる)。月曜日は国民の三大義務を果たさなければならないので毎回断腸の思いでバスに乗車することになる。5月に乗車したときは万博会場から乗車するのは2~3人、ある時は私一人と利用者は少なめ。料金も安いし空席も多いので快適。サンライズ号だと5時間ほどしか取れない睡眠も椅子席ではあるが8時間確保できるのがよいところ。
日曜日の夜はスカスカ
ユニバーサルスタジオジャパンと大阪駅で乗客を乗せたら消灯。行きと同じ2回の休憩と運転し交代を挟んでバスタ新宿と東京駅に向かう。
だいたい朝4時ごろの東名高速道路鮎沢PA
ここからバスタ新宿まで約1時間20分ほどなので、到着時間が推測できる。
バスタ新宿
道路が空いているときはバスタ新宿を定刻の5時44分より早く着くことがあり、一番早い時は37分早い5時7分に到着した。始業時間が8時なので6時以降に到着すると家に帰ってシャワーを浴びたり朝食を食べたりする時間が無くなるので困ってしまうが、3回とも定刻かそれより早く着いている。5月11日夜出発の便を利用したときは伊勢湾岸自動車道で集中工事が行われていて、名神高速道路に迂回した影響で20分遅れそうになったことがあった。なんだかんだ回復して定刻とほぼ変わらない時間に到着したので仕事に影響はなかったが、焦った。別に仕事だって30分1時間遅刻したところで給料が減るだけなのだが。
8時間睡眠がとれるとは言っても大抵は2日間朝から晩まで万博会場を歩き回り、硬い椅子に座り続けるので当然疲労は残る。万博から帰ってきた日の仕事中はすごく眠たく居眠りしそうになるし体も痛いが、それでもたくさん行きたいので我慢できる。まだ4か月弱会期は残っているが、何回行っても将来もっとたくさん行っておけば良かったと後悔することは目に見えている。なので、後悔をするにしても小さく抑えるために、これからも閉幕まで通い続ける。