ピートと秘密の友達(2016) | 我が愛しのカルト映画

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カルト映画に限らず、主に旧作を中心に【ネタバレ】全開で映画の感想を書いています。
細かい考察はできませんのであしからず。

ピートと秘密の友達

Pete's Dragon

★★★(60点)

 

 ディズニーがかつて製作した映画を最新技術でリメイクするという企画は今に始まったことじゃないが、アニメと実写を合成させた『ピートとドラゴン』が、またこうして映画化された。ピートの境遇がこの夏に公開された『ジャングル・ブック』となんとなく似た設定だが、この手の映画のストーリー展開はありきたりになりがちだから、いささか退屈を催すのは否めない。伝説とされていたドラゴンのエリオットが、大人たちの勝手な思惑で囚われの危機にあり、それを逃がそうという展開は『E.T.』を思わせるようなところもあり、出尽された感がある。ただし、追いつめられたエリオットが飛翔し、口から炎を吐き自分を追いかける大人たちを阻むシーンのカタルシスはこの退屈な展開の中にあって最大の見せ場だ。見たいのはドラゴンの大暴れだから。

 

【2016年12月23日(金)鑑賞】吹替版