令和4年10月12日よりそれまで各都道府県、ブロックごとに行われていた旅行支援策が全国に展開された。
GoToトラベルとは異なり各都道府県に実施団体がいる。
太平洋フェリーを含めフェリー各社は就航地ごとに割引対応が異なりややこしい。
今回は、こよなく愛する太平洋フェリーが名古屋着便に限って旅行支援が行われるようになったので、早速乗船し記事にする。
ちなみに、このブログの前半部分は船内で書いている。
令和4年11月4日いい推しの日の夜、小田急線で新宿へ。
バスタ新宿発の仙台行きさくら高速バスST18便を利用。
金曜の夜であるのでバスタ新宿の待合室は大きなカバンを抱えた人でごった返していた。
片道4000円の調べた中で最安値だった便なので当然4列シートコンセントWi-Fiなし。
願い事はただ一つ、隣に人が来ないでくれ。
4列シートで隣に人がいるかいないかで約5時間半がぐっすり眠れるかそれとも隣を気にし足も延ばせず罰ゲームのような時間になるかが決まる。
運転士に名前を告げ座席を教えてもらう。持っていたタブレットを見ると隣は空白。
よかった。これで窓側に座り体を斜めにして足を通路側にすることで熟睡できる。
途中の休憩は佐野サービスエリアと安達太良サービスエリアの2か所。
バスタ新宿を出発して1時間10分後、夜1時前に佐野サービスエリアに到着。
給茶機でコップ二杯分の冷水を補給しバスを撮影して寝る。
定刻より10分ほど早く仙台駅東口のさくら高速バス用の乗降場に到着。
仙台はさほど寒くないがじっとしているのは厳しいくらい。
仙台港フェリーターミナルまで仙台駅から12キロ。歩いていけなくはないが疲れちゃう。
寒いしやることもないので、仙台近郊区間で大回りをする。
仙台駅からだと普段は中野栄駅から歩いて向かうが、今回は寄り道したいところがあるので陸前高砂駅まで大回りしていく。
東北本線仙台の下り始発列車は6時ちょうどの一ノ関行
4両編成で空いている。
うとうとしながら小牛田駅
次に石巻線の女川行きに乗り換え。
途中駅から高校生が多数乗り込みほとんどが石巻駅で下車。
少し時間が空いて仙石線のあおば通行に乗車。
相模線からは引退してしまった205系のマンガッタンライナー塗装で陸前高砂へ。
発車を待っている間、貨物列車が機回しをしていたので撮影。
詳しく知らなかったのだが、石巻線にはDE10牽引の貨物列車が4往復走っていて、その中でも国鉄色が人気とのことだった。
しかも小牛田保線技術センター100周年のヘッドマークまで装着している。
運がいいな。
その後、列車は発車しあおば通方面へ。
途中松島海岸駅。多賀城までは一駅に数人程度の乗降だったがそれ以降は増えて仙台圏の様相を呈す。
10時前、陸前高砂駅に到着。ここから歩いてある場所を目指す。
街路樹が色づく。
20分弱歩いてたどり着いたのが、牛タン弁当でおなじみ陣中の工場と直売所。
仙台港フェリーターミナルで面白いものはないかとグーグルマップを見ていたら偶然見つけた。
牛タン弁当の他に冷凍の牛タンや牛タンラー油も販売している。詳しく調べるとグーグルマップの口コミにどうやら牛タンラー油の大きいやつが販売されているとの写真を掲載している人がいた。
牛タンラー油といえば牛タンが9割を占めるラー油で以前食べたことがあり美味しかったのを覚えていた。
通常1瓶100g入りで900円。仙台駅に来るたびに見かけていたが、前より高くなっていて、あまり買わなくなっていたが大きいサイズで割安ならぜひとも買いたいと思った。
しかし、数か月前に販売していたというのは写真で確認できたが、陣中のホームページやツイッター個人ブログなど調べてもこのことに言及している人を見つけられず半信半疑だった。
店は11時開店。45分前に到着した。
開店20分ほど前に二人目、開店前には6~7人が列をなしていた。
お目当ての牛タンラー油はあった。
500g入り徳用パック2250円を2パック購入。自分用と自分用にだ。
瓶詰のものと比べると50%安いことになる。家庭用として料理にたっぷり使うのにはもってこいだ。
現品限りという文言がここにある限りでもう販売されないのか、単に在庫がないので補充まで時間がかかることを意味しているのかのどちらかは不明だが、購入できてよかった。
家に帰ってご飯にかけて食べるのが楽しみだ。ちなみに支払いにはauペイとペイペイが使えた。
今回は太平洋フェリーで昼食を食べるので弁当は購入しなかったが、次回来るときは弁当も食べたいと思った。
11時5分ころ仙台港フェリーターミナルに向けて歩き出す。
仙台うみの杜水族館やアウトレットを通り過ぎ何とか50分弱、徒歩客の乗船開始12時よりも前に到着。
乗船手続きの開始。
消毒と検温を済ませると係員から全国旅行支援「いいじゃんあいち旅」を利用するか問われる。
インターネット予約だけして特になにも言っていなかったが、すでに必要書類は印刷され名前と住所を記入するだけで済んだ。
その後は通常の乗船手続きと同じように並ぶ。
普段よりも旅行支援の手続きがある分、乗船手続きに時間を要しているのか12時前に到着し窓口まで順番が回ってくるまで20分ほどかかった。
ワクチン3回目接種証明とマイナンバーカードを提示して割引を適用してもらう。
今回利用したプランは、S寝台の片道フルパック。
11,700円(通常価格)
4,680円(割引額)
7,020円(支払額)
昼食、夕食、朝食の3食付いて7020円。
これに愛知県内で使用できるクーポン3000円(日曜日名古屋着の場合)がついてくるので
実質4020円だ。
食事は3食で4300円。S寝台は早割を適用しても5300円。
旅行支援のおかげで3食付けても早割以下の金額で乗船できる。
乗船手続きを終えるとすでに乗船開始時間を過ぎていたので「きそ」に直行。
ボーディングブリッジを渡り船内へ。
乗船口と同じ5デッキ船首よりのS寝台531号室1番へ。
太平洋フェリーはこれまで5回は乗船しているがすべて2等和室でS寝台は初めて。
カプセルホテルと同じようだが、ベッドに立っても天井に頭がつくくらいで高さがあり窮屈さはそれほどない。
壁にはテレビが設置され地上波BS放送の他に船内放送の映画や航路図も見られる。
コンセントは電灯の下に一つだけ。
持参したスマートフォン用の充電器は挿せたが、少々大きいパソコン用の電源ケーブルは下のテレビ用スピーカーが邪魔で挿せなかった。電源タップと長めのUSB充電ケーブルを持ってくればよかった。
荷物を上の棚にしまい昼食会場のレストランタヒチへ。
昼食営業は12時から13時30分まで行ったときは12時30分くらいだったが、ちょうど12時ピッタリに食べ始めた人が帰っていくところで窓側の席を確保できた。
メニューはこちら。
つまみ揚げと塩ラーメンが美味しかった。チキンライスの上にスクランブルエッグをかけてオムライス風に。
おかわりの時はツナのクリームパスタ用のソースをかけて味変。
やはり海を眺めながら食べる美味しさが増す。
満腹になったところでゲームコーナーを視察。
寝台に戻って船内放送の映画を観る。
映画を観るには画面が小さい。話も最初からではなかったのでよくわからず寝てしまう。
寝ているときに船内放送が掛かり、10分後に姉妹船の「いしかり」とすれ違うとのこと。
早速起き上がり7デッキへ。
いままで乗った時よりもデッキに上がる人が多い気がする。全国旅行支援の影響か。
先に「いしかり」が汽笛を鳴らす。つまりこちらの船長のほうが先輩という訳だ。
次に「きそ」が汽笛を返す。
やはり土曜着で名古屋発仙台行きで全国旅行支援の対象外だからか「いしかり」のほうが乗船客が少ない。手を振ってあっという間に彼方へ。
その後は寝台に戻ってもうひと眠りした後17時頃に入浴。
からの夕食
正直、昼に食べすぎた。そんなにお腹は減ってない。
だが、いざ料理を目の前にすると食べたくなる。
よかった
ディナーバイキングはステーキをメインに好物のカツオのたたきがよかった。
お代わりもした。小さいアメリカンドッグのようなチーズドッグも美味しい。
デザートも食べて満腹。
食後は再びデッキに出て夜のファンネルなどを撮影。
たっぷり昼寝をしたおかげで現在深夜1時にパブリックスペースで1日目ブログを書いている。
夜になって人気が無くなった船内の雰囲気が好きだ。
数人の乗客と巡回する警備員だけしかいない静かな環境も船旅の良いところの一つだと思う。
さあ、これから風呂に入って朝食前に起きようと思う。
1日目はここまで。